「舐めてたいわく付きマンションの住民が実は・・・だった。 復活の儀式の正体は? ちゃんと面白いが、マフィア成敗が物足らなくて残念。」VENUS ヴィーナス ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
舐めてたいわく付きマンションの住民が実は・・・だった。 復活の儀式の正体は? ちゃんと面白いが、マフィア成敗が物足らなくて残念。
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ナイトクラブのダンサー・ルシアが、マフィアからドラッグを持ち逃げ。
シングルマザーの姉が住む廃墟同然の曰く付きマンションに逃げ込むが、
追ってきた武装マフィア連中が相手にしたのは、この世のものではなかった。
「舐めてた相手が殺人マシーンだった」ものの一種で、
「舐めてた婆さん達が日食の瞬間に魔王復活を企む魔女一味だった」。
魔物は、基本、悪夢を通して迫ってくるため、前半では言ってしまえば「夢落ち」の繰り返し。
マフィア連中が乗り込んで来る後半が見せ場。
なのですが、幹部の一人は魔女一家に、別の一人は召使いモンスターに餌食になった後、第一陣は一人を残して爆発で一気にやられてしまうので、何とも物足りないのが本当に残念。
せめて、あと2回くらいは悪者を血祭りにあげて、カタルシスを味わいたかった!
やさぐれ女が姪っ子との交流を通して人間らしさを取り戻し、「家族」を命懸けで守るようになる流れや、姪っ子の友達だった腐女子?はちゃんと生き残ったりするなど、映画としては意外と正統派。
「陽の光をもたらす者」として、ラスボス達を許して去るラストがイイ。
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