「タイトルなし(ネタバレ)」ノスフェラトゥ maduさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
クリックして本文を読む
大好きなロバート・エガースが吸血鬼映画とゆうことで制作情報聞いた頃からオリジナル版も観たり、吸血鬼映画を未漁ったりして楽しみにしてたのですが
見終わったあとは、けっこう咀嚼が必要…とゆう感想でした。
期待通り、グロいし、ハードだし、ゴシックだし!なんだけど
1番受け取り方が難しく感じたのは、扱いが大きくなった(ほぼ主役!)エレンを性被害者として描き、オルロック伯爵を性加害者として、そして2人の間に絆があり、それは加害者からのグルーミングでもあるが
女性が抑圧され女性の性欲が不可視化されていた時代において開放でもあるように描かれているように見えるのだけど結局は出発が性被害なので、
どう受け取っていいのかと複雑な気持ちになってしまった。性被害者への誤解を深めかねない表現だとも、受けとれてしまうんでは…と日本の性加害への寛容さ(皮肉です)を考えるとなかなか複雑な気持ちに。
とはいえ、惚れ惚れする様な衣装や
オルロック伯爵の醜悪なビジュアル、エクソシストっぽい展開や、癇癪症として抑圧された女性の扱いと、デフォーの解決力の高さそうなフランツ医師がかっこいい!となりテンション上がりました。
それにしてもニコラス・ホルトの不憫な役へのハマり具合はもはや名人芸の域だと思ってる。
リリー・ローズもニコラス・ホルトもガイコツっぽい美形なので100億点のビジュアル。ロバート・エガースは役者を王道使いするのも好きなポイント。
次回作もロバート・エガースの作品が楽しみ!
コメントする