岸辺露伴は動かない 懺悔室のレビュー・感想・評価
全281件中、241~260件目を表示
宗教二世を思わせるような娘の人生。
なんとなく宗教二世を彷彿とさせる娘の人生。
幸せになるな、持ち過ぎたら誰かに分けろ、譲れ、壊せ、一番を選ぶな、恐れろなどある宗教の教えに当てはまりそうな思想が強かったように思う。
思い込みなのか、呪いなのか、その人自身次第というのは本当にそうだなと。「幸せが襲ってくる」という恐怖はすごく不気味で可怪しく、その発想の転換は面白かったです。露伴先生の漫画家としてのプライドも流石!と尊敬にも値する。
ただ、前半の呪われるまでが長すぎて、不快なシーンが続く怖いというよりキモチワルイ感じで、何度も見たい作品ではないかなぁと。
元は短編だし物語上難しかったのかもしれないけれど、もっと露伴先生と泉さんの掛け合いが見たかったなぁ。
がっつりベネチアの岸部露伴
前作の「ルーブル」が日本パート(過去パート)ばかりが長くて少しがっかりしたのだけど
今作「懺悔室」は最初から最後までがっつりベネチア
それも裏路地とかおおよそ観光的なイメージではない景色が続くので
「黒い歴史」というテーマにぴったりな映像が続くのがとてもうれしい
TV放送の時からかわらず今回の映画も
「漫画やアニメ原作はドラマの演出との親和性が低い」という
難しさを感じさせつつも、
見事に原作の雰囲気を忠実に保ちつつ
ドラマの絵作りとしてグイグイ引き込むパワーのある作品になっている
個人的に残念だったのは
浮浪者も呪いをかけられる男もバックパッカーの日本人に設定変更されてるところだ
(まあさすがに全編字幕にするわけにもいかないからだろうなこれは)
うっかり呪いの影響を受けてしまったり
自分の誇りを汚されブチ切れたり
露伴先生があいからわず露伴先生でとても楽しい
編集の泉京花かんぜんに無敵キャラだよなあ(笑)
うざいキャラだったはずなのに完全に癒し枠になってる
襲いかかってくる
んですね、幸せも。
大画面でScuola Grande di San Rocco。
ティントレットみれます。
しかも映画照明でピカピカです。
ラストの夕景、カナルを往く小船が映えます
それらで幸せでした〜
あと俳優さんががんばってました!とくに井浦新さん、表情がもう仮面に見えました!
鳩が
とても良い演技をしていました。
鳩ってあんな演技できるんだ?!
岸辺露伴はあの岸辺露伴しか似合わないサングラスしてました。🕶️ サングラスを待っていたファンは喜んで下さい。
井浦新さんを浴びた。
演技が…苦悩の表情が…すごい。
どこかであんな絵画を見たことある気がしてくる
そんな説得力のある表情でした。
露伴先生と参列する結婚式のシーンのまりえちゃんの衣装が可愛くて!あんな服着こなせるのさすがまりえちゃん👍そしてそれを求めていました!!とても楽しかったです。
彼等なりの絶望と幸福の在り方
大衆向けにする為に区分Gだったのは勿体なかった気がする、血みどろ生臭いシーンでそこは想像にお任せしますといったところか。
短編を映画にしたことで前半のモノローグが長くテンポが鈍る。私は露伴と泉京香の凸凹コンビが好きなので前作の方が好みでした。
それでもホラーや怪奇な要素は悍ましく哲学的世界観の個性は変わらず、特に全編ベネチアロケということもありスクリーン映えのある絵力に圧倒されました。
