ベテラン 凶悪犯罪捜査班のレビュー・感想・評価
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前作は傑作だったのに…
前作を家で観て、観終わったらそのまま映画館に直行して本作を鑑賞。
前作は久しぶりに観て改めて傑作だと思ったが、期待値爆上げで鑑賞した本作は正直イマイチだった。
前作は「格差社会」、今作は「ネット社会」が舞台。
前作は構造がシンプルで、敵役に対して誰が観ても「こいつ最悪」と思える感じでわかりやすかったが、今回はミステリーっぽい要素が入った結果、前作ほど観ていて感情が揺さぶられなかった。
今回の映画で言いたいことは「私刑(又は死刑)は良くない」だと思うが、正直そこに説得力が感じられなかった。
「法律で禁止されているから」以上の理由を感じられず、確かにルールを守ることは大事ではあるが、映画だったらもっと本能に訴えかけてくるものが欲しかった。
前作は敵の行いが胸糞悪くて主人公側の行動を無条件で応援したくなる気持ちになったが、今作はむしろ殺される側の方が胸糞悪いので、複雑な気分になってしまった。
息子のいじめ問題もあまり本筋と関係なく、映画の尺稼ぎにしか感じなかった。
真犯人は最初、正義のために行動していると思いきや、終盤の行動は愉快犯にしか見えず、映画としてはありきたりな展開でつまらなくなってしまったと思う。
ネットの情報に踊らされた人によるクルド人差別みたいなものが韓国にもあるのは勉強になった。
アクションシーン満載
パート1も観たいな
韓国映画らしい良い娯楽映画だった。
ストーリーのテンポも仲間同士の会話も楽しめた。
そして,なんと言ってもアクションだ。これが観たくて映画館に来てるかも。
犯人役の男の子は最初からおそらくわざとわかるように表現されていて、これがどこでどんなふうに本性を表すかに期待しながら観ていられる点でチョンヘインの演技はよかった。そして主役のジョンミン,さすがというか,全然イケメンとは思わないけれど,とてもかっこよかった。
パート1も上映中のようなので,できれば行きたいと思った。
SJW(social justice warrior)
刑事アクションエンタメものとして、なかなか良く出来ているとおもいます。前作を観ていなくてもわりと楽しめました。
コメディ的なノリも、全編ではありませんがそこそこ入れ込んであります。
生理的に避けられガチな表現もわりとありますね。グロとかぐちゃぬるみたいなのとか。そういう表現が苦手な人は鑑賞注意かも。ラスト際のラーメン鍋の描写も割合と韓国的なのかな。ああいうのは日本では避けられがちだよね(汚い・不衛生・雑、みたいな感じで)あの表現に親しみさを感じるかどうかかなー?私は感じませんでしたざんねん。個人的には韓国映画特有の挑発や暴言や喰ってかかる態度や言動の全般が苦手ではありますけど、なるべくそれはそれこれはこれとして観るようには努めています。
行き過ぎた正義は暴力だったり正義の皮を被った悪になりやすいよね〜、というわりとよくあるテーマではありますが、今時なテックandフィジカル犯をなかなか魅力的に描けているかと。
犯人の背景情報がほとんど無いのは少し不満かな
つづきは◯◯で?
大雨の中の乱闘アクションがよかったな~。
序盤の南山観光地?でのアトラクション的追走劇もよかったです。その割にはアレ結局どこから沸いた人物なの?ってのはありますけど。
売れ線狙いの作品にありがちな中途半端な恋愛要素が皆無だったのも良いですね。割り切り、大事。
正論としては、
私刑を放置許容していると法治国家の体裁が保てなくなっちゃいますし、
法治国家なら司法手続きを踏まえましょうねってことにはなりますが、ヒトのサガとしては(自分とは無関係だし被害は被ってないけど)八つ当たりしたい!いい人ぶりたい!正義の御旗の元で暴力を奮いたい!というのは常に付き纏うのかもね。
発言の自由、信教の自由、結構な事です。
今の時代、音も映像もなんでも記録し放題ですし、恣意的に加工し放題。そして次はAIの台頭で捏造し放題にもなってきます。(今作ではAI要素は無いですよ)
他人の粗をほじくり返し何度もいつまでも執拗に責め立てるのって、生産性のあるなしというよりかは純粋に自身の生きる力を削がれていく感じって無くないですか?もしそれで力が湧いてくるのでしたら悪魔に魂を売ってるのとそんなに変わらないかなーって思います。薬物依存と同じですよね。自身の大事な何かと引き換えにした力だと思われます。 ご自愛ください。直接的な被害があったならその補填なりは必要かもですけど。
人を煽動するのが目的化しているようなインフルエンサーやマスメディアにはご注意ってことで。
そういうのは日常的にどこの国でも起きてますよね、無論日本でも。
韓国の人、
ハリウッド映画並みの圧倒されるアクション!
