「スズキタゴサク、ヤバい。」爆弾 Bang!さんの映画レビュー(感想・評価)
スズキタゴサク、ヤバい。
最初から空気がざらついてる。
警察署に連れてこられた酔っ払い――スズキタゴサク。
「都内に爆弾が仕掛けられてる」なんて、冗談みたいに言い出す。
でもその“軽さ”が、じわじわと怖くなってくる。💣
彼のしゃべり方がもう異常。
狂気と余裕が同居してて、
取調べしてる刑事たちより、
こっちのほうが手に汗握る。🎭
まるで台本でもあるかのように、
スズキタゴサクは刑事たちをじっちゅうにハメていく。
一言一言が計算されていて、
笑ってる顔さえ恐ろしい。😨
物語は二つの時間軸で進む。
取調室での心理戦と、街で進む爆弾捜索。
この切り替えがうまくて、
息が詰まるほどの密室劇と、
焦燥に満ちた外の世界――その対比が鮮烈。🚨
そして終盤。
真相が少しずつ見えてくるけど、
最後の「爆弾の行方」だけは霧の中に残る。
スッキリしない。でも、それが現実っぽくて妙に刺さる。
“真実”なんて、結局誰にも掴めない。
モヤモヤもざらつきも、全部まとめて後を引く映画。
静かな爆音が、まだ耳の奥で鳴っている――。💥
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