「ホラーではなくギャグ寄り、考察が捗るストーリーでした。」きさらぎ駅 Re: ゆうはさんの映画レビュー(感想・評価)
ホラーではなくギャグ寄り、考察が捗るストーリーでした。
前作も面白いには面白かったけど、何か足りなかった、というような感じでした。
今作はもう、ホラーと言うよりはコメディな感じが強かったです。
序盤は最早きさらぎ駅脱出RTAだったしw
特に後半部分がやばくて。
全員生還した状態のまま、3度目の運転で感覚をつかむ無免許の明日香。
そしてその後の出てくる姿が最早ヒーローの登場シーンで爆笑w
その前のシーンでは、高速で追いかけてくるお爺さんに対し、お爺さんのセリフである「危ないから線路の上歩いちゃだめだよー」を全員で言ってから、逆に追いかけるという始末w
……これ最早「きさらぎ駅」楽しんでるだろ、と見ながら内心思ってたんですが、最後の最後で難関が立ちはだかることになって、大輔が取り乱し、今作の新キャラである喪服の男性、鎌田にメンケアされてたりしたのは笑いましたww
何回も死にすぎて、一致団結してるのもほんとに笑えるww
絆深まりすぎだろ、お前らw
最初、みんな初対面のはずだったのになぁ……なんて思いつつ、ここまで仲良くなれたのもなんやかんや言って「きさらぎ駅」のおかげなんだろうなぁと。
けど、そんな「きさらぎ駅」も、1人生還者が出てしまうと記憶が消えてしまうわけであって、理不尽だなぁとも思いました。
前作にはなかった「記憶のリセットがされない」という仕様は、面白かったですね。
「カラダ探し」とか、海外映画ですが「ハッピー・デス・デイ」を思い出しました。
「実際あったら、きさらぎ駅へ行ってみたい」とか昔、思ってたことありましたけど、あれを見る限りそうは思えなくなってきたなぁ……と。
前作のパンフレットに本田望結さんが言ってましたもんね。
「遠州電鉄を使う際は『きさらぎ駅がない』とは誰も立証できないから、気をつけて」と。
でも、意外でした。
最後の最後で、駅に降りなければもとに戻れる、というのは。
きさらぎ駅って、2つ説があって。
1つ目は、この映画の通りなのですが。
2つ目は『きさらぎ駅へ隣接する駅が4つほどあり、次の駅に進めば進むほど、死に近づく』というものなんです。
2つの説を織り交ぜて作るんじゃないかとも思ってたんですが、そこがいい意味で裏切られましたね。
そして最後ですよ……。
明日香が全てを仕組んでいたって知った時は鳥肌モンでしたね。
けど、あのアカウントは誰だったんでしょう?
明日香だとしたら、きさらぎ駅は電波が届いていた、またはTwitterだけ使えた、ということなのでしょうか?
どちらにせよ、社会現象を巻き起こし、世間に復讐を果たせた明日香は、今後どうなるんでしょうね?
インタビューに『第3弾が出るかも』と本田望結さんは語っているので、次作に期待したいです。
「ようこそ、きさらぎ駅へ」
この言葉、言ってみたいなぁ……w
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