「 最初から最後まで楽しめる」爆弾 イオナさんの映画レビュー(感想・評価)
最初から最後まで楽しめる
原作は未読です。
ほぼ前置きなくて、最初から最後までスリリングで、展開も早く、テンポも良くてとっても面白かったです。
スズキ役の佐藤二朗は、見た目、喋り方、怪し過ぎてこの役にぴったりでした。
けれど見た目や、無邪気な喋り方とは違い、頭は良くて、相手の心を見抜き、自分の話術に引き込んで、マインドコントロールのごとく、入り込んで壊していきます。
心理学でも学んでいたのでしょうか。
それが私はとても面白かったです。
爆弾を仕掛けた場所をクイズ形式で出していきます。
刑事・類家役の山田裕貴は、そのクイズの謎解きが早いんです。頭の回転がスズキ以上に速くて、凄すぎます。
謎解きも大好きなので、嬉しいのですが、欲を言えばもう少し観てる側にも、考えさせて欲しかったです。
まぁそうすると上映時間がもっと長くなってしまいますが(笑)
刑事・等々力役の染谷将太は、相変わらず存在感ありますよね。一癖ある人物を演じたらピカイチです。
類家役を演じても、また違った感じになって、良かったかもしれないですね。
警察官の倖田と矢吹のコンビのやり取りは、コミカルな部分もあり、緊張感のある展開の中で、ちょっとホッとした気持ちにさせてもらいました。
展開の鍵になる2人でもあったので、そこはハラハラしましたけどね。
元刑事の長谷部やその家族が、スズキや爆弾と関係ないように見えて、絡み合い、繋がっていく過程が楽しめました。
スズキと長谷部の妻・石川明日香と息子の辰馬。
3人の関係性がそれぞれの点が線になる時、最高でした。
最後の爆弾はまだ残ってます。
いつ爆発するんだろうね。それは今日かも、それとも一生爆発しないかもしれないです。
爆弾に火をつけるのは自分自身なのかも?ですね
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