「遺産目当てで末期癌を患ったおばあちゃんの介護を始める孫息子が主人公...」おばあちゃんと僕の約束 Alejandro Gillickさんの映画レビュー(感想・評価)
遺産目当てで末期癌を患ったおばあちゃんの介護を始める孫息子が主人公...
遺産目当てで末期癌を患ったおばあちゃんの介護を始める孫息子が主人公のタイ産ドラマ映画。
あらすじ
妻と娘のいる叔父キアンは自分と家族のことしか考えておらず、末期のおばあちゃんには全く関心がない。借金を抱えいまだに自立できずにいる叔父スイも、おばあちゃんを資金源としか見ていない。孫息子エムは大学を中退しほとんど誰も見ていないゲーム配信にばかり時間を費やしている。おばあちゃんに対して献身的に身を注いでいるのは娘のシウのみで、家族の絆は無いに等しい状態。そんな中でエムはおばあちゃんの介護のため共に暮らしていくうちに、彼女の家族に対する愛情の深さを実感していく。
感想
男権社会において搾取される立場にあった女性が、家族の中でさえも差別的に扱われているというタイの現代社会における厳しい現実の描写があったのは驚きの発見だった。社会問題に対しても鋭くメスを入れる作品でありながら、ヒューマンドラマとしても一級品でハイレベルな両立が成されていて素晴らしいと思った。
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