岸辺露伴は動かない 懺悔室のレビュー・感想・評価
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大変面白かった。特に岸辺露伴役の高橋一生の演技が上手い
私はこの作品が少年ジャンプジョジョの奇妙な冒険を書いた荒木飛呂彦先生の漫画を実写化したとは知らずに見に行った。大抵日本のアニメを実写化したものは不発に終わるのが多い中、この作品は大変面白かった。イタリアをモデルにし、しかもリゴレットを題材。展開もハラハラさせられる内容で、単行本を読んでみたいとさえ逆の形で思わされた。大変素晴らしい作品だと私は思います。
長い
泉京香 最強!
テレビシリーズを経て、岸辺露伴は高橋一生しかありえなくなった。このオールベネチアロケの劇場版でも、それは見事にはまっている。
原作の先を描く後半部分も、テイストを損なわず見事なホラーミステリーに仕上げている。
そんな中で出色なのが、原作ではちょい役なのがレギュラーに出世した担当編集の泉京香だ。
テレビでも、ただのコメディリリーフだったのがジョジョにキーマンになっていった。
論理的思考の欠片もなく発する彼女の一言が、時に露伴を大いに助ける。
今作でも彼女なくしてこの展開はなかった。彼女が持つとパチモンの幸運のお守りも最高の力を発揮する。
そういえば君、イタリア語喋れたっけ?
いえ、全然。
サイコーのラストである!
安定の一作
ジョジョスピンオフの岸辺露伴の第一作目の映像化です。
このシリーズは、安定した作品作りが素晴らしいと思います。
ドラマも含め、元々原作が短編の小品的な物語なので、飛び抜けた名作もない。その代わり駄作は一つもありません。ただただ、原作をどう再現するか、という深いリスペクトが感じられます。
ポップコーンで人生決めるの?とか(無茶で笑える要求は、ちょっとYMOの「ハンコ鼻に詰めろ」を思い出しました(笑)
あと、
悪霊騙されるのバカすぎとかおっしゃってる人いるのですが、原作そうなんだから、いいんじゃないですか。そこ変えられたら、炎上しますよ。
さて、原作の後日談があったとして、という設定からの小林さんのストーリー作りが冴えています。
テレビなら前半で終わりなのでしょうけど、
そこからの展開もまるで最初から存在していたように自然な流れでした。
ベネチアの映像も本当に美しく、充分鑑賞に耐える楽しめる作品でした。
ただ、もう岸辺露伴の原作漫画作品はほとんど残っていません。
映像化のためにわざわざ描くのも違うような気もしますし、
他の人がオリジナルストーリーを考えてしまうのも違う気がしてしまいます。
続いて欲しいですが、
ここで一区切りするのですかね?
いつもの冒頭のあの2人が出てこなかったのが残念。
独特の雰囲気とキャストがマッチ
ニコレットじゃなくてリゴレット
2025年映画館鑑賞55作品目
6月7日(土)イオンシネマ石巻
ハッピーナイト1300円
原作は『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の荒木飛呂彦
監督は『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』『ショウタイムセブン』の渡辺一貴
脚本は『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』『劇場版ハヤテのごとく! HEAVEN IS A PLACE ON EARTH』『劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season1 覚醒』『劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season2 輪廻』『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の小林靖子
粗筋
イタリアの大学の交流イベントに招かれヴェネツィアにやって来た日本の人気漫画家岸辺露伴
担当編集者泉京香と同行する約束をふいにして数日前にヴェネツィアに訪れ取材を名目に散策を楽しむ露伴
教会を訪れ興味本位で神父の休憩室に入ると隣の懺悔室で告解する謎の男がいた
その男は日本人でかつて同じく日本人の浮浪者をヴェネツィアで死に追いやったために呪われた話を始めた
幸せの絶頂に達すると浮浪者の呪いで殺されるため幸せを少し減らす生活を続けているという