特に高橋一生さんと飯豊まりえさんの日本人離れした佇まいだけでも見応えがあった。
絶望(呪い)が先に待っている幸福は最早悲運でしかないし、私は幸せの順位を1番2番と見定める人生は考えられない。
やはり露伴先生と泉くんのブレないスタイルが作品の色合いを良くしている。
原点の短編を映画として
岸辺露伴は動かない、原点である懺悔室の映画化。もともとの物語、そして原作の再現が難しいところをオリジナルや熱演で実写映画となっていたのは素晴らしいと感じた。
ストーリーに関して、呪われた男が愛する娘の人生を壊してでも自分の命を優先するかと思ったが原作でも悪人であると記載されているし、まず浮浪者にあんな態度をとっている時点でろくな人間ではなかったのだろう。斬首シーンをどう再現するか楽しみだったがもっと残酷さが際立つ描写になっていた。とてもインパクトがあり良かった。
本当に実写として素晴らしいシリーズであるため続編のドラマを作っていただきたい。月曜日 天気ー雨やブルスケッタの未知の虫系をぜひこの実写でみてみたいと思う。
面白過ぎてうっとりした。露伴先生一生ついてく。
いやあうっとりした、あまりの面白さに。素晴らしい110分を過ごしたと言っても過言じゃない。キャラクターが強いから何したって面白いんだけど、ストーリーが…もうやばい…哲学的なの好きだけど、それをいやらしい上から目線で突きつけてくるんじゃなくて、心の底をえぐってくる、否応なく刺さってくるんだよ哲学がぁ。哲学的ぃ(太田風)なお話。自分が犯してしまった罪により幸せが頂点に達すると絶望が降りかかる呪いがかかってしまった男が、家族や周囲を巻き込みあの手この手で幸せの絶頂を回避する。なのに幸せが次から次へと襲ってくる。仕事でイタリアのベネチアに来てた岸辺露伴や編集の泉も巻き込まれていくストーリー。超簡単に言うと。
あの、私ドラマが映画化されるにあたり過半数がそうなりがちな「海外ロケ」や「でかスケール」が本当自身の好みから外れていて…それ聞いただけでまじで観る気無くすポイントのひとつ…だったんだよ、だったんだけど…!!「岸辺露伴懺悔室」は…オールベネチアロケ&制作費を1ミリも無駄にしない、それを踏み台として更なる最高傑作に仕上げられてて…鑑賞中何回、ベネチアロケ最高と心で叫んだことか。誰かも感想に書いてたけどまず露伴先生の人間像がベネチアに合い過ぎ、ベネチアの事映画祭ぐらいしか知らんけど。違和感0。露伴先生以外のキャラクターも、一人ひとりの役作りが脚本・キャラクターに合ってて、見応えたっぷり。いつもの泉くん役の飯豊まりえも最高だけど、井浦新や玉城ティナ、戸次さんなども目が離せない、なんか熱かった終始自分の胸が。大東駿介は賞獲るべき。大東駿介なんて元々演技めちゃくちゃ良いのに、もっともっと評価されるべきだろうが!がこの映画で惜しげもなく出てた。誰1人別のキャストじゃあ駄目だ。観る前は完璧と思わなかったのに、観た後は完璧なキャスティングだった。この神がかったストーリーを素晴らしい熱量の大傑作に仕上げるために揃った役者、製作陣にほんと大拍手&大感謝です…。
相変わらず露伴先生と泉くんの関係性ややり取りもめっちゃくちゃ良く萌えましたちゃんと笑。
恋人・夫婦・両想いという設定以外で、異性の友達同士や仕事の関係者という設定でアツい関係値って、めちゃ萌えるんだよなァ…それをうまい具合に描く能力たるや…!
