「ホラー映画史に燦然と輝く大傑作をロバート・エガース監督が全身全霊を込めて2度目のリメイク」ノスフェラトゥ Jettさんの映画レビュー(感想・評価)
ホラー映画史に燦然と輝く大傑作をロバート・エガース監督が全身全霊を込めて2度目のリメイク
オリジナルのF.W.ムルナウ監督『吸血鬼ノスフェラトゥ』(1922)に幼少の頃から惚れ込んだ監督が満を持して取り組んだだけあって、素晴らしい格調の高さと風格を備えた秀作だと思います
さすが今年の第97回アカデミー賞の美術や衣装デザイン部門など4部門でオスカーノミネーションを受けただけあって納得の映像美、隅々までこだわりを感じる画力が素晴らしく見ごたえがありました
が、元々本作のオリジナル版は ブラム・ストーカー氏の名著『ドラキュラ』(1897)をムルナウ監督が無断で映像化し著作権侵害で訴えられた曰く付きの作品、なので大筋は『ドラキュラ』と同じとのことですが、それを大昔の学生時代に読んだっきりなので記憶になく、よって本作もストーリーが分かりづらく入り込めず、やや冗長で退屈に感じる事もありました
キャスティングも実力派で有名どころが揃っているので見ごたえがありましたが、リリー=ローズ・デップさんのルックが個人的にはとても気持ち悪くて、特に魔物が憑依した様になる役には完璧にフィットしていて益々不気味だった
その憑依したりするくだりを観ていて『エクソシスト』(1973)を思い出したりもしました、あれって元ネタなのかな?
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