「迫力がある、良い。」爆弾 茂野翔さんの映画レビュー(感想・評価)
迫力がある、良い。
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全体的に良い点が目についた。面白い。客入りもそれを反映していたようだ。
ストーリーもそうだが、何より演出がいい。
例えば、緊迫したシーンで視界が揺れるカメラアングル。今日は目を酷使していたから、いよいよ限界が来たかと不安になったが、演出の創意工夫で一安心した。ただ、その演出に頼りがちな印象を受けたので、製作陣には観客の眼精疲労にもう少し配慮していただけると幸いだ。普段はまっすぐな清宮のネクタイピンが代々木の爆弾事件後は曲がり、スズキタゴサクの指は折れ、「命の選択」では子供に天秤が傾き...一連の演出がいい感じに雰囲気を作っていた。悪い点はあまりないが、あるとすれば爆発のCG。日本のドラマでよく感じるあのチープさが序盤、秋葉原のシーンで惹起された。
ところで、命令無視・感情優先の警察が多く、群衆は愚かに描写されていた。
現実はどうなんだろうか。警察のことはわからないが、連続爆破事件が起きたら、自分なら駅や人混みには近づかないから、警察署の前に大挙していたのは不思議な感覚だった。
終わり方が好みではないので、星5ではない。
締めに一言。伊勢くん、ずっと情けなかったね。
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