岸辺露伴は動かない 懺悔室のレビュー・感想・評価
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知的な遊びに満ちた秀作でした!
この作品を観るのは全く初めてで(シリーズ2作目)、主人公のイメージから堅苦しいストーリーを想像していましたが、問題なく楽しめて、しかも中程からどんどん面白くなっていくのが痛快でした。高橋一生の持つ特殊能力である「ヘブンズ・ドア」に初めて触れた時は、めちゃくちゃ驚きました。呪文を唱えると人間が倒れて、その顔についた仮面に、今までの人生が書かれているという設定に、なぜか惹かれてしまいました。インドではその人の人生を書物で見ることができるところがあるということを聞いていましたが、そのことを彷彿とさせてくれました(インドのある地方では人生のシナリオが全てわかるという書物が保管されているらしい?)。そのシーンから、俄然と面白くなって行ったわけですが、様々な偶然が重なったり、幸運が高橋の周りに起こってくる流れに面白さ倍加でした。それにしても亡くなった人間の呪いを見ていると、少々自分本位なので設定に無理ありとは思いつつも、納得する部分もあり(私は生きている人間の方が呪いより強いと信じているので不満ではありますが?)。また、呪われる人間が、ポップコーンを空中にあげて3回口に入れば呪いを解くというシーンも少し引いてしまいましたが、役者の頑張りぶりに大笑い?してしまったのは私だけでしょうか。あと、ベネチアの風景がめちゃくちゃ美しかったので、心が癒されました。そして、最後のどんでん返しは強烈というより、爽やかに安着したというイメージですっきりしました笑。
追記 素敵なセリフ。「幸せの絶頂は今日だけではなく明日もある」。人生は本当は幸せの連続なのかもしれません。
話の展開よりも〜表現力
普通の演技だったら面白い!!
とは思わなかっただろぉ〜。
ストーリー的には大体は推測通り
だが!!
今回は役者さんの表現力に光が当たった作品だと
自分は思う。
大袈裟過ぎず!!
叫ぶ所は叫んで
死を直面した時は
人間としての乱れ方とか??
映画を観ながら
本を読んでる感じでした(^o^)
ただ、-0.5は
話が推測できる感じで
もうひと捻り欲しかったなぁ〜って
思ったけど〜。
時間的にキツかったのかなと?
この世界観と雰囲気がたまらない!
人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフ作品として描かれたテレビドラマ「岸辺露伴は動かない」の劇場版第2作。テレビドラマでファンになり、本作も楽しみしていました。公開3日目に鑑賞してきましたが、かなりの客入りで人気の高さを再確認しました。
ストーリーは、取材とイベントの仕事でベネチアを訪れた人気漫画家・岸辺露伴が、たまたま訪れた教会で仮面の男に神父に間違われ、「かつて自分が冷たい仕打ちをしたために死んでしまった浮浪者から、『幸せの絶頂を迎えた時に絶望を味わわせてやる』との呪いをかけられたが、ある日かわいい娘が遊ぶ姿に幸せを感じてしまい、その瞬間に死んだはずの浮浪者が現れ、試練を課された」との告白を聞かされ、この奇妙な話に興味をもった露伴は、特殊能力「ヘブンズ・ドアー」によって男の内面を探るが、これにより露伴自身にも呪いが襲いかかるというもの。
率直な感想としては、とにかくおもしろかったです。前作よりも格段にわかりやすく、それでいてしっかりと岸辺露伴の世界観を感じさせてくれます。中でも、本作の核となる「”幸せ”と”絶望”という相反する二つが襲いかかる呪い」という設定が、物語をおもしろくしています。未読ですが、原作の魅力が十分に生かされているのではないかと思います。
実際に絶望が訪れなくても、呪いに取り憑かれた日々を送るだけで、すでに十分に絶望的です。まるでいつ訪れるかわからない死刑執行の日を待つような苦悩の日々でしょう。全編を通して、正体のわからない”絶望”が迫り来る恐怖や苦痛に男が追い詰められていく過程が、ひりひりしていい感じです。終盤に差しかかるころには、”絶望”の正体やその回避法もなんとなく察しがついてしまうのは少々物足りなく感じますが、それでも十分に楽しむことができます。
