「会話劇なのに退屈しない × 狂気の中の人間味」爆弾 MiMaさんの映画レビュー(感想・評価)
会話劇なのに退屈しない × 狂気の中の人間味
佐藤二朗さん、山田裕貴さん、染谷将太さん、坂東龍汰さんなど、好みの俳優がそろったキャストに期待していた作品です。
「スズキタゴサク」役の佐藤二朗さんはまさに適役。
言動のすべてが観客を苛立たせるほど圧巻で、「この俳優しかあり得ない」と感じさせる存在感でした。
ほぼ取り調べ室での会話劇でありながら、退屈することなく最後まで見入ってしまいました。
一方で、物語が進むにつれ登場人物が増え、苗字だけの呼び方も多かったため、誰が誰なのか把握しづらい場面がありました。
終盤、スズキが「もじゃもじゃ頭の、類家さんです」と初めて類家の名を口にする場面があります。
狂気の中にふと人間味がのぞく瞬間で、特に印象に残りました。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
