アンジーのBARで逢いましょうのレビュー・感想・評価
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風にのってやってくる
パンフレットにも書かれていますが、「メリーポピンズ」のようなアンジーさん。具体的な魔法を使うことはないですけど、周囲の人の心をほどいて、次に進めるように背中を押してくれます。開店パーティのシーンは、往年のヨーロッパ映画にありそうなテイストですね。
何か理屈や意味を考えながら見る映画ではなく、観客もアンジーさんに自分の心を委ねれば、幸せな気分にしてくれると思います。
サナギは、サナギのままではいられない
大丈夫 そんなに弱くない
右手なんか要らないよ 溢れちゃうから
だから せめてこうしていさせて
いつか 羽ばたくための さなぎ
まきちゃんぐ「さなぎ」
フランク・シナトラを呼ぶまでもなく、ヒトにはそれぞれのMy Wayがあるわけです。傍目からすると、?、な、道を突っ走る方もいますけど。(白い暗黒舞踊の道は、私には、ちょっと…。)
数え切れない道。
時として、並走する。
時として、交差する。
そして、いつの間にか離れてゆく。
無関係に見えた道に触れたことで、実は新しい道が、見えたりして。そんな道同士がふと、足を停める、そしてまた歩き出す。それまでとは、違う景色に気づきながら…。
そんなアンジー姐さんのお店、近所にないかしら。
いや、本当はあるのかな?。
今は気づかないだけ…。
不思議なキャラが、たくさんいましたね。石材店のお兄さん、訳あり人生背負ってましたね。そして、ディーン・フジオカの、あの出で立ちは、何だったの?。いろんなキャラが、いろんな事情を背負う。いちいち説明なんてしない。したところで、他者に分かるはずもない。だって、私の事情は、私だけのものだから。それでも、ちょっと誰かと触れ合う。それが、次の私を羽化させる。小さな羽でも、羽ばたくことができる。お店に掛けられた絵を見て思いました。
そう、サナギは、サナギのままではいられないのだから。
アンジー姐さん、貴女は今、何処にいますか?。
草笛光子は頑張ってた
白髪の女性アンジーがある町に現れた。アンジーはいわくつきとなっているオンボロの物件を借り、そこを改装してバーを開いた。そこで町の人々はとアンジーの交流があり・・・そんな話。
アンジー役の草笛光子は90歳過ぎてるのに元気だな、とは思ったが、白髪が綺麗でなかったのが残念。もう少しこ綺麗に出来なかったのだろうか?
いろんなことを言ってたが特に刺さることも無く、ディーンフジオカとバイクで公道を走るならノーヘルはいかがなものか。法令遵守しようよ。
女子プロレスラーになった治子役の駿河メイが良かった。調べたら実際に女子プロレスラーなんだね。動きが俊敏で可愛かった。
寺尾聰、ディーン・フジオカ、石田ひかり、ら好きな俳優も出てたが特に活躍もせず。
あまり刺さらず、眠かった。
蛇女
草笛光子さんの為の映画
早すぎた
ディーンの使い方が超、超、超贅沢(笑)
草笛光子の圧倒的存在感!
草笛さんのお元気な姿を見て楽しく嬉しかった。
草笛光子の、粋でカッコいいハマり役!
草笛光子さんの魅力がいっぱい! 「アンジー」はまさにハマり役! 粋でカッコよくてかわいい🩷
『在りのままで進め』の松本動監督最新作は、なんと草笛光子さん主演!『アンジーのBARで逢いましょう』。監督のご好意でマスコミ試写にて鑑賞させていただきました。
冒頭のコートの裾から入るショット、いいですね〜。ここに被ってくる音楽(アンジーのテーマ)も良い。
女性の風来坊ってあまり聞かないけど、ふらっと町に現れた「アンジー」は、オシャレで威風堂々としていて粋でカッコいい!
私にとっての草笛光子さんは、市川崑監督の「金田一耕助」シリーズからなんだけど、『老後の資金がありません!』『90歳。何がめでたい』で近年また再ブレイク。本作は映画史上最高齢(撮影時89歳)での主演作品となった。
謎だらけのアンジーがバーを開くのは、様々な曰く付きの呪われた店?
このアンジーの周りに集う俳優たちがみんな曲者。六平直政、黒田大輔、更には東京オリンピック開会式でも踊った舞踏家の工藤丈輝と超個性派揃い。
バーの向かいの美容院には『在りのままで咲け』(短編)で怖〜いお母さん役だった松田陽子さんが今度は優しいお母さん役で出てたりするのも松本動監督ファンとしてはうれしいところ。
また美人女子プロレスラーの駿河メイが初映画出演と、話題性もいっぱい。
もちろん、寺尾聰や田中要次、石田ひかりやディーン・フジオカなど、他にも大物俳優がずらりと出演しているのだが、個人的にはワンシーンではあるんだけど、沢田亜矢子の婆さん「すげ〜!」というのが一番(笑)!
「ああいう言葉を呪いって言うんだよ。本当に怖いのは人間だけだ」
「まだこんな気持ちが残ってたんだなぁ」
「過去にこだわると食い殺されてしまうからねぇ」
作品中にはアンジーや仲間たちの名言がいっぱい!
そして、アンジーと関わった人たちは、それまで世捨て人のようだった大人たちも、今まで自分に自信が持てなかった若者も、みんな顔を上げて明日に向かって歩き出す。
脚本は『うなぎ』『十三人の刺客』の天願大介!
これは確かに「幸せなおとぎ話」。今の草笛光子さんの魅力がいっぱい詰まった『アンジーのBARで逢いましょう』、オススメです。
*アンジーのバーの名前”NOBODY’S FOOL”、「騙されない」って意味です。これがまた意味深!
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