また、全編ベネチアロケによって味わえる旅行気分もさることながら、これによって醸し出される雰囲気が、作品の独特の世界観の形成に大きく寄与しています。これが物語への没入感を高め、作品をより魅力的にしています。
主演は高橋一生さんで、もはや完全に岸辺露伴の佇まいで、原作から抜け出たと言ってもいいくらいです。脇を固めるのは、飯豊まりえさん、井浦新さん、玉城ティナさん、戸次重幸さん、大東駿介さんら。中でも、大東駿介さんの演技が、世界観によくマッチしていて、作品を盛り立てています。
私事ですが、本レビューが通算1000作目となりました。いつも共感&コメントをありがとうございます。これからもみなさまと一緒に映画を楽しんでいきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
前作が面白かったので
全体のバランスが前半に寄り気味に。後半は…
懺悔室の尺を映画にして表現した上で本来の「岸辺露伴は動かない」を表現するとこうなるのかという感じで、
前半の原作ベースがかなりエキサイティングだっただけに、後半が「アレ?終わり?」という感じで、あっさり終わったように感じました。
ただ、役者さんの熱量と作品に対するリスペクトが非常に高かったのと、オールベネツィアロケを謳いながらも出過ぎてない日常の静寂な延長感、それでいてちゃんと美しく思える映像であったり、ちゃんと映画館で観ておいてよかったと思える作品のように思えました。
主人公役の高橋一生さんも仰っていた通り「一番岸辺露伴してる」の意図を汲むと、本来の「岸辺露伴は動かない」はこういうことなんでしょうか?
個人的には、前作「ルーブルへ行く」の方が映画的に鑑賞の余韻は深く長かったし、好みでした。
でもこれはこれで「岸辺露伴」としてはアリ?かな?
全編ベネツィアロケは伊達じゃないッッ!!
露伴の(ジョジョの)世界観が見事に再現されている、と思いました
自分自身、「懺悔室」の原作を読んだかどうかを昔過ぎて正直覚えてないんですが、各シーンを観ていて、逆に原作のマンガが想像できるような、世界観の再現度が見事です!
それに一役かっているのが、全編イタリアで撮影されたロケーション・背景の醸す空気
それと、主要キャラクターを演じる俳優さんたちの明らかにオーバーな、それでいて原作の登場人物がいかにもやりそうな仕草、表情を描く名演技の数々
ポップコーンのシーンなんて、まさにジョジョ感炸裂って感じですね
恐らく一般的には"クサイ"とか"クドイ"とか言われても仕方ないような演技かもしれませんが、そこがイイィィィ!!
皆さん、原作マンガ(の世界観)が元々好きで、ジョジョ愛に溢れていることがヒシヒシと伝わってきます
(恐らく飯豊まりえさん以外は。勿論、いい意味で。「泉くん」にはそういう、ある意味過剰な演技は必要ないので)
前作(ルーヴルへ行く)も観ましたが、個人的には本作の方が何割か増しで好きです
短編原作がよい
イタリア人より顔の濃い演者の快演
呪われた男の話にとどまる漫画原案を大幅に膨らませて、「宿命に抗う意思」というジョジョシリーズのテーマに繋げています。この点は、一つの完結した映画作品として脚本がよく練られていると感じました。
ちなみに、原作 vs 映画脚本のボリューム感で言うと、劇場版ドラえもんとコロコロ連載の原案短編くらいの差があると思いました。
助演級の役者陣のオーバーな快演が、荒木飛呂彦らしさを出していて、リアリティはさておき好感できます。なので、原作ファンは台詞回しを楽しめるのではないでしょうか。
顔の濃い日本人による新劇バリの快演が画面を埋めており、西洋人(イタリア人?)キャストの顔が不思議とあっさりと醤油系に見えてくる、不思議な経験ができました。
人物像が詰まらない。夫婦のイタリア旅行見せられても困る。
横綱大の里の誕生で話題沸騰の中、
今日は「岸辺露伴は動かない 懺悔室」をみました。
2023年:岸辺露伴 ルーヴルへ行く