こういう映画を作る為に、映画作りってお金を使うべきなんだなあと思った。今年の代表作ベスト5には確実に入るね。3分に一回「あ〜面白いわ」って拳をぎゅっと握る映画でした◎
冒頭の泥棒に対して放った露伴先生の一言は、漫画家に究極なリスペクトを向けてる私にとっては永遠に心に刻まれる名言だったので、泣いた。
露伴先生一生ついて行きます◎
成功実感を持たない不労者についてだろうか…
岸辺露伴は動かない 懺悔室
怪しいほど美しいヴェネツィアを不必要なカメラワークで目が回った。
それに今回はヘブンズ・ドアーを多用し過ぎてズルくて呆れてしまう。
まったく、ミステリアスさが欠如して、
「高橋夫妻の熱々新婚旅行」となったようだ。
おめでとうございます。
(^_^)
岸辺露伴は動かない 懺悔室
荒木飛呂彦の人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのスピンオフ「岸辺露伴は動かない」を高橋一生主演で実写化したテレビドラマの映画版第2作。
原作漫画「岸辺露伴は動かない」シリーズの最初の作品「懺悔室」を基に、映画オリジナルエピソードを加えながら、邦画初となる全編ベネチアロケで映画化した。
人気漫画家の岸辺露伴はベネチアの教会で、仮面をかぶった男の恐ろしい懺悔を聞く。
それは、かつて誤って浮浪者を殺した男がかけられた「幸せの絶頂を迎えた時に“絶望”を味わう」という呪いについての告白だった。
男は幸福から必死に逃れようとしてきたが、ある日無邪気に遊ぶ娘を見て「心からの幸せ」を感じてしまう。
その瞬間、死んだはずの浮浪者が現れ、男はある試練に挑むことになる。
そんな男の奇妙な告白にのめりこむ露伴は、相手の心や記憶を本にして読む特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を使用するが、やがて自身にも呪いが襲いかかっていることに気づく。
岸辺露伴役の高橋一生、担当編集者・泉京花役の飯豊まりえらレギュラー陣に加え、井浦新、玉城ティナ、戸次重幸、大東駿介が新たに参加。
岸辺露伴は動かない 懺悔室
2025/日本
オリジナル要素いっぱい
前回の映画と同様、面白かったけど、1時間強の内容を無理やり2時間まで延びた感がある。
派手なCGや演出がないのはこのシリーズの特徴であり評価されるところですが、ポップコーン食べるだけで30分もかかるとは、やりすぎたと感じた。地味なシーンこそ、役者さんの必死さを痛々しく見える。素晴らしい演技でしたが。
せっかく外国まで撮影に行ったから、色々内容を追加したい気持ち分からなくもないが、本来登場しない編集担当者さんに見せ場を作るために、どうしてもシーンを追加したようにも見える。
最愛な娘さんが亡くなったらそのまますぐ死体を放棄して去っていくかな…?触れることもせず、救助も試みず、生死の確認すらせずに...?そして家族だから、演技だけで実際は生きてるって普通あとでバレなくない?そもそもなぜ露伴まで呪いにかけられたかよく分からなかった、、、
一つのショートを一本の映画にする挑戦は簡単ではないと思うが、逆にいくつかのショートを一本の映画にまとめる挑戦もやってみてほしい。
さすがの脚本 小林靖子
荒木飛呂彦作品が好きで、彼の作品は全て読んでます。
あの短い短編をどうするのか?と思ったら、あれが前半、そしてその続きが後半です。
さすが脚本 小林靖子。後半は原作に無いオリジナルなのに、(絵面は若干物足りないが)原作超えを果たさんばかりの出来栄え。
露伴先生の地雷はそこにあるよねーと納得です。
幸せになりたい病・幸せ至上主義の現代人に。
幸せの反対は不幸? 幸せ過ぎれば、不幸も大きくなる。 幸せになり過ぎない様にする。 いろいろ 哲学的に考えせられる。
勧善懲悪の予定調和・起承転結の 単純なアホ ストーリーでなくて 好感。
ジョジョの 世界観も。
ハリウッド的な 単純な 悪を倒すヒーロー物が好きな人には、不満だろう。
