劇場公開日 2025年4月18日

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「斬新な戦争映画」哭戦 オペレーション・アンデッド 白波さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0斬新な戦争映画

2025年4月9日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

大戦期のタイを舞台にした、少年兵達を襲った惨劇から起こる復讐劇。
ですが、これが中々に深みがありました。
タイ発ゾンビ系ヒューマンドラマと言って良いと思います。ベースは戦争映画でもあるんでしょうね。
日本軍が持ち込んだ生物兵器によって不滅(ゾンビ)となってしまった
彼らは、捕食衝動以外はほぼ人間のまま。
感染者は後悔の念や仲間・家族・祖国を思う気持ちが残っているんです。
それ故に出てくる慟哭が悲しい。
また日本軍は鬼畜に描かれているので、日本人としては心苦しくもありました。本当ひどいんですよ。
そんなクライマックスはとても美しく、これ系では初めて涙しました。
エンドロールまで楽しく、次作にも期待したいです。
新鮮なアイディアが見られ本当に楽しかった作品でした。

白波