「自分には合わなかった。」爆弾 luna33さんの映画レビュー（感想・評価）
自分には合わなかった。
決してつまらないわけじゃなく確かに面白かったんだよね。でも何だか肌に合わないのだ。
では何がいけないのか、正直なところ自分でもよく分からない。実を言うと以前から予告編を観るだけで嫌な予感がしていた。だから本当は観ないつもりだったのだが、それなりに評価も高いし一応は観てみるか、と。でもやっぱり予感が当たっていた。こういう時の「勘」って不思議なくらい当たるんだよね。
佐藤二朗が想定通りの「佐藤二朗」だった事も僕にとってはかなりのマイナス要因だったかも知れない。恐らく最もサイコパスが似合うであろう役者がまんま当て書きのサイコパスを演じる事に何の新鮮みも感じられないのだ。フリオチになってないというかベタすぎるというか、要するにまんまじゃねえか、と。彼を上回る凄まじいサイコパスが登場したらめっちゃ面白かったかもだけど。佐藤二朗は「さがす」とか「あんのこと」とか、少し抑えた演技の方が僕は好きなんだよね。
あと社会を揺るがすようなテロ事件なはずなのにまるで友達とお気軽なリアル脱出ゲームに参加して謎解きを楽しんでるかのような感覚で、まるで緊張感が(僕には)伝わらず最後まで気持ちが乗り切れなかった。物語がずっとゲーム的に展開していくのもあまり好感を持てなかった。今回改めて思ったのだが、もしかしたら僕は「謎解きもの」とかがあまり好きではないのかも知れない。
また他の役者さんも今回ばかりは誰にも魅力を感じられなかった。でもおそらく誰が悪いとかではないと思う。本当に僕に合わなかったとしか言いようがないのだ。おまけにエンディングでの宮本浩次君の曲さえも特に刺さらず、映画と言うよりTVっぽいなあと思ってしまった。まあ全てが予想通りだったでもあったのでそんなにガッカリしてるわけでもないが、それにしても少しは良いことも書きたかった。
luna33さま
コメントありがとうございます😙
ドS編集者が売れない作家に新作を書かせようとする、ドラマやコミックみたいな関係が不思議で仕方ないです(笑)
他の方もコメントされていますが、luna33さんのレビューは、評価に関わらず映画への愛情を感じます。
レッドフォード追悼の『明日に向かって撃て』のレビューも、読みたいです。
『ブルーボーイ事件』は気になっています。「喰らった」という感じの作品なのかな…
事実に基づいた邦画のレビューは苦手なんです。レビュー書けなかったら、見なかった振りしてください🤭
luna33さま
★評価が違っても、またluna33さんのレビューが読めてうれしいです🙂
『爆弾』は、良くも悪くも「フジテレビが作った映画」だと思います。
もうすぐ『国宝』が記録を更新しそうですが、『踊る大捜査線』は22年間も日本映画のNo.1でした。
佐藤二朗さんの出演作は、私も『さがす』と『あんのこと』が好きです。
佐藤二朗さんのタゴサク絶賛レビューが多い中で躊躇っていましたが、「タゴサク＝ゴジラ」をレビューに追記しました。
岡田翔太Pのインタビュー「タゴサクは5人候補がいて、最終的に佐藤二朗さんに決まった」
佐藤二朗さん以外に誰のタゴサクを見てみたいか、レビューやコメントで触れている方を探しましたが、私以外に2人だけでした。
※多分憶えてないと思いますが…luna33さんにレビューを書くことをススメられて1年、未だに慣れないけれど頑張って今作で24本です🫡
百太郎さん
こちらこそありがとうございます。
自分と同じ感想はとても共感しますし、違う感想はとても勉強になります。百太郎さんのレビューを僕も楽しみにしていますね！
luna33さん、ご返信ありがとうございます！
私も長く映画を観てきました。
最近、昔からの映画鑑賞記録も兼ねてこちらに投稿していこうかと思います。luna33さんの分も拝見させていただきますね。
百太郎さん
コメントありがとうございます。
百太郎さんはレビューを書かれていないようなので、こちらにて返信させて頂きます。
「表情芸が長い時間観れない」という表現は絶妙にしっくり来ますね。まさに僕もそれ！という感じです。
ちなみに某歌舞伎モノは最初から観ると決めていたので迷いはありませんでしたが、確かに予告編はかなりイマイチでしたね(笑)
「ワンバトルアフター・アナザー」も予告を観て行くと決め、実際には予想を大きく飛び超えていきました。あっぱれです。
予告、面白くなさそうでした。佐藤二朗さんの顔芸というか表情芸は、長い時間観れないかな。
観に行くか行かないかを予告、口コミで決めるのはごく普通かと思いますが、某歌舞伎モノは口コミはものすごくいいものばかりでしたが、予告がそれこそテレビ的でまったく行く気になれず。
「ワンバトル・アフター・アナザー」は予告で行くことに決定。行ったら予告で期待した良さをはるかに超えるすばらしい作品でした。
作品に対する批判的な目でなく愛をもった接し方に共感します。
愛があるから手厳しい意見も出るのだと思います。
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