「阿佐ヶ谷駅が荻窪駅に見える」爆弾 minavoさんの映画レビュー(感想・評価)
阿佐ヶ谷駅が荻窪駅に見える
無差別爆弾テロの容疑者を尋問する話。容疑者は、霊感だとか謎解きみたいなことで次に起こる事件を予告して、警察を翻弄する。
容疑者の名前、タゴサク。阿佐ヶ谷駅がよく映る。阿佐ヶ谷にある居酒屋の常連だったとき、道場帰りのリュック姿のボクのあだ名がタゴサク、タゴちゃんだった。だからちょっと親近感があった。ついでに言うと阿佐ヶ谷駅が阿佐ヶ谷駅に見えない。むしろ荻窪駅のようだった。
特に後半、「セブン」の影響があった。だから、タゴサクには○○○欲しかったし、彼もそれを望んでいたんじゃないかと思った。日本の映画だからラストもしっかり目に説明しなくちゃいけないのはわかるけど、タゴサクの結末にはもうワンカット足りない気がした。
誰が救われたのか、救われなかったか明確にしない。ゴシップを流したマスコミと、ゴシップに乗って家族を破壊した大衆。やるせなさだけが後に残る。
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