8番出口のレビュー・感想・評価
全373件中、261~280件目を表示
タイトルなし
ゲームはクリア済み+全異変を見抜く所まで遊んだ。
ゲームの雰囲気は、よく出ている。舞台は殆どゲームのまま。ただし記憶違いかもしれないが短い通路にロッカー、ゴミ、照明写真機が置かれていた。
初めての事だけれど恥ずかしながら入館に5分ほど遅れてしまった。自分の席の番号は分かっているのに暗くて席の列番号が全く見えず、客も多くて空いてる席に座るって事もで難しく、自席を見つけるのが大変だった。これ本当に大反省。作品に集中している他の客に迷惑かけたなと思う。また、なんとなくだけれど、オープニングで本作を深く観る為の重要な設定が描かれていたんじゃないかなと思っていて、そこを見逃したのは残念だった。
主人公が喘息を患っている設定が少し苦しかった。身内に喘息持ちがいる事や、映画館で咳が頻繁に聞こえてくるってのがリアルに嫌で、これを最後まで続けられると辛いなと思っていたが、叔父さんパート以降は咳の頻度が少なくなって観やすくなった。そしてゲームには無い叔父さんパートが始まった事に驚いた。全く予想していなかった。序盤は発作を繰り返したりと展開に辛気臭ささを感じていたが、叔父さんパート辺りから楽しく成ってきた。
全体的に子供の演技は微妙だったけれど、浜辺で主人公に持ち上げられているシーンから濁流の中、主人公に持ち上げられているシーンに切り替わる演出は100点だった。
喘息の吸入器の残量なんかが脱出迄のタイムリミット的な事に使われるのかなと思っていたが、中盤以降全く触れられる事も無かった。
迷う男、人生の岐路
元ネタのゲームは知らずに鑑賞しました。ゲームのようなイメージはあまり当て嵌まらず人生の岐路の迷い葛藤を描くドラマだと思いました。
地下鉄で、泣く乳児を抱えた母親に暴言を吐く男。それを見て見ぬフリをした自分。父親になる?父になっていいのか?考えるうちに地下鉄でループに入る。それは彼の思考そのもののよう。迷いと自責と情けなさとがグルグル。
地下に迷う4人。男の子と出会って迷いが解消されていく。
迷う男の視点で異変を探す臨場感。不気味さ。
少ない登場人物に狭い空間が効果的に怖く、後味は良く面白かったです。
父親になる決意。
ゲームはやらないので、ゲーム原作とはいえ未知の状態で鑑賞。
劇の中で流れる「ボレロ」が、繰り返すようでちょっとずつ毎回変わってる「8番出口」あたりの景色と、うまく合っている。
最初「自分が父になる」といきなり聞かされる前の「迷う男」(二宮和也くん)は、地下鉄の中で赤ちゃんを抱えた若いお母さんがどっかの兄ちゃんに絡まれてても知らんぷりを決め込んでいるが、地下鉄を降りて8番出口を求めて迷って色んな体験をしたことで、
最後抜けて再度地下鉄に乗った時
再び赤ちゃんを抱えた若いお母さんがどっかの兄ちゃんに絡まれてるのを見て、今後は父親になる決心がついていて「俺が助け舟を出してあげる」という感じでアクションを起こしたところでラストになる。
少し涙が出そうになった。
あとは「歩く男」(河内大和さん)の、歩き方が恰好良かった。シェイクスピアとかの舞台をよくやっている人らしく、
「さすが」という歩きっぷりだった。
多分ゲームの方はもっとミステリーっぽい作りだろうけど、この映画版は意味を拡大解釈して、別の話に持っていってた。
いいものを見させてもらいました。
8番出口の要素が薄い本編
8番出口の異変という要素を主人公のトラウマや嫌なことに置き換えしているのでゲームとはちょっと違くてなんか思っていたのと違うなとなりつつもオチを期待していたら、含み持たせ考察エンドでした。後、最後の濁流後の主人公が0-7番までパパッとクリアするシーンを期待していたら一瞬で来ていて今までの下りはなんだったんだと思いました。
みんな最初は8番出口をさがしてた、けど……
見る度に解釈が変わりそうですが、とりあえず、見たての今思ったことを綴ります。