前作は「Blondie」、今回は「Baccara」。で、次は?
先日、前作「ベテラン」の再上映に足を運んだばかりだったので、登場人物達の関係性がよく判った。
前作と同様に、1970年代のダンスミュージックをバックにしたMissボンの活躍からノンストップのアクションムービーがスタート。
「犯罪者に制裁を加える者」をネットや世間では「ヒーロー」として崇めているが、単に「新たな犯罪者」を生み出しているだけで、何の解決にもならない。統制のないSNSやネット社会によって真実が歪められてしまうのは非常に怖いことだ。
すったもんだあった末のドチョル家のシーン。
深夜に父親の作ったラーメンを親子3人ですすっている光景は、ホームドラマの締めのようだが、はてさて、3作目へ続くのだろうか。
前作との関連は、キャラ、思想、社会的風潮と意外とあるので、可能なら予習しておこう
2025.4.17 字幕 イオンシネマ久御山
2024年の韓国映画(118分、G)
前作『ベテラン』の続編で、約10年後を描いた犯罪映画
監督はリュ・スンワン
脚本はリュ・スンワン&イ・ウォンジュ
原題は『베테랑2』で「ベテラン2」、英題
は『I, the Executioner』で「私、処刑人」という意味
物語の舞台は、韓国のソウル
広域捜査隊の強力班第2チームの面々は、闇カジノの摘発に向けて潜入捜査を行なっていた
紅一点のボン刑事(チャン・ユンジュ)が主婦賭博団に扮していたが、闇カジノの経営者が顔見知りのトクチル(ヒョン・シンボク)だったためにあっさりとバレてしまう
それと同時に警察も踏み込むことになり、大捕物はうだつの上がらないものになってしまった
その頃ソウルでは、「正義部長TV」というウェブチャンネルが流行っていて、その配信者であるパク・スンファン(シン・スンファン)が取り上げた人物が殺されるという事件が続いていた
彼は、司法が捌けなかった犯罪者を番組上で吊るし上げるのだが、そこで取り上げられた人物は謎の男によって「被害者が死んだのと同じ状況」で殺されていた
スンファンは男を「ヘチ」と名付け、その名前は一般化していくことになったのである
強力班2チームはその捜査も行なっており、チーム長のジェピョン(オ・ダルス)をはじめとして、ドチョル(ファン・ジョンミン)、ドンヒョン(オ・デファン)、シヨン(キム・シフ)とボン刑事が捜査に当たっていた
彼らは一連の事件を同一犯であると考えていたが、捜査隊の隊長ジョンシク(チョン・ホジン)は「もっと広角的な目線で」と捜査に発破をかけていた
物語は、ある路上の事故で収監されていたチョン・ソグ(チョン・マンシク)が刑務所から出てくるところから動き出す
ある家族と駐車場で口論になったソグは、相手を突き飛ばし、それによって被害者が死んでしまうという事件を起こしていた
懲役3年が軽いのではと考えられていて、そのことが「正義部長TV」にて発信されてしまう
ソグもヘチのターゲットになる可能性が指摘され、ドチョルたちは身辺警護を行うことになったのである
ドチョルは、前作の事件にてドチョルたちの捜査対象になっていた人物で、その警護は気が進まなかった
そんな折、ドチョルを匿っている場所が漏れてしまい、やむなく場所を変えることになった
そこには多くの市民たちが押し寄せ、さらにスンファン以外にもたくさんの動画配信者がごった返して来た
そんな中で、ヘチがこの場に現れるのではないかという噂が流れ、場はさらに混沌としたものになった
そして、ソグを狙う男が発見されたのだが、それを制圧したのが交通整理のために派遣されていたパク・ソヌ(チョン・ヘイン)だった
ドチョルはその腕前を見て、強行犯係に加えてはどうかとチーム長に進言し、それが叶って、人手不足の第2チームに加わることになったのである
映画は、その後も「正義部長TV」を絡めた事件が起こり、その中で夫と車に乗っていて助かった外国人妻のトゥイ(トゥイ・ミン)の事件が取り上げられていく様子が描かれていく
