岸辺露伴は動かない 懺悔室のレビュー・感想・評価
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前作のルーブルよりは良かった。
原作は既読なんだけど、これが凄く短いんだよね。ぶっちゃけ映画の冒頭部分しかない(笑) まあ漫画は漫画、映画は映画なのでそれはぜんぜん構いません。
映画の冒頭、泉ちゃんを日本に置いてけぼりにして勝手にヴェネツィアに先乗りした露伴が、ひとりで異国の街を散策するシーンは“露伴感”が出ててなんか良い雰囲気でしたね。途中まで「このまま泉ちゃんが出ないとか…まさかね😅」と思ってしまった。
中でもやはりポップコーン投げのシーンは、こうやって映像化されると大東さんの熱演もあいまって臨場感を含めて素晴らしい。
前作のルーブルは。日本とフランスを行ったり来たりして、過去話が入ったりして見ていて何か違うなぁと言う気がしていたけど、今回は映画で追加された部分は原作のコンセプトを引き継いでいて面白く見れた。
PS 上映後の舞台挨拶中継付きで見たけど、「エンドロールに至る長回しのラストカットが良かった〜🩷」と感無量にのたまう飯豊ちゃん、けっこうノロケちゃってるぅ😁
ビハインド・ザ・マスク
「ルーヴルへ行く」と
同じ監督や音楽で撮られた次作
今回はイタリア・ベネチアの旧市街に
イベントで呼ばれたが先入りして
取材していた露伴がふと入った
懺悔室で思わぬ懺悔を受ける
所から始まります
ベネチアで騙されて一文無しに
なった男が過酷な労働をしていると
同郷の病気で働けない浮浪者が
食べ物を恵んでくれと言ってきましたが
食べたければ働けと無理に働かせたら
事故で死んでしまい
お前を絶望の淵に叩き込んでやると
呪いを受けその瞬間から
その男は何もかもうまくいき
成功と妻と子供を手にします
でも絶頂を迎えたところで
絶望を味あわされる呪いだからだと
わかっていた男は部下に大金を払い
「顔を入れ替え」身代わりにそいつが
不幸になるよう差し向けますが
よくわからないまま呪いに
かけられ命を奪われた部下にも
今度は呪われることに
なってしまいます
最愛の娘が幸せにならないよう
屋内で傘を差すとか
パンを裏返しに置くとか
縁起の悪い事ばかりする
ヘンな男になっていきますが
娘はそんな父親を見て育ち
愛は感じるがその異常性を隠す
父に対しふとベネチアで
仮面職人を目指すことになり
そんなややこしい事情をも
理解してくれる貴族出資の婚約者
というこれ以上ない幸福が
やってこようとします
露伴も関わったことで欧米での
自身の作品「ピンクダークの少年」
が大ヒットするなどいい事が起こりますが
そこは岸辺露伴
「なめるなよ」と人の経歴を本で読み
書き加えることも出来る特殊能力
「ヘブンズドア」を駆使しこの呪いを
断ち切る決意をします
相変わらずスケール感は
ドラマ的なスケールで映画というよりは
舞台演技に近い感じ
BS4Kとかでやってそうな感じ
漫画の実写化とかいうとド派手な
スケール感でやりがちですが
このシリーズはほんと「ジョジョをやろう」
とはしておらず世界観を踏襲して
ミステリー仕立てでやろうという意識が
ハッキリしてて見やすい
だから映画的な超常スタンドバトル
みたいのを期待する人にはつまんない
と思うでしょうがまぁジョジョ好きな人は
わかっているところでしょう
(この監督もジョジョの大ファンだそうで)
くれぐれも地味ですが
安定して楽しめる作品でした
合わない
もうそこにいるだけで絵になるんだから
2025年劇場鑑賞151本目。
エンドロール後映像無し。
本編後舞台挨拶中継付き。この映画の情報に関連して初めて高橋一生と飯豊まりえが結婚していたのを今更ながらに知ってめちょくちゃ驚いたのですが、舞台挨拶では全くそこに触れられずでした。もうちょっといちゃついてもいいのよ。舞台挨拶は爆笑でいい舞台挨拶でしたが、これ本編前の舞台挨拶は役の紹介どうするんだろう。