複雑な、腹に落ちない、不条理性を 容認できる人には 良い映画。
主役は
ヴェネツィア・ロケと世界観
幸せの尺度
企画と取材の為にヴェネツィアを訪れた岸辺露伴が呪われた男と出会う話。
絡んできたスリが持っていたヴェネツィアンマスクが切っ掛けで出会ったマスク職人の女性の話しと、取材で立ち寄った教会の告解室で聞かされた浮浪者の呪いの話しをみせて行く。
「懺悔室」は既知で、話し自体の面白さはそのままだけれど、少々テンポが…と思っていたら、なるほどそこから転がしますか…。
上手く話しを繋げてはいるし面白かったけれど、やはりこのエピソードだけでこの尺は少々長かったかな。
そしてなぜか日本語とイタリア語とで会話が成り立つの?…お思ったけれど、そこはそういうネタってことで…w
ところで、なんだか「ヘブンズ・ドアー」って言えば発動みたいに見えてしまうのはちょっと気になった。
奇天烈なのが大前提
ベネチアの教会で、
誰もいないのをいいことに懺悔室を覗いてて、
我知らず神父用のスペースに入ってしまった岸辺露伴が、
告解を聞く羽目になる、
というところから本筋の話は始まる。
岸辺露伴を主人公とする原作最初のエピソードを膨らませた、呪いの物語。
「幸福が襲ってくる」という感覚が面白い。
ただし、生真面目なサスペンスだと思っていると、その奇天烈さに口あんぐり、となるかもしれない。
――奇妙奇天烈なのは、大前提。
(とはいえ映画オリジナルである後半は、とくに奇天烈でもないけど)
オール・ベネチア・ロケで画面が美しいから、
劇場のスクリーンで観る価値あり。
高橋さんのカッコよさは言うまでもなく、
玉城さん素敵だった。
そして飯豊さんは、相変わらず楽しく可愛い。
とくに最後の台詞。ああやっぱりそうだったんだ、と笑って納得。
脚本が上手いわ。
どんでん返し
主役2人の結婚発表直前に放送した回は鎌倉のイタリア料理店が舞台だったので?結婚後初の作品はヴェネツィアが舞台になるんだなぁと思った。前作の岸辺露伴の先祖を描いた劇中劇ほどではないが呪詛の経緯を演じた3人の怪演と呪いがどんでん返しになって終わり?なのは面白かった。岸辺露伴と泉京香の掛け合い漫談も味の一つなのに飯豊まりえの登場シーンは中盤になってからなのが不満といえば不満。前回の映画で泉京香は呪いがかからない人物だと分かっているので本当に魔王が出てきても何もなさそうだ。あと呪われた人物にかけられた呪詛が幸福の絶頂を感じた時に発動するのがゲーテの「ファウスト」で主人公がメフィストーフェレスと交わした契約を連想したので呪いの結末?がファウストの子どもを殺したグレートヒェンの救済にも見える。
【”ノッキング・オン・ヘブンズ・ドア。そして人は誰でもペルソナを被っている。”今作は、ヴェネチアを舞台にした高橋一生夫妻が活躍するミステリーであり人間の幸福、運命、欺きの報いを描いた作品なのである。】
■漫画家・岸辺露伴はヴェネツィアの教会で、仮面を被った男(井浦新)の恐ろしい懺悔を聞く。それは若き彼(大東駿介)が、誤って浮浪者(戸次重幸)を殺したことで浮浪者にかけられた「幸せの絶頂の時に“絶望”を味わう」呪いの告白だった。
幸福から必死に逃れようと生きてきた男は、けれども次々に幸福になって行き、資産家の娘と結婚し、娘を成す。そして、ある日無邪気に遊ぶ娘を見て「心からの幸せ」を感じてしまう。
その瞬間、死んだ筈の浮浪者が現れ、高く投げ上げたポップコーンを三度続けて口に入れないと絶望に陥るという呪いを再び彼に告げるのであった。そして、男は貧しき男(井浦新)の顔と自分の顔を入れ替えて、その呪いから逃れようとするのであった。
そして、懺悔室での奇妙な告白にのめり込む露伴(高橋一生)は、相手を本にして人の記憶や体験を読むことができる特殊能力”ヘブンズ・ドア”を使い真相を探るが、自身にも「幸福になる呪い」が襲いかかっている事に気付くのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・相変わらず、漫画を読まず、NHKのドラマ(になったのかな?今作。誰か教えて!)も観ない私にとっては、ナカナカな序盤で有ったが、前作で岸辺露伴の特殊能力”ヘブンズ・ドア”を学習した私にとっては、ちょろいモノであった。エラソーですいません・・。
