アンジーのBARで逢いましょうのレビュー・感想・評価
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知らず知らずのうちに
ジルバ的ないい話期待しちゃってたんよね。だからなーんか肩透かしくった気がして評価低めになっちゃったんだけど、90代の元気な草笛さん観られるだけで満足なのよね、実は☺
前日の『おいしくて泣くとき』に続き2日連続でディーン観るとは思わなかった💦
BARの名前が挑発的だけど、住民もそれに感化されていくのかもしれません
2025.4.9 イオンシネマ高の原
2025年の日本映画(88分、G)
ある街にたどり着いた老女が開くバーを巡るコメディ映画
監督は松本動
脚本は天願大介
物語の舞台は、関東圏某所
ある道沿いにトンネルを抜けた老女アンジー(草笛光子)は、その先にあった空きテナントの前で足を止めた
そこはかつてバーだったようで、奥には酒瓶などが見えていた
アンジーは管理している不動産屋に出向き、あの物件を借りたいと申し出た
だが、不動産屋の石塚(宮崎吐夢)は「他にも良い物件がある」と言い、いわくつきのあのテナントを貸したがらなかった
アンジーは札束を積み上げても石塚は渋っていたが、そこにテナントの大家である熊坂(寺尾聰)が入ってきた
熊坂はアンジーに何かを感じ、テナントの説明もないままに、彼女に貸し出すことを決めた
そのテナントの向かいには、シングルマザーの満代(松田陽子)が経営する美容院があり、彼女の息子・麟太郎(青木柚)は老女が何をしているのかと気になっていた
そんな彼は、友人で石材屋の政志(田中偉登)のところに行くのが日課で、政志の妹・治子(駿河メイ)はプロレスラーを目指して特訓していた
政志は石細工で色んなものを作っていたが、「始めるのが大事や」と麟太郎に言い聞かせていた
物語は、アンジーが店の改装のためにホームレスを集める様子が描かれ、元大工の百田(六平直政)、元電気工の金(黒田大輔)、舞踏に命をかける男・河竹(工藤丈輝)などが手を貸すことになった
みるみるうちにBARは再建され、「Nobody‘s Fool」と名付けられることになった
だが、その裏側で、アンジーを追う謎の男たちが街にやってきていて、とうとう見つかってしまうのである
映画は、ちょっとキャラの濃い人たちが織りなすコメディドラマと言う印象で、こじんまりした世界でわちゃわちゃする系が好きな人には向いていると思う
個人的にはあまり乗れないタイプの映画だが、アンジーの格言っぽいセリフよりも、何気ない若者たちのセリフも良いなあと思った
ちなみに、アンジーのBARの名前は「Nobody‘s Fool」なのだが、これには「騙しにくい人」「抜け目のない人」と言う意味がある
ある意味、アンジー自身を表している最適な言葉だし、それが住民に感化されていくのも良かったのではないだろうか
いずれにせよ、楽に構えて観られる作品で、そこまで難しいことはほとんど起こらない
先が見えると言えば見れるが、一応群像劇なので、メインのキャラに変化があるのは良かったと思う
アンジー去りし後もバーが残り続けることは良いと思うので、住民で盛り上げて残していってほしい
変化の象徴となるものがそこにあることで誰もが初心に戻れるし、誰もが存在を忘れていた場所がそのようなものに変わるのはとても良いことなのではないだろうか
風にのってやってくる
サナギは、サナギのままではいられない
大丈夫 そんなに弱くない
右手なんか要らないよ 溢れちゃうから
だから せめてこうしていさせて
いつか 羽ばたくための さなぎ
まきちゃんぐ「さなぎ」
フランク・シナトラを呼ぶまでもなく、ヒトにはそれぞれのMy Wayがあるわけです。傍目からすると、?、な、道を突っ走る方もいますけど。(白い暗黒舞踊の道は、私には、ちょっと…。)
数え切れない道。
時として、並走する。
時として、交差する。
そして、いつの間にか離れてゆく。
無関係に見えた道に触れたことで、実は新しい道が、見えたりして。そんな道同士がふと、足を停める、そしてまた歩き出す。それまでとは、違う景色に気づきながら…。
そんなアンジー姐さんのお店、近所にないかしら。
いや、本当はあるのかな?。
今は気づかないだけ…。
不思議なキャラが、たくさんいましたね。石材店のお兄さん、訳あり人生背負ってましたね。そして、ディーン・フジオカの、あの出で立ちは、何だったの?。いろんなキャラが、いろんな事情を背負う。いちいち説明なんてしない。したところで、他者に分かるはずもない。だって、私の事情は、私だけのものだから。それでも、ちょっと誰かと触れ合う。それが、次の私を羽化させる。小さな羽でも、羽ばたくことができる。お店に掛けられた絵を見て思いました。
そう、サナギは、サナギのままではいられないのだから。
アンジー姐さん、貴女は今、何処にいますか?。
草笛光子は頑張ってた
白髪の女性アンジーがある町に現れた。アンジーはいわくつきとなっているオンボロの物件を借り、そこを改装してバーを開いた。そこで町の人々はとアンジーの交流があり・・・そんな話。
アンジー役の草笛光子は90歳過ぎてるのに元気だな、とは思ったが、白髪が綺麗でなかったのが残念。もう少しこ綺麗に出来なかったのだろうか?
