「佐藤二朗の怪演が吉と出た良作」爆弾 may 929さんの映画レビュー(感想・評価)
佐藤二朗の怪演が吉と出た良作
原作未読。冒頭の散髪カットから伏線は張られており最後まで濃密な展開で目が離せない。
佐藤二朗が全編にわたり物語を牽引。佐藤二朗というと福田作品のクセ強キャラというイメージがだったが、今作では主軸を担う怪演を見せ、終盤真相が明らかになると別の感情で揺さぶりにくる。素晴らしかった。
主演の山田裕貴は見せ場が後半に集中。佐藤二朗との演技対決は見もの。
また取調べ1番手の染谷将太と次ぐ渡部篤郎も重要なポジション。寛一郎、坂東龍太も見逃せないが、やはり伊藤沙莉がすごい。
出番の多少に関わらず、全ての役が事件の傍観者という立ち位置ではないので緊張感が途切れることがない。事件の真相も含め間延びすることがなくおもしろかった。
もし続編などがあるなら、類家にスポットを当てたものが観てみたい。
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