「とかくこの世は住みにくい」爆弾 マツナミコさんの映画レビュー(感想・評価)
とかくこの世は住みにくい
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スズキタゴサクのIQってものすごく高いんでしょう。
おそらくこの映画の登場人物のなかでもトップクラスの高さなんだと思います。
でも、この映画の登場人物のなかでも、もっとも社会に馴染めてない人(ある意味では弱者)です。
幼稚園を爆破するという流れで(本当の意味で社会的に弱者である)子どもたちを撮してないのは、偶然ではないでしょう。殺されたとされる女学生も虚偽であるっぽいし。
賢くても弱者ならざるを得ない。
周りと足並みが揃えられないと弱者に陥ってしまう。
マスかいたくらいは許してあげられる世の中であって欲しいと思いました。
情に棹させば…(小説草枕の冒頭)
長谷部有孔は、情に自身の棹をさしてしまった。
有孔って名前も(孔が有る)って…
おそらく、原作者はそこまで考えて書いてるんだと思いました。
どんな立場の人も、一瞬にして破滅しそうなそんな緊張感のある映画でした。
とかく住みにくい世の中で、等々力刑事の在り方が効いてきたラストでした。
ジョーカー、羊たちの沈黙
そんな映画が頭によぎりました。
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