ダーティ・マネーのレビュー・感想・評価

汚職刑事、警察、中国マフィアが入り乱れる三つどもえの争いを描いた韓国製クライムアクション。

刑事仲間として兄弟のような関係性を築いてきたミョンドゥクとドンヒョク。2人は中国マフィアが資金洗浄のために巨額の現金を密輸しようとしているという情報を偶然入手する。ミョンドゥクは病気の娘の治療費、ドンヒョクはギャンブルの借金返済のため、マフィアの金を奪おうと企てるが、邪魔が入ったことで計画は失敗し、銃撃戦で大勢の死者を出してしまう。刑事としてこの事件の捜査を担当することになった2人は、事実を必死にごまかしながら捜査を進めるが、証拠が増えるにつれて嫌疑が彼らに向けられ、徐々に追い詰められてゆく。

主人公ミョンドゥク役を「善惡の刃」「野獣の血」のチョン・ウ、相棒で弟分のドンヒョク役を「ゴールデンスランバー」「国際捜査！」のキム・デミョンがそれぞれ演じる。監督、脚本は「キングメーカー　大統領を作った男」の脚本を手がけたキム・ミンス。

ダーティ・マネー
2024/韓国
配給：クロックワークス

お金が必要な刑事2人が資金洗浄で持ち込まれる大金を強奪する計画を立てることから始まります。

かなりリスキーで詰めが甘い計画を実行するのですが、W主演のお2人が使っていたのが猟銃で見応えありました。

絶体絶命のピンチにもハラハラ。
ストーリーも後半はとても面白くなり、程よい尺でまとまっていて楽しめました。

悪くないけど

もう一捻り欲しかったかな

3.5だと甘いかな？

騙される方が悪い が信念の中国
同胞や仲間でもお構い無し
子供が病気で金がいる ギャンブルで借金が…のありふれた原因が、きっかけになるのだが、容赦無しの中国人 自分さえ良ければの国民性が見事でした トランプとどこか似てるよね…

韓国映画お決まりの汚職警察と韓国・中国マフィアのドロドロの殺し合いで、100分間という丁度良い長さで、緊張感を保ちながら楽しめる作品でしたが、ラストの終わり方が個人的好みでないだけが残念でした。

中国人マフィアの金を奪った刑事たちと、金を奪ったヤツを捜すマフィアたちの話。

幼い娘の入院・手術費を欲する刑事と、ギャンブルで借金まみれの相棒が、中国人マフィアの金の情報を嗅ぎつけて巻き起こっていくストーリー。

そもそもが、チンピラたちにたかってるし、副業制服警察官も副業がなんちゃらとまあ相変わらず韓国映画の警察の扱いってw

登場人物みんな汚れまくりだし、警察の捜査は現代映画としてはポンコツでちょっとムリがあるしとツッコミどころは満載ながら、シリアスにドロドロ世界をみせて行く展開で、少し先が読めてしまう流れはいくつかあったしけれどなかなか面白かった。

悪いことをして稼いだ金を奪い合う話が韓国には多い。しかも必ず警察か公務員が絡む。そんな映画では刑事が、こんな安月給なんだから！なんて言い訳めいたセリフがよく出てくる。韓国ではあまり高い給料じゃないのか？と心配になる。
さて、本作。２人の刑事に大金が必要な動機はあるが、若い方の刑事はギャンブルで作った借金だからあまり同情はできない。そこがちょっと難点ではある。応援する気になれないよな。当然順調に金を奪えるわけではなく、どんどん悪い方向に転がっていく。そこはある意味王道のパターンと言える展開。中国マフィアはさすがにかなり怖い存在感を醸し出していたが、全体的には既視感たっぷりの話だった。
いや、後半の展開はそれなりに面白かったけど、それも別にすごい意外性があるものではなかった。まぁ、そんな意外性を求めているわけではないから大きな問題ではないのだが満足感はあまり高くなかった。たぶん混乱具合が足りなかったからなんだろう。観る目が肥えてしまったということだ。韓国映画のクライムサスペンスはこれくらいじゃ満足できなくなっている。

韓国アクションの面白い映画標準レベルの作品。
警官が娘の手術代の為に手を染め.....
ストーリーもありがちな話しだが面白かった。

韓国映画好きにはお勧めです、