「スズキタゴサクさん、指は汚れてガサガサだが・・・爪はしっかり切ってある。」爆弾 クリスちゃん脱線さんの映画レビュー(感想・評価)
スズキタゴサクさん、指は汚れてガサガサだが・・・爪はしっかり切ってある。
髪のついでに爪も切ったと思っておこう。苦笑
原作は未読。予告は気になってて評価も高いので期待はしてたのですが・・・自分は全くハマりませんでした。
失礼ですが、ちょっと豪華なTVスペシャル番組って感じ。
取り調べ室と現場の2本軸も映画を盛り上げるためにはそうせざるを得ず、犯人と捜査官の頭脳戦の構図も要は「人質を取った犯人 VS 交渉人OR刑事」と大して変わらない。
新しい点は、スズキタゴサクが現時点では容疑者でしかなく爆弾を利用しての要求もないという点か。
この要求というか動機がイマイチ読みとれず、善にしろ悪にしろ大義のための犯行でもないんか?と、モヤモヤだけが残った。
こんな面倒くさいなぞなぞなんかやらんでSNSのみに予告をして黙っていた方がテロとして話題になるんじゃない?・・・と思ったり。
そもそも「 器物破損と傷害 」で逮捕されたなら、それについての調書を取られて留置所にブチ込まれるだけだ。雑談で爆破予告が当たったところで爆破事件の逮捕状がないのでスズキタゴサクの取り調べはできない。
裏も取らずに口車に乗せられて捜査する警察自体ありえないし、容疑者に簡単に外部の情報を漏らす事もありえない。(証拠隠滅の恐れがある)
・・・と、世界観に乗れず。
オープニング、爆弾のテロップが入るスローモーションが1番良かった。
中島監督・告白の「どっかーん」みたいだけど。
新井英樹さんの「 ザ・ワールドイズマイン 」を見返したくなりました。
コメントありがとうございます。
取り調べ室の撮影だけで1ヶ月かかったらしいです。密室の絵だけで飽きさせない努力はわかるんですが・・・期待を超えてこなかった。
シンプルながら滝本幹也さんが撮影した「第3の殺人」の方が面白かった。(あちらもオチがモヤモヤ系 笑)
お互い映画版は演出というか味付けが合わなかったのかもしれませんね。
自分と途中から世界観に乗れきれなくなった派です。テレビシリーズなら途中からチャンネル変えるなり次回見ないで結果のみ知るとかの選択権あるけど映画はないのでそこが微妙でした。面白かったけど。
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