原作未読
実写化不可能とされていたらしいがヴェネツィアオールロケでそれは実現された
どこの誰かは知らないがその程度で実写化可能なら不可能なんて断言してほしくなかった
削除されない立場の人は自分の言葉に責任を持って欲しいものだ
原作に忠実なのか岸田露伴独特の髪型は決して寝癖ではない
花輪くんかスネ夫をイメージしたのか良くわからないが表参道かどこかのカリスマ美容室で仕上げてもらった代物だろう
前回同様ヘブンズ・ドアーという岸辺露伴の代表的特殊能力
最早それは魔法
絵的にはやられた方の顔は間抜け
玉城ティナのようなハーフ系美女を持ってしてでも
記憶を読むのにわざわざ本のようにすることもない気がするが
アルチンボルドの作品にあるようでそれはない
婚約者ロレンツォはマリアと露伴の組み合わせの例えにティツィアーノの名前を出したがピンとこなかった
良く覚えてないがその婚約者はマリアと出会い「聞こえる?運命が幸福の鐘を鳴らす音」という口説き文句
さすがイタリア人
婚約者がいながら単なる喜びのスキンシップで日本人女性編集者と抱き合う文化は週刊文春でも業を煮やす他ない
個性的な岸辺露伴に対して編集者泉を演じる飯豊まりえは地味系美人
個性的なのは苗字くらいだが全国に260人くらいいるのでそれほど個性的でもない
彼女がそばにいると岸辺露伴の個性が強調される
有名だというオペラ『リゴレット』が題材になっているようだ
禁煙の薬ニコレットなら知っているが無学の自分はリゴレットを知らない
なぜか少女の舌から人面瘡
マリアM?浜崎あゆみの歌のような芸名
なぜ故にヴェネツィアでポップコーン
そのゲームは絵的にあまりにも馬鹿馬鹿しい
鳩も呆れてるわ
大東駿介の脂っこい熱演は高く評価したいが生理的に嫌いだ
イタリアにも縁起が悪い迷信の類が多いのかな
室内で傘を差すのも縁起が悪いらしいが縁起が悪いというより単に非常識なだけに思える
そういえばスワローズがドーム球場でなかなか勝てないがそのせいだろうか
尤もマツダスタジアムでも勝てないのでただ単にスワローズが満遍なく弱いだけだろう
ラストシーンの景色好き
配役
人の心や記憶を本にして読め記入することにより記憶を改竄することが出来る不思議な能力を持つ世界的人気漫画家の岸辺露伴に高橋一生
岸辺露伴を担当している「集明社」の編集者の泉京香に飯豊まりえ
ヴェネツィアで成功した日本人で「あやまち」を告白する田宮に井浦新
ヴェネツィアの仮面職人のマリアに玉城ティナ
マリアの婚約者で岸辺露伴を招き文化交流イベントを主催した大学理事のロレンツォ・グリマーニにアンドレア・ベッラチッコ
怪我と病気で無職になった浮浪者のソトバに戸次重幸
浮浪者を死に追いやったせいで呪いがかかった水尾に大東駿介
水尾の娘にマリア・M
水尾の妻にルドヴィカ・ステッチャー
路上の盗人にニコロ・ソーダ
路上の盗人にモレノ・コーラ
監視する白髭の老人にジョヴァンニ・トマセッティ
銃撃犯にジュゼッペ・ブレッサンエロ
リゴレット役の役者にアンドレア・ゼセ
ジルダ役の役者にナタリア・ロマン
神父にアレサンドロ・ブレッサンエロ
浮浪者を蹴る作業員にデビッド・エンジェル
花束を渡す女にキアラ・パウルッツィ
妻と口論しチケットを譲る電話男にエマニュエル・パスクァリーニ
露伴と行く奇妙なヴェネツィア呪いツアー
二年前のルーヴル篇のレビューで、次はイタリアロケで『懺悔室』を映画化してほしいなって書いたんだけど、ホントに映画になったんでビックリです。前半は原作通り、後半は原作の後日談で呪いがまだ進行中と言う設定で、呪いの相手に幸福を大量に送りつけ、幸福の絶頂に達した時点で最大の絶望をもたらすルールが面白いです。この『奇妙な呪い』を巡る生者と死者との騙し合いが、荒木飛呂彦ワールドらしい魅力で、ヴェネツィアの風景もどこか異世界的な雰囲気がありますね。一方で、後半のお話しがイマイチ広がりがなく一本調子になることや、父親の言動が自分勝手であまり共感がもてなくなるのが残念。役者では、高橋一生がハマり役で、セリフやファッションはまさに岸辺露伴。本来イタリア人の役を井浦新がやるとは違和感があったけど、死者すら欺き続けるしたたかな役をケレン味たっぷりに演じてました。
大東駿介の顔芸が秀逸
前作のルーヴルも劇場鑑賞しましたが、何とも言えないミステリアスな後味が印象的だったので、今回も同じく劇場へ足を運びました。
