「佐藤二朗さん怪演。でも主演ではない?」爆弾 たずーさんの映画レビュー(感想・評価)
佐藤二朗さん怪演。でも主演ではない?
佐藤タゴサク二朗さんがいつ福田雄一作品における佐藤二朗さんの顔を見せるんだろうとどこかでずっと警戒しながら観ていましたが、最後までしっかりとスズキタゴサクを演じきっていましたね(そりゃそうだ)。すごかったです。
山田裕貴くんも警察にいながらただの正義漢ではない一癖あるキレ者という魅力的な役を演じきっていました。ただ、この映画の主役はタゴサクさんなのではと思ってしまいました。エンドロールのキャストの最初を見逃したかと思ったくらいで、最後に出てきてあれっ?て。
登場人物として好きだったのは、染谷将太くんのトドロキ。理詰めの類家より人間味を感じて、それが刑事としていいのかどうかはともかく、救いのようなものを感じました。
役者陣の演技は皆さん良かったと思いますが、ミステリーという意味で、あの真相には納得がいかず、あんなに賢いタゴサクがなぜホームレスなのかとか、母が息子を? そこまで? そんな簡単? など、ちょっと理解が追いつかないことがいくつかありました。小説では飲み込めて納得できたとしても(いつものことですが原作未読)映像つきの謎解きでは、無理やご都合を感じてしまって冷めてしまいました。評価を高くできなかったのはそのあたりです。⭐︎4寄りの3.5
たずーさま
共感ありがとうございます🙂
『爆弾』のレビューは95%の人が佐藤二朗さんの話だろうと思って、ちょっとヘソ曲がって、山田裕貴応援スピンオフレビューを書いてしまいました。
タゴサクの人物造形×演者が佐藤二朗さんだと、もう“主演”を喰ってしまうモンスター級の“主役”ですよね。
西田敏行さんや役所広司さんが、映画賞の授賞式で話していたことを思い出しました。
「役者は助演が一番難しいんだよ」🫡
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