原作読んでいましたが最初の1話目ということもあって全く記憶になし。
前作は露伴に原作にない設定が付けられて逆に邪魔だな、と思いましたが、今作は狂言回しに徹していて2時間弱長すぎないか?と事前に思っていたのを覆す良作になっていました。まぁタイトルと違って動きまくるのですが。
露伴役の高橋一生はドラマ版も含めて本当に良く、原作のテイストも大事にしながら完全に高橋一生の持ち味も出していて、ベネツィアに立っているだけでもうかっこいいんですよね。後、追い詰められる演技に定評がある大東駿介が相変わらずいい演技をしていまして、ポップコーンチャレンジのあの漫画みたいな顔は本当に素晴らしいと思いました。井浦新がジョジョ節でセリフを言うシーンも最高でしたね。
ストーリー自体は自分が思っていた通りに気持ち悪いくらい進んでいってサプライズもなにもなかったのですが、それはそれで気持ちいいんですよね。自分は前作より今作の方が好きです。ベネツィアロケもどこをとってもベネツィアで、ここは日本でも撮れたんじゃない?と思うシーンがなかったのがベネツィアの力のようなものを感じましたが、荒木先生が露伴の舞台を外国にする度に海外ロケさせられるかと思うと制作陣は「日本を舞台で描いてくれ・・・!」と祈ってるんでしょうか(笑)
ヘブンズ・ドアー使いすぎじゃね?という意見も散見しますが、逆にデメリットがない以上使わない方が不自然だと自分は思いますし、露伴の性格を考えれば人の人生を覗くのになんの良心の呵責も感じていないので使えるものは使うでしょう。
悪くはない
一つのエピソードでは弱いかな
構成○ 演技△
宗教二世を思わせるような娘の人生。
なんとなく宗教二世を彷彿とさせる娘の人生。
幸せになるな、持ち過ぎたら誰かに分けろ、譲れ、壊せ、一番を選ぶな、恐れろなどある宗教の教えに当てはまりそうな思想が強かったように思う。
思い込みなのか、呪いなのか、その人自身次第というのは本当にそうだなと。「幸せが襲ってくる」という恐怖はすごく不気味で可怪しく、その発想の転換は面白かったです。露伴先生の漫画家としてのプライドも流石!と尊敬にも値する。
ただ、前半の呪われるまでが長すぎて、不快なシーンが続く怖いというよりキモチワルイ感じで、何度も見たい作品ではないかなぁと。
元は短編だし物語上難しかったのかもしれないけれど、もっと露伴先生と泉さんの掛け合いが見たかったなぁ。
がっつりベネチアの岸部露伴
前作の「ルーブル」が日本パート(過去パート)ばかりが長くて少しがっかりしたのだけど
今作「懺悔室」は最初から最後までがっつりベネチア
それも裏路地とかおおよそ観光的なイメージではない景色が続くので
「黒い歴史」というテーマにぴったりな映像が続くのがとてもうれしい
TV放送の時からかわらず今回の映画も
「漫画やアニメ原作はドラマの演出との親和性が低い」という
難しさを感じさせつつも、
見事に原作の雰囲気を忠実に保ちつつ
ドラマの絵作りとしてグイグイ引き込むパワーのある作品になっている
個人的に残念だったのは
浮浪者も呪いをかけられる男もバックパッカーの日本人に設定変更されてるところだ
(まあさすがに全編字幕にするわけにもいかないからだろうなこれは)
うっかり呪いの影響を受けてしまったり
自分の誇りを汚されブチ切れたり
露伴先生があいからわず露伴先生でとても楽しい
編集の泉京花かんぜんに無敵キャラだよなあ(笑)
うざいキャラだったはずなのに完全に癒し枠になってる
襲いかかってくる
んですね、幸せも。
大画面でScuola Grande di San Rocco。
ティントレットみれます。
しかも映画照明でピカピカです。
ラストの夕景、カナルを往く小船が映えます
それらで幸せでした〜
あと俳優さんががんばってました!とくに井浦新さん、表情がもう仮面に見えました!
鳩が
とても良い演技をしていました。
鳩ってあんな演技できるんだ?!