心に凝りが残る重たい映画でした。
とても重たくて電車に乗りながら悶々と考えてました。
途中でリタイアするもの達は、見て見ぬふり、他人のフリ、自分のことでいっぱいいっぱいの人達なのかなとおもいました。本当の出口を見つけたところでどうせ地獄なのは変わらない。電車にすし詰め、うだつの上がらない毎日。
だったらもう、異変に目を瞑って、偽りの出口を「本物の出口」に仕立てあげてしまおう。泣いた赤ちゃんを抱き抱える泣きそうな母親。排除しようと激昂するサラリーマン。それらにすべて蓋をする。
イヤホンをはめたり、咳払いをしたり。視線をななめ45度下に固定したり。
「俺は悪くない」の繰り返し。
主人公の男が、従業員専用の扉から自分を俯瞰し出口を探すことに疑問と葛藤を抱くシーンと、濁流の後目覚めた男の子を囲っている「かつては役に立ってたものやきれいだったもの」の残骸が、酷でした。
きっと8番出口の異変たちは、閉じ込められた人達が目を逸らし続けてきたものたちだったのだろうなと。
最後に本当の8番出口を見つけ出し、ふたたび電車に乗り、イヤホンをはめた主人公が、エンディング前に目をうるませながら右を向くシーン。
その時の顔は、赤ちゃんが入ったコインロッカーの扉を再び閉めた時とは違っていた気がして、少しだけ救われました。
男の子のお守りが導いてくれたのだなと。
耳を劈くような音響、一人称のカメラワーク(ちょっと酔いそうだったのでここだけマイナス0.5でした、修行します)鮮やかすぎるイエローの看板や海の蒼さがストーリーの泥濘さを際立たせているのも印象的でした。
きっと見逃してる異変もあると思うので、もう一度観て解釈を深掘りしたいです。
すべての構造がループする
人生に迷う主人公が迷宮のような通路に迷う物語
通路だけでなく物語の全体構造がループしており、最終的に主人公は初めの場面に戻ります。ただ、主人公は迷う中で考え抜き、初めとは違う行動を起こします。
私自身の考察ではありますが、少年は主人公が病院にたどり着かなかった未来で産まれた息子なのだと思います。父を知らないことや、海辺のシーンからもそのように考察することができます。そのため、戻るべき場所は違う世界であり、ともに出口にたどり着けなかったのはそのためではないかと考えられます。
歩く男や女子高生、少年のそれぞれにも迷い込んだ理由や原因があったはずです。それをわざわざ90分の中で語る必要はありません。
謎や伏線の意味を全て語らなくてはいけないような最近の映画と比べて、考察の余地や余白を残してくれていることはこの映画の醍醐味なのではないでしょうか。
負のループを止めること。
色んな意味で、迷いながらも最後は負のループを止める話だと感じました。
地下出口のループはもちろん、
自身のように父親不在の子をうみだすループも。
泣く子を連れた母親に怒鳴る男性に何もできなかった、見て見ぬふりをした自分が親になんてなってもいいのか、という疑問を、迷い、恐れながらも自らの意思で打破するラストが良かったです。
明言しなくとも、父親になる覚悟がしっかり伝わりました。
想像していた8番出口ではなかったけど、想像の斜め上のストーリーで、これはこれで面白かったです。おじさんメインの章もあるし。(びっくりした)
敢えて全て説明しない不気味さ
あのオッチャンと女子高生、現実社会で何かあって、結果的にあの世界に迷い込みさまよい続けているのか?
あのオッチャン、結果的にあの出口は現実社会では無かったのか?
あの子供、結果的に主人公の将来の子供なのか?
喘息持ちっぽい主人公、薬を捨てたけど、あの後大丈夫だったのか?
単純で難解、複雑だけど明解。
テーマパークのアトラクションで導入されたら絶対に体験したいと思いました。
おじさん!
満席だったこともあり、それほど怖いこともなく⋯
ゲームと同じかと思いきや、後半から展開しておじさんの正体が明らかに⋯(笑)
河内大和さんがドハマリしてる!
