「どうしても腑に落ちない点」爆弾 トラヴィスさんの映画レビュー(感想・評価)
どうしても腑に落ちない点
クリックして本文を読む
開始早々スズキタゴサクを演じる
佐藤二郎さんの怪演に
一気に引き込まれました。
爆破シーンもどうやって撮影しているのか
想像出来ないくらい
リアルで迫力があり驚きました。
本作の面白さは山田裕貴さん演じる
交渉人の刑事類家とタゴサクの
息を呑む頭脳戦と心理戦です。
類家の頭脳明晰さは容易に理解出来ます。
しかしその彼を翻弄するタゴサク
流石に頭良すぎませんか?
ここがどうしても腑に落ちない点です。
頭の良すぎる人が世の中に幻滅し
虚しさからドロップアウトするのは
理解出来ます。
タゴサクが終盤、
類家に投げかける言葉は
自身の拭いきれない厭世観に対する
共感の確認に思えました。
そんなタゴサクと
夏川結衣さん演じる明日香が出会い
共犯関係になる可能性。
無くはないです。
もしかしたら原作には
納得出来るバックボーンが
描かれているのかもしません。
しかし映画に関しては
個人的にタゴサクの頭の良すぎる点が
どうしても腑に落ちませんでした。
清宮のベテランらしくない
振る舞い以上に。
そして伊藤沙莉さんの感情芝居は
やはり素晴らしいと再確認。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