原作は読んでいてオチも知っているので、どのような見せ方にするのか興味津々でしたが、設定を上手く変更し、日本人が演じても違和感のない世界観に仕上げていたのは、見事だと思いました。
原作のストーリーは前半で終わり、後半は映画オリジナルのストーリー展開となりますが、ルーヴルが重苦しくシリアスな内容だったのに対し、懺悔室は笑いを取ろうと狙っているのか、前編を通じて人間の滑稽さを前面に打ち出している印象でした。
例えるなら、ルーヴルが能楽だとすれば、懺悔室は狂言というイメージです。
その様な狙い(?)もあっての事なのか、中盤のクライマックスであるポップコーン勝負の場面で、大東駿介が見せる迫真の顔芸は、これを見れただけでも料金分は回収出来たなと思える位に見応え充分でした。
ただ、後になって振り返ってみると、ストーリー全体のひねりは殆どなく、文章で粗筋を書けば数行で済んでしまう様な単純さなので、そんな題材をあそこまで長時間に引っ張って、飽きさせもせずに見せられたのは、製作陣の腕と演技陣の気合の賜物だと思いました。
個人的には、ルーヴルの様にダークな作風が好きなので、本作はいい意味で肩の力を抜いて、一休さんのトンチ小話みたいにクスッとしながら観られる点は良いのですが、映画作品としては軽薄なイメージで、少し拍子抜けした印象でした。
NHK岸辺露伴でヴェネツィアの街並み、
後半の失速ぶりが気になる
高橋一生が演じる岸辺露伴というキャラの面白さは理解できます。とりわけ前半は展開も凝っていて、映像も美しく、荒木飛呂彦の世界観をうまく映像化したな、と思っていました。
が、中盤あたりからは急速に「普通の映画」になってしまい、展開もキャラクター描写も特筆すべきことはなく、あれだけ魅力的だった岸辺露伴もなんだか色褪せて見える展開に。
ラストに至っては予定調和的で「あ、そうですか」という気持ちにしかなりませんでした。
前半のテンションをキープできない映画はそれなりにありますが、本作ほどの落差を見せられると残念な気持にしかなりませんでした。
流石のシナリオでした
A5よりA4
今回の舞台はベネツィア。
杜王町の狭い街で活躍していた彼がベネツィア。さすが世界的に大人気の漫画家。
とりあえず、1ジョジョラーではなく観客として視聴しようと思っていた。
高く美しい空に白い雲、赤茶の壁、暗く狭い横道、そこを歩く岸辺露伴。
ダメだ…ときめきが止まらないよ。
冒頭からお約束のスリ撃退からのヘブンズドアー!
彼の能力をお披露目。ここでジョジョを知らない人へスタンドなどの余計な情報を排除しながら、この世界の設定や彼の漫画家としてのプライドと品格、気高さがわかる。芸術ではないのだ!漫画なのだ!
そこで1つの仮面を手にする。そして一軒の仮面職人の女性の元へと返す。
教会の懺悔室に興味本位で入るとうっかり神父と間違われ仮面の男の懺悔を聞く。
この辺は原作通りであくせく働いていた男の元に浮浪者から物乞いされキツイ労働をさせた挙句、浮浪者を死に至らしめる。その後、幸せの絶頂の時に絶望を与えるという呪いを受ける。
その呪いは男にあらゆる幸福をもたらす。男がいくら拒んでも幸せが降り注ぐ。
身代わりを仕立てあげ、娘を見る幸福を得た瞬間にポップコーンゲームが始まる。
ここで3つのポップコーンを投げるがゆっくりと、なんとしてでも死を回避したいとんでもなく凄まじい表情で口にするので、この映画のクライマックスはここでは…?大丈夫か露伴先生と少し心配になる。
しかし、男は次の呪いを受ける。今度は娘が幸せの絶頂にあった時に男は絶望を受けるというもの。そこから男は娘に2番目の幸せを与え続ける。
そこは自分が犠牲になって娘の1番の幸せを願いなさい!と私も男を恨みたくなる。
そんな記憶を読んだ露伴先生の指先に血が広がる。
絶望の幸せを与えられる男は黒い服、教会では不吉な黒い傘を幸せを避けるように出ていく。
その不穏な状況に京香ちゃんがやってくる。
作品の全体の衣装が良い。奇抜なスタイルが特徴の作品だが岸辺露伴は黒い出立ちだがコートの前部分にはシルバーのアクセサリがバチバチついて襟元はフリルっぽくて馴染むようでしっかりと主張しているし、京香ちゃんにいたってはどピンクの膨らんだスカートに袖と今までの雰囲気をガラッと変えてしまうし、人懐っこい笑顔で居るだけでホッとする。良いキャラだなぁ。
露伴先生は仮面職人のマリアとウェディングドレスを巡り再び再開する。
彼女の縁起の悪い家で何をしても幸せがくる話を聞く。なるほど〜そこにつながるか!