不自然なくらい異変に興味持ちすぎでしょとは思うけど、主人公が少し強くなれる、意外にも後味の良い話だった。
「後戻り」することは〝先に進む〟こと
書きながら考えたいと想う。
俺は最近、「後戻り」することは、とても大事なことなのではないか、と考えた。
というのは、「後戻り」の中に「駄」があると想ったからだ。
「駄」とは何か。
駄菓子、の駄であり、駄々の駄であり、駄目の駄であり、その他様々な「駄」である。
俺は、この「駄」が近頃、人々の生活の中で、意識しなければ、手に入らないものになってしまったように想う。
それはコンピューター社会だったり、グローバルなインターネットやAI、それからアルゴリズム等、人々の生活は常に「新(あたらしい)」ということで更新され続けている。
よって人々の手に入れる日常の中では、「新(あたらしい)」ということに左右され続け、追い求める人々も意識的にも無意識的にも、そうしたことの流れに乗ることが、今の生き方の維持に繋がると思っているように想う。
こうしたことから、「後戻り」することは日常から特別〝無い〟行為なのではないだろうか。
けれども、そうした「後戻り」すること無しに、人は優しさだったり、情緒だったり、そうしたものを、ゆとりを持って大切に出来るのだろうか。
〝異変〟に気づいたら来た道を戻ること。
映画「8番出口」のルールはシンプルだ。
およそ一通路の中で〝異変〟が無ければ前に進み、〝異変〟があったら来た道を戻ること。
この作品の元となったゲームは知っていたが、映画化にあたり不思議と「8番出口」内部の意思のようなものを感じた。
それはタルコフスキーが監督した「惑星ソラリス」を彷彿ともさせる。
まるで迷わせながら、主人公に何かの意志を伝えようとしているのか、または地獄、煉獄へ誘おうとしているのか、謎めいたものの胎内にいるかのようだ。
では〝異変〟とは何だったのだろう。
子供が現れる。
子供も初めは〝異変〟と捉えられる。
それは俺の言葉で言えば「駄」ということと重なる。
けれども、子供は次から次に〝異変〟に気づく。
その〝異変〟に気付けない大人は間違いに飲まれる。
そう考えれば、この主人公は〝異変〟を受け入れる存在になることが、物語として示されている。
日々更新される「新(あたらしい)」ことの中で、効率を重んじるだけではなく、その中で〝異変〟を受け入れて、「後戻り」すること。
それは決して〝前に進まなかった〟ことでは無い。
そのことが〝前に進む〟ことに繋がるということを、想う。
「8番出口」は考えながら、感想を書きたいと想った。
そうしたことが自分が先に進める何かになれば良いなと想う。
間違い探しにテーマ性を持ち込み説教くさくなった
ホラーや不条理系を期待していくと、説教くさく感じると思う。
単に「異変に巻き込まれて、脱出しました、終わり」だと「で?」となってしまうのでストーリーを付加しないといけなかったのかな?
ストーリーやテーマ性を持たせるにしても、「子供を無責任に中絶するな」だけを前面に押し出すのは唐突感があるし、「なんで8番出口でそのテーマ?」ってなる。
もともとそういうテーマの原作ならそれでもいいんだけど、原作はそういう色はない間違い探しゲームなのに、なぜか中絶がテーマの映画になってしまったのが違和感。
ストーリーやテーマ性を持たせるにしても、せっかく主人公・スーツ男性・女子高生と3人いるんだから、それぞれ別のテーマを持たせるとかならバランスが取れたと思う。
ホラー演出やBGM、音響演出は良かった。
ゲーム+映画=日本発の新型エンタメ誕生
「幕切れの良い映画は名作」だと思いますが、幕切れに二宮和也氏の演技がピークに達するこの映画はまさに名作です。
ゲーマーと父親という二宮氏の2つの要素を存分に生かした(と観客は思ってしまう)演技の説得力。二宮和也ここにあり。
「異変を見逃さない」という原作ゲームのテーマを、現代社会や世界情勢の本質に、映画という装置でつなげたアイディアに脱帽です。
また、中絶問題が大きな社会問題であるアメリカでは、この映画の脚本と表現は、斜め上から殴られたような衝撃があるのでは?
東京に旅行経験のある海外の人には、東京の都市空間を追体験する極上のエンタメかも。
歩く男を観に行く映画
あるゲーム実況動画を見て8番出口を知り、初日に鑑賞。映画館に向かう電車内で、東京メトロの8番出口リアル脱出ゲームに取り組む人に出会う。館内は盛況。
ゲームを知っていたので、異変に対する驚きはなかったが、一緒に異変を探している感覚は良かった。
以下、いくつか雑感を。
◎特に良かった点
・おじさん視点の物語があった点。
→ああ、こうしておじさんはループすることになったんだあ、と納得。
?疑問点
・主人公の喘息設定。
→必要?後半、治ってる?
・子供の登場。
→一緒に出られたの?
