「友愛ってこういうことをいうんだろうな」ラブ・イン・ザ・ビッグシティ ふたり映画さんの映画レビュー(感想・評価)
友愛ってこういうことをいうんだろうな
予告であったジェヒとフンスが仲良くなったきっかけシーン(クラスメイトからゲイではないかとフンスが疑われたときにジェヒがライターを渡して誤魔化してくれたとき)が、あまりにも好きすぎて観に行こうと決めました。
冒頭は仲良くなった二人がずっと酒と煙草とクラブ遊びばかりしている姿にかなり苦手意識があったけど、次第にジェヒが泣いたり、表情が凍りついたりする場面をみると、笑顔じゃない彼女が嫌で嫌でたまらなくなって、笑っていて欲しいと願ってしまっていた。共感していたのか分からないけれど、ジェヒの魅力にどっぷりハマっていたのかもしれない。ライターを渡した瞬間から私はジェヒの虜になっていたのかも。
フンスの方は頑ななところとか、男✕男というのを公にしたくないこととか、強くみえて繊細なところはジェヒとおんなじで似ているんだなぁと思った。お母さんとの関係は本当に心が痛かったです。
二人の関係が愛おしくてたまらない。友愛ってこういうことをいうんだろうなぁと思いました。
ただ、終盤の警察署のシーンの酔っ払いサラリーマンは興が削がれるようでいらなかったと思う。あと結婚式の祝歌のシーンもなぜ歌い出す?とちょっと熱が引いてしまった……。
それ以外はとても素晴らしい作品でした。もっと人気になってもいいのになぁ。
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