トゥイは保険金詐欺を指摘されていて嫌がらせを受けていたが、それを社会福祉士をしているドチョルの妻ジョヨン(ジンギョン)に相談を持ちかけていた
さらにドチョルの息子ウジン(ビョン・ホンジュン)も学校で問題を起こしていて、自殺騒動まで起こしてしまうのである
物語は、かなり多くの事件がサクサクと押し寄せる展開で、そこまで混乱しないものの、集中力を要する内容となっていた
登場人物が物凄く多く、前作の因縁が絡んでくるところがあり、さらに「司法や大企業に対して無力だった」という過去も関連してくる
そんな中で、「私刑」というものが行われるようになり、それが許容されていく社会が描かれていく
その渦中にドチョルは放り込まれ、自身の正義感というものが試される、という内容になっていた
社会問題化する私刑を描きつつ、その方向に傾倒する国民を描いていて、それに対して警察は何をすべきなのかが問われている
彼らは逮捕するまでが仕事だが、その先に犯人がどのような処罰を受けるのかまでは関わることができない
悪事は誇張されて伝達されるために、加害者に対する印象は最悪なものとなり、それが経済的な疲弊を起こしている国民の捌け口となりつつあったのである
前作を見ていないとわからないということはないが、物語的には連続していて、前作の警察の無力さというものがさらにエスカレートする世界になっているので、予習ができるならしておいた方がいい
闇カジノの経営者、路上暴力犯は前作に登場する人物なので、彼らとの関わりは思った以上に重要となっている
さらに、新しく配属されるソヌは「先の事件に感化されて警察に入った」という経緯があるので、そのあたりの重みを感じる上では必要な120分と言えるのではないだろうか
いずれにせよ、前作同様にかなり泥臭い内容になっていて、犯罪捜査に対してスカッとするかと言うと微妙なラインを突いていると思う
前作では、金持ちが失態を犯しまくったことで何とかなったものの、今回は身内の出来事がメインになっていて、その爽快感というものはメインヴィランの思うツボのようなものだと思う
今回は、ドチョルがその感情の矢面に立つ格好になるのだが、ほとんどの観客は一般人なので煽動する側に当たる
それゆえに、叱責されるべき世論とか同調者という側面が否めないので、普段ヘイトを吐き捨てていたり、自分とは無縁の事件でウサを晴らそうとする人にとっては耳の痛い内容になっている
そう言った意味において、あらゆる社会的な出来事を冷静に見られる人は良いと思うのだが、そうではない人にとっては不快な作品になっているのかなあ、と感じた
2015年に韓国で大ヒットを記録したアクション映画「ベテラン」のシ...
2015年に韓国で大ヒットを記録したアクション映画「ベテラン」のシリーズ第2作。
法では裁かれない悪人を標的にした連続殺人事件が発生。不条理な司法制度に不満を抱えていた世論は、犯人のことを善と悪を裁く伝説の生き物「ヘチ」と呼び、正義のヒーローとしてもてはやすようになる。熱血ベテラン刑事ソ・ドチョルと凶悪犯罪捜査班、さらにドチョルに心酔する新人刑事パク・ソヌも捜査に加わり、事件は解決に近づくかに見えた。しかし犯人は刑事たちをあざ笑うかのように、次の標的を名指しする予告をインターネット上に公開する。
前作に続いてファン・ジョンミンがベテラン刑事ソ・ドチョル役で主演を務め、「ソウルの春」のチョン・ヘインが正義感あふれる新人刑事パク・ソヌを演じた。「オールド・ボーイ」のオ・ダルス、「三姉妹」のチャン・ユンジュ、ドラマ「梨泰院クラス」のアン・ボヒョンが共演。「密輸 1970」「モガディシュ 脱出までの14日間」のリュ・スンワン監督が前作に引き続きメガホンをとった。
ベテラン 凶悪犯罪捜査班
2024/韓国
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス
とにかくせわしない韓国アクション
シリーズ第2弾としては?