・彼女の設定。
→通路内に出てくるのはどうかと。
何も考えずに、サクッと観るには良いかと。おじさんの河内氏の存在が秀逸。それを観に行く価値はあり。
不快な音が多い
ゲームプレイした人も驚くようにしたいのか、ゲームにない新しい異変とやたら不快な音で驚かせるようにしてくるところが多かった。
映画なりにストーリーや背景を付けたかったようで、ゲームには一切ない赤ちゃんの鳴き声の多用がしていましたが、不快でした。不快な気分にさせるためにあえて赤ちゃんの鳴き声を使うと言うのも、実に不愉快でした。
あとゲームやってたら6番まで行って、0番になったらたしかにキツイの分かるのですが、映画だと叫びすぎです。もう一回やり直せばいいだけです。
90分なのでギリギリ耐えられたと言う感じで、テンポも悪かったです。
ラストシーンが全て
妻と2人で行きましたが妻の評価はイマイチ。
私個人としては面白かったと思います。
子供がYouTubeで飽きる程見ていてそこからの知識からの感想ですが、とても再現度が高かったと思います。もっと怖い異変もあるのでしょうが小さいお子さんにも見てもらうにはこの辺が限界でしょう。R12にしてホラーに寄せるのは違う気がします。二宮くんの演技が好きな方には是非オススメです。特にラストシーンの表情が最高です。
高評価の人には申し訳ない
これ映像化するにはかなりムリがあるのでは?
そして大変失礼ながら、冒頭から見ていてなんか不愉快。ラストに繋がるオチもあるのだが、電車内での赤ん坊のやりとりは酷すぎる。
そしてまた、咳き込む二ノ宮氏も必要あるのか?
そしてなんか小松菜奈との電話のやりとりもイライラするわ。
ストーリーも同じ事をしつこく繰り返すだけ。
さらになんか悪趣味な映像。
「世にも奇妙な物語」の1ストーリーでいいんじゃないですかね。
ストーリー性
ゲームにハマったので、一体これをどうやって映画化するのかと言う興味本位だけで鑑賞。予告編でも思ったとは言え、まずはやはりあの空間をほぼ完璧なまでに現実で再現しただけでも感動。ある程度ループで作ったのか、それとも編集で上手く繋ぎ合わしているのかを、メイキングで公開してほしいと思います。
前半20分程度は、主人公が異変を探しつつ8番出口を求める描写に終始。各所をチェックしながら進む姿は、まさにゲームプレイ中の自分と同じで少々ニヤリとしてしまう。しかし、その後はまさかのオジサン視点のストーリーに切り替わると言う超展開、ネットでは尺稼ぎなどと揶揄されつつも、役者の演技力もあり個人的には悪くなかった。ゲームをやっていれば偽の出口と気付くので、子供の忠告を無視して突き抜けていった彼はその後どうなったのだろうか。
その後は再び主人公と子供視点に戻るが、この辺りで大体の人はこの子供が未来の息子である事に気づいていたのではないかと思う。物語の9割はこの地下道で展開されていくだけに、このようなストーリー性を持たせた事は単純に凄いと思う。
気になる点と言えば、明らかに異変があるのにすぐに引き返さないシーンがままある事。暗闇の中で気色悪い生き物が現れた際は、流石に目を細めてしまった。ゲームでもグロい描写はなかったので、果たしてこのシーンは必要だったのかと思ってしまう。
そして、クライマックスの津波のシーンにおいても、音が聞こえた時点でそれはもはや異変なのに、何故かすぐに引き返さず結局巻き込まれてしまったのも非常に不自然。ゲームであればここでゲームオーバーで最初からやり直しなのだから、その通りに行けば映画でも0番からではなくてはおかしいはず。これは釈然としなかった。
レイトショーながら眠くもならず、最後までそこまで飽きずに観る事も出来たけども、はっきり好き嫌いが二分されてしまうかと思う。もしテレビや配信なら途中で脱落してしまったかと思うので、映画館だからこそ最後まで観れたとも言える。
本編が宣伝を超えなかったかも、、
ゲームも原作もあえて知識を入れずに鑑賞。
正直な感想は星の通りです。
主人公・二宮和也の日常の悩み、葛藤とゲームの設定を重ねたのだと推察しました。
ニノと「おじさん」の演技はなかなか。ニノの平凡で気弱なイチ青年、小市民ぶりも好演だと思います。
人間の日常の悩み、葛藤がどこかに存在する異空間に繋がってしまい、そこで自身の内面と闘うという構成なのでしょう。
途中、5番出口あたりまで進み、その後が主に映画オリジナルの展開なのか?
