「伏線が」爆弾 ダモさんの映画レビュー(感想・評価)
伏線が
休日に娘とと鑑賞。
映画後、あまりに展開が急で(特に終盤)2人も疲れ果ててしまった。
エンドロール始まった瞬間に帰宅される方も少なかった気がする。
周りのお客さんも疲れたのかなと感じた。
山田裕貴さんが好きで観に行ったのだが(もちろん類家も文句なしに素晴らしい)、佐藤二郎さんの演技に脱帽。買ったカフェラテを飲むことも忘れてしまい。映画後には喉がカラカラになってしまった。
意図された部分かは不明だか、タゴサクが序盤で、ドラゴンズが負けたことを理由にしたシーン。
その際、タゴサクが「しかも6本もヒット打ったのに1点しか入れないんですよ」と語り、怒りの一要素として説明。
少し引っ掛かりがある描写※と感じた。6本ヒット打っても点が入らないことはザラにあると考えられる。
しかもこの場合は1点入ってる。
類家が(タゴサクは野球に詳しく無いのでは?と感じ取ったのか)中盤に、実際にいない選手名にてタゴサクに揺さぶりをかけ、嘘を誘導するシーンは流石と感じた。
あまり目立無いシーンだが、こういった細かい部分まで伏線回収されているのは素敵だ。
※ヒット6本という所がポイントか。5本にすると、そんなこと良くあるよになるし、10本打って1点だけだと、むしろ怒りの要素として問題なく理解できる。
6本と絶妙なラインを設定されたか。
また、タゴサクも何度も類家のことを「刑事さん」と呼び、類家を挑発。それに釣られ少し挑発に乗ってしまう類家の人間味も感じ取れた。
最後廊下でタゴサクは「類家さん」と明確に語っており、取調べ中は、「刑事さん」と呼び続け、類家の冷静さを崩そうとするタゴサク。純粋にゲームを楽しんでいる感じがして良かった。
あと何度かポイントとなったミノリの話はもう少しヒントが欲しかった印象。
最後ミノリが目を開けた描写の意味。どこかで回収されているのかもしれないが。
この話自体が、タゴサクの全くの創作なのか、何かとリンクするのか。もう少し考えてみたい。
いや、何はともあれ、すごく面白かった。
今日明日、もう少し考察に浸ろうと思う。
素敵な作品をありがとうございました。
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