娘を2番目に押し留める男とそれに従うマリア。
男はそんなマリアが幸せの絶頂を迎える結婚式を阻む。
露伴先生の指先の血はどんどん広がり、幸福の呪いが広がっていく。京香ちゃんがふと口にする絶望とは死ではないのでは?ここで露伴先生も考えを変える。京香ちゃんはいつも思いついた事をそのまま口にするので、それが突破口になるのがこのバディ感よ。
舐めやがって…オペラから出ていく。露伴先生の反撃だーー!テンション上がるー!
オペラの曲をバックに男と対峙する。カサッと踏むのはナンバークジ。ほら拾いなさい、当たってるから。「だろうな」のセリフでそのクジをこれでもか!と踏みつける。これが露伴先生なのだ。性格が悪く時々大人気ない。打たれたケンカは全て買い全力でカウンターを繰り出す。
結婚式の日にちを変え、出し抜こうと目論んでいたが男の手下によって新郎を庇ったマリアが撃たれてしまう。
それを見た男は絶望する。
人の絶望は本人の死ではない。
そのまま男は出ていき、マリアは起き上がる。
幸せを浴びながらもたった1人の父親に1番の幸せを願われなかったマリアは1番愛する彼と幸せの絶頂の結婚式を挙げる。
大事な指輪交換で指輪をうっかり落とす小さな不幸を見て岸辺露伴先生もにっこり。
男はそのまま2人分の呪いを受けながら歩き続ける。絶望しながら生き続ける。
新郎も背中にピンクダークの少年のサインをもらってにっこり、京香ちゃんもブーケをもらってにっこり。
与えられる幸運ではなく自分の力で仮面を作りながら打ち勝つように生きてきたマリアもやっと自分の幸せを喜ぶ人生のスタートを切った。
そういえば君、イタリア語喋れたっけ?
いえ、全然。にっこり。
この2人の絶妙に噛み合わないコミカルな所が実写版岸辺露伴の強みであり、パラレルワールド杜王町が出来上がっているなぁとしみじみ思う。
たった1話分の話を大きく肉づけした部分も「世にも奇妙な物語」の様であったが主要キャラおよびゲストキャラ達もしっかり癖強にしていたのと、ベネツィアという美しい舞台にある光と闇の明暗が人生を現すものがするりと馴染むので画面いっぱいに楽しむ事ができた。
ヘブンズドアーのハンドサインがカッコ良い。
荒木飛呂彦先生のジョジョ作品には小林靖子さんが必要。
結局ジョジョラーとして楽しんでしまったよ…仕方ない
追記:原作のトウモロコシ工場で働いてた関係で幸せになり最悪のポップコーンゲーム流れでお願いしたかったが仮面とかのせいで無しにしたかったのかも…少し残念。
個人的に岸辺露伴先生が好きすぎるので高評価は仕方ないない。
原作の世界そのままだ。
ポップコーンのシーンは圧巻
原作最初のエピソード「懺悔室」がとうとう実写映画に!
高橋一生さんと飯豊まりえさんは相変わらずと言った感じで、安心して見ていられる。
自分の漫画の部数が幸運に左右されて、「僕にはこんな幸運要らないんだよ!」と珍しく感情を剥き出しにして怒る露伴先生良かった。
井浦新さんはジョジョ感満載で流石の演技。
戸次重幸さんの浮浪者役も気味が悪くて良かった。
玉城ティナさんと婚約者役の方は可愛らしくてほっこり。
そして、個人的に今回良いなと思ったのが大東俊介さん。
特にポップコーンのシーンは再現度高くて圧巻でした。
ストーリー的には、原作の懺悔室にその後の話が追加された感じで、落ちはある程度予想はつきましたがそれなりに楽しめました。
オールヴェネチアロケの美しい街並みと、俳優さん達の素晴らしい演技で、完全にジョジョの世界観に引き込まれました。
ブラボー!おお…ブラボー!!
う~~~~ん
ジョジョのファンでドラマ版も時折見ていましたが、ちょっとこの映画は好みではなかったかな・・・。
前半は原作もある話で、後半はそれを大きく膨らませた話という印象。全体としても「〇にも奇妙な物語にありそうなシチュエーションだな……」と思ってしまった。
岸辺露伴というキャラクターで考えると困っている人を積極的に助ける性格ではないため、起こっている事象に対してどう介入するんだろう、と思っていたら「そういう手があったのか」と納得した。
井浦新の演技は素晴らしいと思ったが、あの人が逃げ回っているのは投げたポップコーンを口に入れるゲームそのものなのか、もしくはその結果は「あの時」に確定していて罰そのものなのか、観ていて混乱した。とにかく右往左往逃げ回っているだけで「???」という印象。
あと、ヴェネツィアを推していたが正直「狭い路地ばかりで住みにくそうだな……」と思ってしまった。ジョジョ5部だとあの街どうなってたっけ、と読み直してしまった。
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