「タゴサクの前に並ぶコース料理たち」爆弾 ワタナベさんの映画レビュー(感想・評価)
タゴサクの前に並ぶコース料理たち
原作小説を読んで、鑑賞しました。
みなさん演技がすごいですが、佐藤二朗さんにとにかく引き込まれます。
あんなに素晴らしい怪演をされる俳優さんを、ただアドリブでふざけさせるだけの監督さんがいるみたいですね…。
山田裕貴さんと染谷将太さんも原作のキャラクターがそのまま映像になったようでした。
佐藤二朗さん演じるスズキタゴサクに挑む、さまざまな警察官たち。
そんな警察官たちを、一品ずつ食事を楽しむように翻弄していくタゴサク。
取り調べを受けるタゴサクは、上品に食事を楽しむ大人というよりも、初めてのお店にワクワクしている子供のようでした。
仕方ないことですが、序盤の駆け足感や小説にあったキャラクターの掘り下げ(娘と電話する課長、清宮のパズル、等々力の捨て石発言やシェアハウスでの臨機応変な対応など)が削られていたことは残念でした…。
原作を知っていても、俳優さんたちの演技を楽しめる作品。
小説の最後の一文で映画が締め括られるの、大好きです。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