いろんなことを言ってたが特に刺さることも無く、ディーンフジオカとバイクで公道を走るならノーヘルはいかがなものか。法令遵守しようよ。
女子プロレスラーになった治子役の駿河メイが良かった。調べたら実際に女子プロレスラーなんだね。動きが俊敏で可愛かった。
寺尾聰、ディーン・フジオカ、石田ひかり、ら好きな俳優も出てたが特に活躍もせず。
あまり刺さらず、眠かった。
蛇女
草笛光子さんの為の映画
早すぎた
ディーンの使い方が超、超、超贅沢(笑)
草笛光子の圧倒的存在感!
申し訳ないが・・・。
伏線回収も物語の深さも、不幸な事故も詐欺の方法も何も明かされていない。
ただただ変な人が出てくるだけ。BARで何か人間関係が絡みあっているわけでもなく
最後はノーヘルでタンデム?
申し訳ないが、草笛光子さんファンのための映画でした。
ちなみにPG12映画です。
草笛さんのお元気な姿を見て楽しく嬉しかった。
草笛光子の、粋でカッコいいハマり役!
草笛光子さんの魅力がいっぱい! 「アンジー」はまさにハマり役! 粋でカッコよくてかわいい🩷
『在りのままで進め』の松本動監督最新作は、なんと草笛光子さん主演!『アンジーのBARで逢いましょう』。監督のご好意でマスコミ試写にて鑑賞させていただきました。
冒頭のコートの裾から入るショット、いいですね〜。ここに被ってくる音楽(アンジーのテーマ)も良い。
女性の風来坊ってあまり聞かないけど、ふらっと町に現れた「アンジー」は、オシャレで威風堂々としていて粋でカッコいい!
私にとっての草笛光子さんは、市川崑監督の「金田一耕助」シリーズからなんだけど、『老後の資金がありません!』『90歳。何がめでたい』で近年また再ブレイク。本作は映画史上最高齢(撮影時89歳)での主演作品となった。
謎だらけのアンジーがバーを開くのは、様々な曰く付きの呪われた店?
このアンジーの周りに集う俳優たちがみんな曲者。六平直政、黒田大輔、更には東京オリンピック開会式でも踊った舞踏家の工藤丈輝と超個性派揃い。
バーの向かいの美容院には『在りのままで咲け』(短編)で怖〜いお母さん役だった松田陽子さんが今度は優しいお母さん役で出てたりするのも松本動監督ファンとしてはうれしいところ。
また美人女子プロレスラーの駿河メイが初映画出演と、話題性もいっぱい。
もちろん、寺尾聰や田中要次、石田ひかりやディーン・フジオカなど、他にも大物俳優がずらりと出演しているのだが、個人的にはワンシーンではあるんだけど、沢田亜矢子の婆さん「すげ〜!」というのが一番(笑)!
「ああいう言葉を呪いって言うんだよ。本当に怖いのは人間だけだ」
「まだこんな気持ちが残ってたんだなぁ」
「過去にこだわると食い殺されてしまうからねぇ」
作品中にはアンジーや仲間たちの名言がいっぱい!
そして、アンジーと関わった人たちは、それまで世捨て人のようだった大人たちも、今まで自分に自信が持てなかった若者も、みんな顔を上げて明日に向かって歩き出す。
脚本は『うなぎ』『十三人の刺客』の天願大介!
これは確かに「幸せなおとぎ話」。今の草笛光子さんの魅力がいっぱい詰まった『アンジーのBARで逢いましょう』、オススメです。
*アンジーのバーの名前”NOBODY’S FOOL”、「騙されない」って意味です。これがまた意味深!
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