陽が落ちるのレビュー・感想・評価
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良乃役の竹島由夏の武士の妻の演技がとても印象に残りました。
武士の妻の矜持、夫婦愛、友愛を描いた作品だが、とても切なくて何度も泣いてしまった。
江戸幕府の直参旗本で書院番を務める古田久蔵は将軍の弓に傷つけ蟄居の身となってしまう。
蟄居中の久蔵は妻良乃、息子の駒之助と共に過ごしていたが、ついに久蔵に切腹の沙汰がおりる。
動揺する久蔵を武士の妻として潔い最期を迎えさせるべく気丈に振る舞う良乃。
侍タイムスリッパーのように多くの映画館で観られる映画になって欲しい。
超超超大傑作
古き良き日本映画
いやー素晴らしかった。
号泣して心が洗われました・・・
そこまで耐えねばならぬのか・・
そこまで理不尽なのか・・・
良乃の本当の感情がむき出しになるラストシーンは
観客の感情もあふれ出すタイミングになったに違いない。
まぁでもそれにしても
監督のこだわりが随所に見れた作品でした。
殺陣もないし余計なものはそぎ落とし、
シンプルなんだけど故に細かい所作や風景が美しく
セリフもすっと入ってくる・・
実際に切腹した場所を撮影で使ったり、
すべてのシーンを順撮りで撮影したりと、
役者が演じやすい環境を作り上げて
作品はより素晴らしいものになったと思います。
古き良き日本映画を
令和の現代で見れる喜びを噛みしめてました。
素晴らしい作品でした。
今ここにある
多くの方に観ていただきたい映画です!
武士の妻の目線で描かれた本格時代劇!
リアルを追求した本格時代劇。
俳優の気持ちを丁寧に作っていくために順撮りを採用した今作とのことですが、
まずは皆さんにご覧いただきたい!
言葉にできないほど美しく、そして切ない物語。。
各地で舞台挨拶スケジュールが続々発表されているので、特設ページと公式SNSで要チェックです!!
ぜひ映画館で観てほしい!!!
悲しくて美しい
胆力
時代劇の新しい魅力、丁寧な想い‥
おもんぱかる
切腹を命じられた武士の残された時間を描くという見たことの無い時代劇というところに惹かれ、試写会に当選したのでありがたく鑑賞。
試写会はまばらなことも多いのですが、ほぼ満席だったのでこの作品のことが気になってる人が多かったんだな〜と思いました。
ちょっとした出来事がきっかけで切腹を言い渡される理不尽さもさることながら、それに対しての覚悟だったり、周りの人々の考えだったりがこれでもかと濃密に描かれるので手に汗握るような展開の連続でした。
130分とそこそこ長めの尺でしたが、じっくりと描いてくれている分、集中を切らさずに観れました。
基本的には住居周りでの出来事なので、画面が若干暗く感じてしまいました。
電気の無い時代なので仕方がないとはいえ、何をどうやっているのかというのが見づらかったのが惜しかったです。
良乃の立ち振る舞いがとても美しく、それでいて頼り甲斐のある女性で、一歩後ろを歩くような妻ではなく横に並んで夫を支えるという力強さが確かに感じられました。
切腹のシーンは分かっていてもハラハラするもので、自ら死に向かっていく、腹を切り、友に斬られと観ていてやはり辛いものがありました。
所作が最後まで素早く綺麗だったのもあり、あっという間の最後が儚く思えました。
切腹したところでズバッと終わるのかと思いきや、結構その後のエピソードが続き、良乃のその後はまだしも、多くの人物をダダッと詰め込んでしまったせいか少し胃もたれしてしまったのは残念でした。
映画終了後に舞台挨拶が行われ、監督や役者さんの今作へのこだわりだったり、撮影のあれやこれやを聞けたのは本当にありがたく、この作品もといこの時代への興味がより深くなったなと思いました。
少し自分とは相性が悪かった気もしますが、チャンバラではなく人間ドラマに重きを置いた時代劇も良いな、もっと時代劇が増えて欲しいなと思いました。
鑑賞日 3/21
鑑賞時間 18:30〜20:43
鑑賞方法 試写会にて
昆布の佃煮、うなぎ、どじょうの椀
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