「最高品質のタイマン頭脳戦」爆弾 Alejandro Gillickさんの映画レビュー(感想・評価)
最高品質のタイマン頭脳戦
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今作の見所は何と言っても山田裕貴演じる類家と佐藤二郎演じるスズキタゴサクの超高密度な会話劇だろう。
互いの並外れた知性をぶつけ合う駆け引き満載の舌戦に観客はどう足掻いても惹きつけられる。
佐藤二郎演じるスズキタゴサクはキャラクターとして魅力しかない。住所や出自は一切不明で、突出した知性を持ち、東京が破壊される様を無邪気に楽しむ狂気を帯びた表情がたまらなく不気味。
しかしながら、主犯格がタゴサクではなかったという事実が判明した場面では、(ミッション・インポッシブルⅢでP・S・ホフマンの裏にマスグレイブがいた時のような)少なくない落胆を覚えた。
ああいう魅力的なキャラクターは脚色者ではなく原作者であってほしいと常々思う。
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