「種明かしが…ショボい」爆弾 Cabeさんの映画レビュー(感想・評価)
種明かしが…ショボい
ある敏腕刑事の不祥事から家族離散、更にはホームレスに迄貶められたその妻と息子が、ホームレス仲間との接点を経て社会への報復に至る話を、爆弾犯の主犯ではないものの社会への怨みだけが募っていた共犯ホームレスが承認欲求を満たす為に警察を相手に仕掛けたゲームのお話。原作はかなり前に読んだのですが中途離脱。取調室でのやり取りでのところで余りのクドさに飽きてしまった為です。今回は映画のお陰で最後までストーリーを追い掛けられましたが、結論を言えば、敏腕刑事の不祥事なるものが余りにも陳腐過ぎて、以後の妻の動機にしろ共犯達の動機にしろお粗末過ぎて全く感情移入できず、警察の各人の頑張りも類家に象徴される現代の若者の焦燥感にも同調出来ませんでした。とは言え、佐藤二朗初め、各役者達の頑張りには敬意を評します。原作が陳腐だった事が映画の低評価になったと言わざるを得ません。
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