「やや全体的に配慮は足りないか」きさらぎ駅 Re: yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
やや全体的に配慮は足りないか
今年162本目(合計1,703本目/今月(2025年7月度)11本目)。
まず、作品としては2年ほど前の前作を見ていないと完全に詰まります。VODでもあるようなので前作を見てからが絶対です。ここをはずすとまずもって理解不可能になります。
…ということで2年ぶりのこのシリーズ。
結局、「やはり」あの駅に戻ることになって…というのはまぁ、だいたいのお客さんが望んでいた展開でしたし、その展開も当然わかりやすい話なので、その部分の減点幅はそんなにない印象です。
こちらの作品は、さらっと前作の復習をしてからの、この作品(Reのほう)の「ルール」が説明され(といっても、ネタばれありにしているので書きますが、ループもの)、そのループ脱出のためにあの手この手を尽くすというタイプの映画です。
3作品目がまだあるのかどうかはわかりませんが、あればまた見ていきたいなというところです。この暑苦しい季節にはぴったりな作品ではないかな、と思います。
採点上、どうしても資格持ちは突っまないといけないことがあるので…。
(減点0.3/臨時列車を無制限に出すことはできるか)
もちろん災害によるものなどは別ですが、それら以外(このことは、道路運送法に規定あり)で臨時便(列車)を走らせるには許可が必要で、勝手に走らせると国土交通省から文句がきます(実際には、その地方を管轄する整備局など)。
たとえば、サッカーでも野球でも、地下鉄やバスの便が増えたりしますが、それは事前に推知が可能で事前申請している(状況によってはある程度までなら申請不要なケースあり)のであって、勝手にばんばんっと本数が増えることはないし、その運用はまずいです。事故があったときの責任を誰が取るのかなどが規定できないからです。
(※) 実際には、電車にせよバスにせよ、こうしたものは昔は公共交通機関だったものが今は民営化が叫ばれ次々と民営化されていきましたが、「完全に」民営化されたわけではなく、定年近い方や定年後の(形式的な)契約社員としての5年の再雇用などの中で、本来届け出ていない便を勝手に走らせるといったことが観光地を中心に見られ、行政側も走らせるその「謎の臨時便」が明らかに早朝、深夜といった時間帯であれば実質黙認するか、誰かから苦情がきたら「ダメですよ」ということを言いに行くことになりますが(騒音問題などもありますので)、このような事情があるので、意図的かつ継続的に何便も走らせていると(特に観光地のバスに多いが、電車にも見られる)、道路運送法(届け出た便以外の理由のない走行)違反で検挙(事故などない限り、書類送検どまりなのが普通)ということになります。