「映像がシャープでクオリティが高い。佐藤二朗の独壇場のような映画。かなり見応えはある。」爆弾 mac-inさんの映画レビュー(感想・評価)
映像がシャープでクオリティが高い。佐藤二朗の独壇場のような映画。かなり見応えはある。
ほどほどに面白かった。
だが、脚色が良くないのか、ちょっと理解できないところがところどころあり、没入感がなく終わってしまった。
監督が「ジャッジ!」(2014)の永井聡で、これがシャープで結構上手い監督だと思った。CM業界でクオリティの高い映像作りをしてきた力だと思う。
映像イメージは「セブン」と「羊たちの沈黙」から影響を受けているのがわかる。冒頭の方の警察署内部の移動撮影が、ステディカムで撮ったようで、まるでアメリカ映画のような雰囲気がある。
そのほかでも、爆破シーンも日本映画らしからぬ迫力だった。
映画自体(演出や映像)は、とてもよくできていて、序盤は引き込まれる。
役者では、佐藤二朗の独壇場のような映画でそれなりに見応えはある。相手役の山田裕貴も良かった。それに染谷翔太や伊藤沙莉も良かったし、名脇役の正名僕蔵も良かった。寛一郎がいつもと雰囲気がちがってギラギラ感があり、かなりいい。
ただ、映像と役者の演出は上手いけど、ストーリーテリングが良くない。ところどころ腑に落ちないまま、なんとなく流れてしまう。それで本来なら「不気味さ」と、もしかすると「深い感動」で終わるであろうラストが、モヤモヤしたままで終わってしまった。
もう少しで傑作になったのに、取り逃してしまった!
mac-inさま
『爆弾』『愚か者の身分』に共感、コメントありがとうございます🙂
『爆弾』のレビューは95%の人が佐藤二朗さんの話だろうと思って、ちょっとヘソ曲がって、山田裕貴応援スピンオフレビューを書いてしまいました。
タゴサクの人物造形×佐藤二朗さんの通常運転で、“主演”を喰ってしまうモンスター級“主役”ですよね。
良くも悪くも「フジテレビの映画」という感じでしたが、岡田Pが公開初日に続編制作を決定する、と話していたことを思い出しました🫡
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