「なるほど!プリキュア深イイぞ!」映画キミとアイドルプリキュア♪ お待たせ!キミに届けるキラッキライブ! ヤスさんの映画レビュー(感想・評価)
なるほど!プリキュア深イイぞ!
なるほど1:アイドルという存在の意義を、天の岩戸神話に載せて語るとは、なるほど!と思ってしまいました。キミとアイドルプリキュアの根幹になるテーマを映画に持ってきた感じですね。
なるほど2:ちなみに、これまでテレビでは日曜日朝にプリンセッションオーケストラと秘密のアイプリもあるのに、わざわざここにプリキュアまでアイドルやってどうすんの!って思っていました。略称がアイプリと重ならないようにキミプリというのも、やっつけ感を感じていたのですが・・・この映画では【キミ】が重要な存在でしたよね。映画サブタイトルの「お待たせ!キミに届けるキラッキライブ」の【キミ】って、千年待ち続けたテラちゃんのことですものね。これも、なるほど!と思ったところ。
なるほど3:過去作プリキュアが出てくるのは、1〜2年前にプリキュアを卒業しちゃった子たちを呼ぶための仕掛けくらいにしか思ってなかったのですが、ここも予想外。私の大好きな、わんだふるぷりきゅあとのつながりで、大事な相手と過ごせる時間の短さの話をアイドルとペットで重ねて示してくるとは!ヒーローガールスカイパンチなど派手な技の出てくるソラちゃんたちもカッコイイですが、こむぎの「一緒に遊ぼう」や、いろはの言葉も、ストーリーの中で重要な役割を果たしていました。それから、人間とイヌだと人間側の寿命が長いので私的には自分事としては感じづらかったのですが、サンゴの妖精と人間では人間の方が寿命が短いので時間の差の話を自分事として感じやすかったです。こむぎの本当の寂しさを実は私は感じられていなかったかんだなと思い、一年越しにわんだふるぷりきゅあのテーマにも立ち戻ることができ、なるほど!
キミプリ放送開始直後は、「プリキュアでアイドルやるなんて安易な企画だな」って思っていたのですが、映画を観た後にはわんぷり同様に、わんぷりの次期作として、よく練られた深いテーマ性を感じてしまいました。(・・・というか、この映画を観るまでは、キミプリをそこまで楽しめてはいませんでしたけど。笑)
歌をたくさん披露するだろうというのは鑑賞前からの予想通りでしたが、このように色々感心した後なのもあり、終盤のライブで盛り上がる感覚を、映画館で素直にエンジョイできてしまいました。プリキュア版の天の岩戸ライブ、良かったです。
去年のわんぷり映画ではサトルくんサプライズがあって楽しめたのですが、それとは別の意味で、今回も良かった。来年のプリキュアも今から楽しみです。
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