2025年:岸辺露伴は動かない 懺悔室
劇場では2作目。
漫画ベ-ス作の実写化。
前作ルーヴルへ行くは まだ青年時の露伴などが描かれていて
それなりに楽しめた所もあったと思う。雰囲気は良かった。
画について黒の中でも最も濃い黒・・・みたいな所が興味があった。終盤はぐだぐだで そこは惜しかったが。
今作は懺悔室の逸話で、「幸せの絶頂の時に“絶望”を味わう」呪いの告白の話。
映画なのに TVの世にも奇妙な物語を見せられてるレベル。
全編イタリア(ヴェネツィア)ロケ。背景撮りはシッカリしてるのにな。
何か空回りしてる展開絵に思うのよ。ロケが勿体ない感じ。
仲が良い夫婦旅行兼ねてんのかとある意味思ったな。
そもそも露伴の人物像が人間らしく無くて、高圧的な態度が好きじゃない。
だから観てても感情の波が浅く思う。
・浮浪者見捨てる ⇒ 条件にてコキ使う ⇒ 死ぬ ⇒ 悪霊的に成る? 相手を呪う? (グリム童話的)
・自分の運気爆上がる ⇒ 絶頂(子供幸せ)で絶望(子供不明) これを予期し 自分の身代わりを立てておく(世話係と自身の入れ替わり)。
悪霊からの試練 課題:(高く投げ食いの発想がショボく思う)
ポップコ-ン3回投げて食うチャレンジ ⇒ 失敗 ⇒ 自分が呪われて死ぬ (実は身代わりが死ぬ) つまり 助かる訳。
疑問:悪霊たるもの 生身の人間の考える知恵などお見通し。よって身代わりしたのは悟れるはず。 だから 相手を間違わず呪い殺せると思うのだが。
・実は子供は生きていた?仮面職人(マリア)として。
結婚する ⇒ 幸せの絶頂 ⇒ 銃で撃たれて死(絶望)でも空砲と血のりで死んだと見せかける。 ※これも悪霊は簡単に悟れると思うのだが。
呪いと称しているが実にいい加減な都合の良い物に置き換えられていると感じるのだが。信仰上の本物の呪いとはこんなものでは無いなと思う。
時間のある方は
どうぞ。
神秘の国ヴェネツィア
原作のキレが良すぎるせいで蛇足感がある
原作は短い読み切り作品なので、映画の尺に合わせるためにストーリに肉付けがされて主人公の露伴先生たちも出番が増えている
が、どうしても尺の都合や主人公たちの露出という都合があっての肉付けに感じてしまい蛇足に感じる展開が多かった
そもそも原作の話は直接露伴とは関係なく、個人的には好奇心から非日常を覗き込んだ露伴に世にも恐ろしいものが目の前を通り過ぎるという不気味さと不用意に人の秘密に踏み込んだ後味の悪さが醍醐味な物語だと思うので、ここまでがっつり介入してしかも解決に関わってしまうと作品としては全然違うテーマにはなってしまう
もちろん原作と同じものを作らないとダメというわけではないが、わたしの中での岸辺露伴はここまで積極的に人のために動く人間ではないので原作でただ男を見守って帰ってきた露伴を知っている身としてはそこには違和感を感じた
また話のオチも原作程のビックリ感はなく、まあそういう展開で終わるのねという予想でもできたので、やはり原作で最期に男が去っていくシーンほどのキレ味の良さと驚きは感じない
ただ、これらは全て原作の懺悔室の話を事前に知っており、そこと比べてしまう視点で見た話なので、原作を関係なしに見た場合では感想は変わるかもしれない
それでも展開のテンポはヴェネツィアの風景や景色を見せる必要があったのか長めでやや冗長に感じたが、脚本の筋とは別にしたシーンごとの岸部露伴の行動やセリフ回しなどの解像度は高く、こういう状況なら岸辺露伴ならこういうことを言うだろうなというニュアンスはとても満足できた
露伴シリーズではないがジョジョシリーズで出てくるミラグロマンのような現象に岸辺露伴が出会ったらおそらくこうなるだろうと思えるようなシーンもありそのあたりは面白かった
総評するとタイトルのような一言にはなるが、高橋一生主演のドラマ化自体は悪くないと思う
個人的な好みとして背中の正面やザ・ランのように50分程度の尺でテンポよくまとめていればもっと面白かったのではないかという感想になる
ベネツィアの街が美しい!
ドラマも映画も観ててその続編ということで鑑賞しました!
