「阿佐ヶ谷駅が荻窪駅に見える」爆弾 minavoさんの映画レビュー(感想・評価)
阿佐ヶ谷駅が荻窪駅に見える
無差別爆弾テロの容疑者を尋問する話。容疑者は、霊感だとか謎解きみたいなことで次に起こる事件を予告して、警察を翻弄する。
容疑者の名前、タゴサク。阿佐ヶ谷駅がよく映る。阿佐ヶ谷にある居酒屋の常連だったとき、道場帰りのリュック姿のボクのあだ名がタゴサク、タゴちゃんだった。だからちょっと親近感があった。ついでに言うと阿佐ヶ谷駅が阿佐ヶ谷駅に見えない。むしろ荻窪駅のようだった。
荻窪駅といえばー、映画観た翌日の本日ただいま人身事故発生中だそうですねー。中央線民はみなさん、ご存知かとは思いますがー、中央線の人身事故は地震より多いですよねー。実際、ワタシも100m先で妊婦さんが電車と接触して亡くなった事故(後でニュースで死亡を知った)をみたこともありますしー、吉祥寺駅で後片付けを見たことも、あるんです。ワタシもホームから落ちて人身事故になりかけたこともあります。中央線の人身事故発生件数は、世界でもトップレベルじゃないのか、そんな風に思います。誇れませんけど。ドヒャヒャヒャ。刑事さーん。早くホームドアを設置しないと今日もヒトが死にますけど、どう思いますかー?
映画の話に戻ります。
特に後半、「セブン」の影響があった。だから、タゴサクには○○○欲しかったし、彼もそれを望んでいたんじゃないかと思った。日本の映画だからラストもしっかり目に説明しなくちゃいけないのはわかるけど、タゴサクの結末にはもうワンカット足りない気がした。
誰が救われたのか、救われなかったのか明確にしない。ゴシップを流したマスコミと、ゴシップに乗って家族を破壊した大衆。やるせなさだけが後に残る。
起点になった刑事のゴシップ。なぜ彼はあの悦楽から逃れられなくなったのだろう。ボクもヒトの家に遊びにいって、トイレでウ○コをするとなぜか気持ちが落ち着く。同じ気持ちなのだろうか。違うか。
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