「佐藤二朗さんのスズキタゴサクに引き込まれる」爆弾 ねこまっしぐらさんの映画レビュー(感想・評価)
佐藤二朗さんのスズキタゴサクに引き込まれる
佐藤二朗さんが演じるとのことで、映画を楽しみにしておりました!
原作も面白く、スズキタゴサク役は本読んでもセリフ量が多くて大変そう、と思っていましたが、観てよかったです。
面白かったポイント
■佐藤二朗さんのスズキタゴサクに引き込まれる
小説でもそうでしたが、スズキタゴサクのサイコパスの思考の中に、自分自身も思い当たることがあり、グサグサ心に刺さるセリフが多くありました。
綺麗事言っているけど、本心ではそう思ってないんでしょう?
と言われているように、なんとなく見て見ぬふりしている自分の黒い感情を、スズキタゴサクに当てられている気がして、惹き込まれました。
スズキタゴサクと刑事のシーンのはずなのに、ときどきスズキタゴサクが自分自身に問いかけているような気がして、ハッとする緊張感がありました。
■取調室のシーンが多いのに、全く飽きない
取調室のシーンでのやりとりが多く、それでも飽きないのは、役者さんそれぞれの演技が上手いからだと思いました。
また、小説だと長いところもあり、離脱してしまう人もいるかと思いましたが、映画はテンポよくポンポン話が進んでいくので、その点もよかったです。
■清宮=渡部篤郎さんは原作のイメージとピッタリだった
小説を読んでいて、清宮は仕事ができて、正義感があり、少し神経質な面もあるイメージだったので、渡部篤郎さんは本当に原作のイメージ通りでした。
見ていて、やっぱりカッコいいな〜とも思いました。
■類家が想像以上に類家
山田裕貴さんが演じている類家も、小説に出てくるイメージそのものでした。
とらえどころのない人間性で、スズキタゴサクを追い詰めていくところは魅せられました。
■等々力役の染谷将太さんの人生諦めている人感がよかった
原作を読んで、等々力は人生諦めているところもあって、それでもまだ頑張ってやっている人、というイメージを持ちました。
その感じがとてもよく役に出ていて、原作ファンとしてはとても嬉しかったです。
あっという間に感じました。
映画館で観てよかったです。
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