「うーん、ただ一つだけが解せない」岸辺露伴は動かない 懺悔室 かみちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0うーん、ただ一つだけが解せない

2025年6月1日
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鑑賞方法:映画館

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リアルタイムでジョジョを見ましたが(ディオ編が一番好き。東方仗助までみてた)、岸辺露伴は知らなかった。NHKですべてみました。高橋一生はかっこ良いですね。スタイルもお召し物も。飯豊まりえと一緒のシーンは、不思議な感じw。さて、物語ですが引き込まれるのと、なんとなく、このキャラでこんな感じなんだと、嫌な予感をしてました。なので、みなさんが言うポップコーンのシーンは好きではなかったです。でも、よい意味で早く終わって、井浦が出てきたのがよかったです。
ただ、どうも納得がいかないシーンがあります。最後です。父さんは自分さえ死ななければよいとなった。最後のセリフで台無しになりました。「D:助かった」と。別にいいんです。どちらでも、ただ、観てる側に迷わせないで欲しかった。と言うのは序盤で、奥さんは2番目に好きな人にした。娘は最高の幸せ(A)、という事実があります。また、2番目の呪いで、「B:お前の娘がどん底の不幸になる(正確なセリフ覚えていない)」
それで、さらに、C:「娘が一番の幸せになると父が死ぬ」となっていった。
これは、最愛の娘(Aから)は、Bで死ぬ。
だから、Cの父がしぬ、と嘘をついた。
→要は、娘を助けたいが真実
この中で、父がDを言うと、露伴と同じ、
芝居を打ったになります。
おかしな結末と思考停止しちゃうんですよね。

であれば、おまえの娘が幸せなときに、おまえ(父)がどん底になる(B')とする
もしくは、Dの台詞の代わりに何も言わずに立ち去る。もしくは、「くそー」と言うとかね。
それで露伴のネタバレ(花嫁死んでなかった)をした後に、Dの「俺の命が助かった」と台詞を言う。(伝わったかな)。一定多数、「?」となったと思います。
要は、中途半端な伏線と、意識をそらす作戦(B)
があいまって、2時間観て、もやっ、とした不幸な人を作ったと言うことですね。

かみちゃん
ニコルさんのコメント
2025年6月2日

Bのセリフの解釈を誤っていらっしゃるのかと。
Bのセリフは「娘が最高に幸せになった時にお前(父親)に絶望を与えにくる」です。
なので、父親は娘が幸せになったら幽霊が殺しに来ると思っていた。
だが実際は娘が死んで絶望を味わっただけで自分は死ななかった。

だから「助かった……」ですよ。

娘は愛しているけど我が身が一番かわいい、というのは娘に幸せを我慢させていたことで描写されています

ニコル
504JFWさんのコメント
2025年6月2日

どらやきさんの書き込み通りだと思います
補足というわけではありませんが劇中描写の範囲で父視点では娘が生きてることを知らないので「助かった」とは自分の事になりますね

504JFW
どらやきさんのコメント
2025年6月2日

原作でも映画でも『娘が「幸せ」の絶頂のとき、あんた(父)を迎えに来る』なので、次の呪いの相手は娘(B)ではなく父(B')ですね。
その過程で、父だけでなく娘にも幸運が襲ってきてたので混同されてしまったのかもしれません。

どらやき
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