わたし個人の感覚としては、異変、進捗具合をもう少しだけ明確にした方が、さらに面白くなり、多くの人の気持ちを引き込めたかな~と思いました。全てをハッキリ、明確にすると面白く無いワケですが、そのメモリの調節をほんの少し傾けたら、、って感じです。
以下、わたしが良くも悪くも気になった、または把握できなかった点です。
・喘息の設定は不要かも
・子供はニノの未来の?過去の?子供を表しているものか(過去の場合は亡くなった子なのか?)
・「おじさん」は現世に戻れたのか?子供が行くなと手を引っ張っていたけど
・子供を見放さなければクリア?見放したらアウト?すると「おじさん」はアウトだった?
・この空間から出られても、姿がゲームキャラのように残るのか?または死んだから?
・女子高生に見えない女子高生もゲームキャラなのか?実在はするのか?
・子供も同様。ゲームキャラなのか、実在はするのか?転んだ傷が顔に残っており、ゲームキャラではない感じもあるが?それにしては感情が出なさ過ぎ。胆力あり過ぎ。
上記のについてお解りの方、是非ご教示をお願いいたします。
ラストは主人公が、ほんの少しだけ自分なりに強くなり、一歩前に進み、見て見ぬふりはしないぞ!たぶんこれから連絡があるはずの、子供ができたって事にも覚悟を決めるぞ!という終わりで、希望があり良かったですね。ほっとしました。
ただ、厳しい事を言うと、昔の角川映画のように、映画本編が宣伝を超えなかったかな、、とも
思いました。
原作のゲーム性を上手く再現できていたと思う
ホラー要素は薄く僅かだかグロテスクで異形な鼠型の生命体が出てくるのを除けばどの層も問題なく見れる内容であった。
少し前に話題になったゲームが原作でありその舞台の再現はとても素晴らしかった。
特にループしているのを表現するのに多分ですが、一発撮りでループをしていたところを見るとわざわざあの通路を長距離作ったところは凄いと思えた。
しかし、原作にはストーリーのようなものはほぼ無いため、完全なオリジナルストーリーとなっておりその部分がノイズとなっている感は否めない。
この後の予定と直前の彼女との通話、現状に対する混乱があるにせよ主人公の試行回数に対して嘆くのは早すぎてそこをダイジェストのように失敗を繰り返すシーンを入れればより感情移入できたのでは無いかと…。
途中同行する少年がいるけどこの子が何故か前半喋らず異変があっても指差し等も行わない理由が作中の主人公とおじさんを困らせるためにしか感じれなかった。
もう少しおじさんを悪い人間として表現すれば子供が信用できなくてこのような結果になったと思えた
。
おじさんは基本的に子供に対して紳士的な対応を取り、取り乱してしまっても直ぐに子供目線にしゃがみ謝罪をするために本当にいい方であまりに可哀想な結末だった。
一度、子供の件があったとはいえ、異変があったら「すぐに」引き返すというのを守れていなく最後の洪水なんかは警報が出て濁流が来るまでわざわざ待機してたのは流石に酷すぎる。
最期に主人公の成長を見られたがあのシーンは最初の時間に戻りやり直しているのであれば直前の電話に矛盾が発生する。
セットの都合上とはいえ、もう少し異変の数を増やしたりしてほしかった。
金額相応には楽しめたと思う。
ゲームからの映画化。実験的な作品。
本作は、「異変」探しながら地下通路から脱出するゲームからの映画化です。
ストーリーよりも体験するゲームです。これを映画化するとはかなりのチャレンジです。
そこで、主人公に設定を与えます。
人生に迷った男が「8番出口」の世界に迷い込み、「8番出口」から脱出しようとする中で自分の人生、生き方に向き合うことで「8番出口」に向かう。それは「生き方の迷宮」からどのように抜け出すのかという話となっています。
主人公が遭遇する「異変」は、単なるランダムなバグではなく、彼の不安や迷いとも深く結びついていて、最大の問題である「父」となったことにどう向き合うかを突きつけてきます。
また、8番出口ゲームからの再現度が非常に高かったです。あの通路がここまで再現されるなんて。長回しのワンカット風の映像演出が、観客自身も「8番出口」の世界に迷い込んだ気分になります。
ホラー要素はありますが、別ジャンルです。
実験的な作風の映画なのでミニシアター系といったところです。
冒頭とエンディングで「ボレロ」が流れます。同じ旋律を繰り返す「ボレロ」は、同じ地下通路を繰り返す展開により効果を出しています。ラストの思わせぶりも良い効果でした。じわりと余韻にしたれます。
全373件中、261~280件目を表示