岸辺露伴はあの岸辺露伴しか似合わないサングラスしてました。🕶️ サングラスを待っていたファンは喜んで下さい。
井浦新さんを浴びた。
演技が…苦悩の表情が…すごい。
どこかであんな絵画を見たことある気がしてくる
そんな説得力のある表情でした。
露伴先生と参列する結婚式のシーンのまりえちゃんの衣装が可愛くて!あんな服着こなせるのさすがまりえちゃん👍そしてそれを求めていました!!とても楽しかったです。
彼等なりの絶望と幸福の在り方
大衆向けにする為に区分Gだったのは勿体なかった気がする、血みどろ生臭いシーンでそこは想像にお任せしますといったところか。
短編を映画にしたことで前半のモノローグが長くテンポが鈍る。私は露伴と泉京香の凸凹コンビが好きなので前作の方が好みでした。
それでもホラーや怪奇な要素は悍ましく哲学的世界観の個性は変わらず、特に全編ベネチアロケということもありスクリーン映えのある絵力に圧倒されました。
特に高橋一生さんと飯豊まりえさんの日本人離れした佇まいだけでも見応えがあった。
絶望(呪い)が先に待っている幸福は最早悲運でしかないし、私は幸せの順位を1番2番と見定める人生は考えられない。
やはり露伴先生と泉くんのブレないスタイルが作品の色合いを良くしている。
原点の短編を映画として
岸辺露伴は動かない、原点である懺悔室の映画化。もともとの物語、そして原作の再現が難しいところをオリジナルや熱演で実写映画となっていたのは素晴らしいと感じた。
ストーリーに関して、呪われた男が愛する娘の人生を壊してでも自分の命を優先するかと思ったが原作でも悪人であると記載されているし、まず浮浪者にあんな態度をとっている時点でろくな人間ではなかったのだろう。斬首シーンをどう再現するか楽しみだったがもっと残酷さが際立つ描写になっていた。とてもインパクトがあり良かった。
本当に実写として素晴らしいシリーズであるため続編のドラマを作っていただきたい。月曜日 天気ー雨やブルスケッタの未知の虫系をぜひこの実写でみてみたいと思う。
面白過ぎてうっとりした。露伴先生一生ついてく。
いやあうっとりした、あまりの面白さに。素晴らしい110分を過ごしたと言っても過言じゃない。キャラクターが強いから何したって面白いんだけど、ストーリーが…もうやばい…哲学的なの好きだけど、それをいやらしい上から目線で突きつけてくるんじゃなくて、心の底をえぐってくる、否応なく刺さってくるんだよ哲学がぁ。哲学的ぃ(太田風)なお話。自分が犯してしまった罪により幸せが頂点に達すると絶望が降りかかる呪いがかかってしまった男が、家族や周囲を巻き込みあの手この手で幸せの絶頂を回避する。なのに幸せが次から次へと襲ってくる。仕事でイタリアのベネチアに来てた岸辺露伴や編集の泉も巻き込まれていくストーリー。超簡単に言うと。
あの、私ドラマが映画化されるにあたり過半数がそうなりがちな「海外ロケ」や「でかスケール」が本当自身の好みから外れていて…それ聞いただけでまじで観る気無くすポイントのひとつ…だったんだよ、だったんだけど…!!「岸辺露伴懺悔室」は…オールベネチアロケ&制作費を1ミリも無駄にしない、それを踏み台として更なる最高傑作に仕上げられてて…鑑賞中何回、ベネチアロケ最高と心で叫んだことか。誰かも感想に書いてたけどまず露伴先生の人間像がベネチアに合い過ぎ、ベネチアの事映画祭ぐらいしか知らんけど。違和感0。露伴先生以外のキャラクターも、一人ひとりの役作りが脚本・キャラクターに合ってて、見応えたっぷり。いつもの泉くん役の飯豊まりえも最高だけど、井浦新や玉城ティナ、戸次さんなども目が離せない、なんか熱かった終始自分の胸が。大東駿介は賞獲るべき。大東駿介なんて元々演技めちゃくちゃ良いのに、もっともっと評価されるべきだろうが!がこの映画で惜しげもなく出てた。誰1人別のキャストじゃあ駄目だ。観る前は完璧と思わなかったのに、観た後は完璧なキャスティングだった。この神がかったストーリーを素晴らしい熱量の大傑作に仕上げるために揃った役者、製作陣にほんと大拍手&大感謝です…。
相変わらず露伴先生と泉くんの関係性ややり取りもめっちゃくちゃ良く萌えましたちゃんと笑。
恋人・夫婦・両想いという設定以外で、異性の友達同士や仕事の関係者という設定でアツい関係値って、めちゃ萌えるんだよなァ…それをうまい具合に描く能力たるや…!