・”貧しい生活を送る人には、食事を施そうね!”と言う物語かと思ったら(コラコラ)、浮浪者の呪いから”欺き”により、男(井浦新)が逃げようとする姿を、美しく育った娘マリア(玉城ティナ)の幸福なる結婚を絡めたミステリーでありました。
マリアは仮面制作者として生きていたが、彼女には婚約者が居り結婚を控えていたのである。が、男(井浦新)は娘の結婚により自分が幸福になる事を恐れ、ナント、娘の結婚相手を殺そうとしていたのである。
■露伴と、女性編集者が知らない男から”チケットを貰って”オペラ“リゴレット“を鑑賞しに行くシーンも、ラストの展開を示唆しつつ、そこから捻りを入れた物語構成に深みを与えている。但し、オペラ“リゴレット“の概要が頭に入っていないと、ちょっと無駄なシーンに思えるかもね。
・だが、露伴は男(井浦新)の目論見を見通していて、結婚式の日取りを一日早め、場所も変えていたのである。だが、狙撃手の弾丸はマリアの胸を貫くのである・・。だがそれはマリアの父に掛けられた「幸福になる呪い」を解こうとするモノであった・・。
<今作は、人間の真なる幸せとは、運命とは、そして欺きの報いを描いた作品であり、且つヴェネチアを舞台にした高橋一生夫妻が活躍するミステリーなのである。
因みに、高橋夫妻は撮影後に、「幸福になる呪い」を軽ーく跳ねのけて、ヴェネチア観光を楽しんだそうである・・、という噂がある。今作で、相変わらず明るい編集者を演じた飯豊まりえさんが、ムッチャテンションが高かった理由が分かる気がするのである。幸せで良かったね!>
■イタリア人俳優さん達が、顔の上に文字を書いた顔型の本を乗せられた時の台詞。
・”コレハ、ナンデスカ?”
・映画製作陣・・”コレハ、ロハンガ”ヘブンズ・ドア”トツブヤクト、ソノヒトノカンガエガアラワレルホンデアリ、カレハソノホンニジヲカキコムコトデ、ソノヒトノコウドウヲ、アヤツルコトガデキルンデスヨ。”
・”フーン。ヘンナノ。”
と言うような会話がされたかどうかは、明らかではない・・。
ヒッチコック?の鳩
呪いの連鎖を断ち切る強さ
とにかく俳優陣の演技が最高だった。
高橋一生の岸辺露伴はハマり役。
冒頭の懺悔室で告白を聴くシーンなんて、
岸辺露伴の悪戯心というか性格の悪さというか好奇心旺盛感が抜群に面白い。
大東駿介の変顔ポップコーン食い&鳩🐦とポップコーンを取り合う姿が滑稽だし、
戸次重幸なんてもはやホラー扱い、デイヴィッド・クローネンバーグばりのホラー。
井浦新もやりすぎなくらい狂った演技でもはや笑えるレベルで面白かった。
ヒロイン玉城ティナのハーフ娘感もばっちりハマったいた。
飯豊まりえも期待通り。
呪いの連鎖的な話で、幸せの絶頂時に不幸のどん底に落としてやる的な呪いなのだが
何より面白いのは、幸せの絶頂にならないようにコントロールするあたりが
実に人間らしくて滑稽。もうこれ自体が呪いということに気づいていない。
そこを演技で打破する岸辺露伴の演出はさすが売れっ子漫画家だ。
泉とのラストシーンも実に美しく、満足。
ただ、なんというか前半はすごく勢いがあって、荒木飛呂彦らしくて面白かったのだけれど
中盤から後半にかけてはちょっと失速しちゃったかなと。間延び感もあったかなと。
劇場版にするよりも、ちょっと長めのテレビドラマにしていたほうが面白かったかなと思う。
とはいえ、公開初日レイトショー@セントラル宮崎で約7割ほどの入客。
これは宮崎ではヒットと呼べる実績。
興収がどこまで伸びるかも楽しみ。
全281件中、241~260件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。