漫画家・岸辺露伴はヴェネツィアの教会で、仮面を被った男の恐ろしい懺悔を聞く。
それは誤って浮浪者を殺したことでかけられた「幸せの絶頂の時に“絶望”を味わう」呪いの告白だった。
幸福から必死に逃れようと生きてきた男は、ある日無邪気に遊ぶ娘を見て「心からの幸せ」を感じてしまう。
その瞬間、死んだ筈の浮浪者が現れ、ポップコーンを使った試練に挑まされる。
「ポップコーンを投げて3回続けて口でキャッチできたら俺の呪いは消える。しかし失敗したら最大の絶望を受け入れろ…」。
奇妙な告白にのめり込む露伴は、相手を本にして人の記憶や体験を読むことができる特殊能力を使ってしまう…。
やがて自身にも「幸福になる呪い」が襲いかかっている事に気付く。
原作は未読で鑑賞しましたが楽しめました!
出演者も高橋一生さんや飯豊まりえさん、井浦新さん、玉城ティナさんぐらいで他は誰が出るかも知らない状態でした笑
戸次重幸さんが浮浪者役だったのはびっくり😳
最初は全然わからなかったし声を聞いてわかりました…
足を掴むところはなかなか怖かったですね
あと舌に出てきたのはほんとに気持ち悪かった…
でもポップコーンの使った試練シーンはちょっと笑ってしまいました…笑
役を演じてた大東駿介さんも笑ったって言ってましたね!
あの必死さはすごかった
結局は失敗するんですけど走って逃げて途中で何かにぶつかってお腹を切った?
血が出てて臓器が出てるっぽかったしそこがよくわからなかったですね…
そして整形して顔を入れ替えてるとは…
だから懺悔室で話せてたのね
そして幸せの絶頂で絶望を味わう呪いはなかなかにきつい…
常に不幸を感じ続けなければいけないし終わりがないのが怖い!
人によって絶対は違うし娘がいるがわかった時点で絶望は娘が死んでしまうことかなと思ったらまさかのその通りになるとは…
しかも死ぬ演技してた!
でもそんなので呪いを騙せるとは思わなかったしそもそも顔を整形して顔を入れ替えても気づかないというかわからないの🤔
そこがもやもや笑
呪いは強い思い込みだったのかも?
でも露伴にも呪いもうつるんだと思ったし最後の芝居のあとには消えてたからそこもちょっと気になった…
あと全く関係ないですが泉のキャリーバッグの小さすぎる笑
一泊ぐらいの量だった笑
個人的に前作のほうが好きですがこの映画も面白かったです!
ベネツィアの街もとても美しくて素敵でした☺️
エンディングもずっとバックで映像が流れててよかったですね〜
みなさんの演技もとてもよかったです!
あと高橋一生さんと飯豊まりえさんが演じる2人の空気感が好きです😊
面白くてとてもいい映画をありがとうございました!
何も知らなくてもそこそこ楽しめた
ジョジョは絵が苦手で早々離脱、露伴さんも能力をうっすら知ってるくらい、第1作すらみてないが高橋一生さんのビジュアルと世界観が気になって飛び込んでみた。
ヴェネツィアの街並みフルコース、なんかここ数年MIやらアクション映画やらでこの細い道の追っかけっこ大分見たなあ。。という気がしつつ、教会とかも多く出てきたのでまた厳かな雰囲気は楽しめる。オペラも小さい箱で中世風味があって良い感じ!リゴレットの歌も、仮面屋さんってのも異国情緒があって良かった。
意外な展開とか驚き、に喜びを感じるタチなので、今回の課題解決の展開は割とよめてそこまで話の面白さ、は感じなかった。そしてポップコーンのくだりは、顔芸すごい、とは思ったが正直長かった。(舌の上の顔がグロかったからかも?)井浦新が出てきた経緯は予期せずちょっとびっくりした。
でもこのくらーい世界観は意外と心地よかったし、もはや露伴さんの服装ってイタリア以外でどう撮るんだ?としか見えなくなった。ヘブンズドア意味わからんが万能感ある。泉くんは初見だとちょっとうるさかった。なるほど夫婦なのか、不思議。
第一作は見てみようかな、、
空気感がそのまま
テレビ版が豪華になってた
イタリアじゃなくても成立可能なんだが、敢えてイタリアロケで撮り上げ...
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