こういう映画を作る為に、映画作りってお金を使うべきなんだなあと思った。今年の代表作ベスト5には確実に入るね。3分に一回「あ〜面白いわ」って拳をぎゅっと握る映画でした◎
冒頭の泥棒に対して放った露伴先生の一言は、漫画家に究極なリスペクトを向けてる私にとっては永遠に心に刻まれる名言だったので、泣いた。
露伴先生一生ついて行きます◎
成功実感を持たない不労者についてだろうか…
岸辺露伴は動かない 懺悔室
怪しいほど美しいヴェネツィアを不必要なカメラワークで目が回った。
それに今回はヘブンズ・ドアーを多用し過ぎてズルくて呆れてしまう。
まったく、ミステリアスさが欠如して、
「高橋夫妻の熱々新婚旅行」となったようだ。
おめでとうございます。
(^_^)
岸辺露伴は動かない 懺悔室
荒木飛呂彦の人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのスピンオフ「岸辺露伴は動かない」を高橋一生主演で実写化したテレビドラマの映画版第2作。
原作漫画「岸辺露伴は動かない」シリーズの最初の作品「懺悔室」を基に、映画オリジナルエピソードを加えながら、邦画初となる全編ベネチアロケで映画化した。
人気漫画家の岸辺露伴はベネチアの教会で、仮面をかぶった男の恐ろしい懺悔を聞く。
それは、かつて誤って浮浪者を殺した男がかけられた「幸せの絶頂を迎えた時に“絶望”を味わう」という呪いについての告白だった。
男は幸福から必死に逃れようとしてきたが、ある日無邪気に遊ぶ娘を見て「心からの幸せ」を感じてしまう。
その瞬間、死んだはずの浮浪者が現れ、男はある試練に挑むことになる。
そんな男の奇妙な告白にのめりこむ露伴は、相手の心や記憶を本にして読む特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を使用するが、やがて自身にも呪いが襲いかかっていることに気づく。
岸辺露伴役の高橋一生、担当編集者・泉京花役の飯豊まりえらレギュラー陣に加え、井浦新、玉城ティナ、戸次重幸、大東駿介が新たに参加。
岸辺露伴は動かない 懺悔室
2025/日本
オリジナル要素いっぱい
前回の映画と同様、面白かったけど、1時間強の内容を無理やり2時間まで延びた感がある。
派手なCGや演出がないのはこのシリーズの特徴であり評価されるところですが、ポップコーン食べるだけで30分もかかるとは、やりすぎたと感じた。地味なシーンこそ、役者さんの必死さを痛々しく見える。素晴らしい演技でしたが。
せっかく外国まで撮影に行ったから、色々内容を追加したい気持ち分からなくもないが、本来登場しない編集担当者さんに見せ場を作るために、どうしてもシーンを追加したようにも見える。
最愛な娘さんが亡くなったらそのまますぐ死体を放棄して去っていくかな…?触れることもせず、救助も試みず、生死の確認すらせずに...?そして家族だから、演技だけで実際は生きてるって普通あとでバレなくない?そもそもなぜ露伴まで呪いにかけられたかよく分からなかった、、、
一つのショートを一本の映画にする挑戦は簡単ではないと思うが、逆にいくつかのショートを一本の映画にまとめる挑戦もやってみてほしい。
さすがの脚本 小林靖子
荒木飛呂彦作品が好きで、彼の作品は全て読んでます。
あの短い短編をどうするのか?と思ったら、あれが前半、そしてその続きが後半です。
さすが脚本 小林靖子。後半は原作に無いオリジナルなのに、(絵面は若干物足りないが)原作超えを果たさんばかりの出来栄え。
露伴先生の地雷はそこにあるよねーと納得です。
幸せになりたい病・幸せ至上主義の現代人に。
幸せの反対は不幸? 幸せ過ぎれば、不幸も大きくなる。 幸せになり過ぎない様にする。 いろいろ 哲学的に考えせられる。
勧善懲悪の予定調和・起承転結の 単純なアホ ストーリーでなくて 好感。
ジョジョの 世界観も。
ハリウッド的な 単純な 悪を倒すヒーロー物が好きな人には、不満だろう。
複雑な、腹に落ちない、不条理性を 容認できる人には 良い映画。
主役は
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