全体的にアクションや戦闘シーンは迫力があってスピード感も満足のいく出来映えだった。
ただ、チームに新加入のソヌの雰囲気が出だしから怪しいと感じてしまいました。思い込みかも?と思って観ていましたがやっぱりでした。作り込みが甘いなぁ〜と感じました。
でも、エンドロール後の追加映像から続編作る気満々🦆
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展開力が流石でございます。
待ちに待った「ベテラン」の新作。絶対に面白いぞ!と期待してたが、やっぱりめちゃくちゃ面白かった。
展開力がやっぱ凄え!と思ってたら、このリュ・スンワン監督は「密輸1970」も作ってたんだぁ、。と知って、とっても納得した。
もちろんファン・ジョンミン主演なので彼は相変わらず流石なのだが、今回はパク・ソヌを演じたチョン・ヘインが当たり役。韓ドラでは「D.P. -脱走兵追跡官-」の主演が印象に残ってる程度(私としては)だったが、物語としても最重要な役であり、気迫溢れる演技は主役を喰うほどであった。
かなり序盤で彼がアレだよと分かってしまったのでその辺はもう少し隠して欲しかたかなぁ、。
いずれにしても前作と合わせ「ベテラン」は韓国映画史上に残る名作と言えると思います。
ラストシーンで次も期待できるオチがあったので、3作目を期待します。今回は9-10年待たせましたが、生きてるうちに観たいので2-3年以内の新作を待ってます!
アクションが素晴らしい
結論、公開日皮肉3組の中で1番面白かったのは本作。どれにしようと迷ってる方、ベテランをオススメします。
前作同様やはりタイトル通りベテランなのかと問われるとベテラン感は正直ない。
ただ、約2時間の中でこれだけ沢山の事件・展開を持ってきたのは凄すぎるし、中途半端がなくしっかり終えていたのがとてもよかった。
アクションがとにかく凄い。
前作はコメディ少々、アクション中、セリフ大って感じだったけど、今回はとにかくアクション、セリフ中、コメディ中っていう印象。
主要キャラが同じだけでストーリーは繋がってないので正直前作観てなくても観れるかと。
犯罪都市がお好きな方は絶対好き。
パルクール、カーチェイス、格闘などなどパワーアップしまくった今回。
それを引き立てるカメラワークがまたいい。そして照明がリアル感増し増しでとても気に入りました。
ただ、大抵のアクションシーンが暗すぎて誰が誰だかわからなくなる現象あり。何度もそうなったので私は途中で諦めました笑
ストーリーは現代のSNS時代を利用しており、実際に韓国でも問題になっていることを取り上げていてよかった。韓国だけでなく日本にも同じようなことが起きているので社会問題として観る価値ありだし、SNSならではのセリフも多々あるためリアル感が増していた。
特に若者の行動描写がリアルだった。
そして今回の悪役「ヘチ」を演じる俳優さんが凄すぎる。韓国ドラマや映画の悪役は本当に演技が素晴らしい。最初から正直「あんたがヘチだろ!」っていうのは分かるんだけど表情管理がうますぎて、セリフも含めてよりサイコパスを感じた。
コミカル
韓国版 ”必殺仕置き人”!?
古今東西、法では裁かれない悪人を標的に、裁きを下すのをヒーロー的に扱うのは映画の中では世の常だが、それを正当化することなく鉄槌を下すのが韓流とでも言うべきか・・・・・・・・!!
本来なら殺人を犯すのだからヒーローとは呼べないのだろうが、被害者やその家族の怨念が募れば募るほどマスコミや世間はそれを煽り、ヒーローとして捲し立てる!!
日本でいえば「必殺仕置き人」、アメリカでいえば「エクスタミネーター」、オーストラリアでいえば「マッド・マックス」になるのだろうか……
ただ私見ではこの手の作品は"悪をどのように裁くのか"が面白味があり、裁く相手を警察がどの様に追い詰めていくかはあまり関心の湧くところではないように思うのだが・・・・・・・・
こういったところにも各国のお国柄って出るんですね(笑)!!
安定の面白さ。
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