8番出口のレビュー・感想・評価
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インディーズ並みの低予算 8番出口はゴールじゃなかった!
【結局8番出口は出口ではなく、もう一度やり直し】って事なのかな?8番出口を出て振り出しに戻って電車内の迷惑ごとにまた関わらない様駅に降りるとまた袋小路に戻るって事でしょうか?さすが東京メトロさん。①電車に乗ったら周りの人に関心をもつ事②異変を感じたら係員に申し出る事・・じゃないと地上に出られません。これは電車マナー撲滅キャンペーン映画ですね。インディーズの単館上映だったら文句なく★5つなんだけど、大手配給映画でこれかぁ・・もうちょっとお金掛けろよ~感想はニノ君、よく歩き喘息なのに空気悪いよねぇ~そして歯医者・エッシャーは頭にこびりつきます。
人生の隘路
原作再現はされてる
ホラー映画ではない
観終わった後も重要な気がする
ループする通路、抜け出せない恐怖。
無機質な空間と安定感ある役者さんの演技、ずっと続くような長回しの映像が素晴らしかったです。
IMAXで観たので喘息や赤ちゃんの声なども迫ってきました。
人によってはすっと一本通ったストーリーで観て、つまらなかったで終わってしまう作品かも知れません。
それはちょっと勿体無いように思います。
なぜ喘息?
男の子は?
あの異変は?
あの結末は?
観る人に委ねている部分が多く、何をどう感じたかは人によって違うかも。
色々思い返してみたり、観たという人と考察をすると「!そうきたか…」と思える事も多そうです。
怖いシーンもありますがホラー映画ではないと思います。多分。
ゲームをするか実況を見てからの鑑賞がより楽しめるかも。
で、8番出口は…?
異変があったら引き返し、異変がなかったらそのまま進むことで次へと進める謎の地下通路に迷い込んだ男の話。
電車の中で一悶着を横目にしつつ、別れ話しをしている彼女と通話しつつ地下鉄の通路を外に向かって歩いていたら、圏外になり通話が切れて、角を4回曲がると元の場所に戻る不思議な通路に迷い込み巻き起こっていく。
「ご案内」の表示に気づき、指示に従い進んでいくけれど、それは異変?それとも変化?なんて思っていたらえっ?そこでパートチェンジ!?と思ったらコスプレにしかみえないJKが登場…ってそれこそ異変じゃないですかw
それに子供に喋らせないのも無理矢理過ぎて異変じゃね?
釈然としないご都合主義が続きつつもなかなか良かったのだけれど、終盤に向かっての展開がどうも理屈っぽいし説教じみていて狙い過ぎでイマイチ。
それなりには面白かったけれど、結局2人目は尺稼ぎみたいなもんだし、なんだか色々と「そういうものだから」で済まされてしまった感じ。
予期せぬ!
圧倒的に物足りない!
あのゲーム「8番出口」を映画化する。
あの世界観、ビジュアルである、素材としては最高だが、シンプルゆえにどう料理するかにかかってくる。
そのどう料理するかに期待しワクワクさせる絶妙な企画でもある。
期待するのは「そうくるか!」「上手い!」といったところ。
しかし「そうくるか!」と思わすところはことごとく外しているし、「上手い!」と思えるのはラストぐらいだ。
おじさんはただ歩いているから不気味であってエピソードなんていらないし、見せ方のアイデアが足りていない。
素材のシンプルさを大事にしているのだろうが、映画ならではの派手な仕掛けも、素材を殺さない範囲で必要ではなかったか。
ネズミと水では足りていないし、もっと不気味がらせて欲しいし、もっと怖がらせて欲しかった。
映画祭で絶賛とは?
ゲーム「8番出口」経験者は勿論 未経験者も楽しめる
設定勝負
監督名で異変を感じて引き返せばよかった…
ゲーム版は実況動画を観ただけだが、この映画の感想について最初に結論を言うと、映画を観るよりゲームをプレイした方が絶対に面白いと思う。
このゲームの醍醐味は「ホラー+間違い探し」だと思うが、映画だと「間違い探し」要素は楽しめない。
映画の前半は期待が持てる作りだった。
冒頭、満員電車の中でイヤホンをつけ、スマホの動画に没頭して周りの世界を遮断する主人公の姿は、まるでいつもの自分。
こういう人は今どき珍しくないように感じ、最初は話に興味を惹かれた。
イヤホンから流れる音に聞き入っていたら、突然電話の着信音が鳴り出してドキッとし、気まずい相手からの電話をやり過ごす場面も身に覚えがありすぎてニヤリとした。
彼女との電話での会話から、主人公の置かれている立場が観客にわかる作りは上手い。
彼女から重い話をされ、困惑しながら駅の構内を歩いているうちに、いつのまにかゲームでお馴染みのループ世界に迷い込むのも、導入として見事。
主人公は派遣で働いているため、毎回職場が変わるから、今回降りた駅の構造に詳しくないのも当然で、そこら辺も細かいながらも上手い設定に感じた。
まあ、歩きながらスマホで通話するのはマナー違反だから、立ち止まって話せばいいのにとは思ったけど。
映画が始まってしばらくは、一人称視点で描かれるのもゲームを踏襲していて感心。
ループ世界に主人公が迷い込んでからは、最初は何をしたらいいかわからず行き当たりばったりに突き進んでみたり、初めて異変を見つけて引き返そうとしたらスマホ見て立ち止まっているおじさんにビックリしたり、ルールを把握してからは異変がないか毎回ポスターとおじさんを指差し確認したり、あと少しでゴールだったのに失敗してスタートに戻されて激しく悔しがったり。
ここら辺は、ゲームをプレイしていた人が実際に取りそうな行動と重なっていて、上手い作りに感じた。
映画が始まってしばらくは場面がワンカットで描かれるのも、ゲームでは当たり前だが、映画としては面白い試みに感じた。
ただ、ワンカットの長回しは中盤で突然終わり、そこからはカットの切り方が普通だったので、そこは少し残念。
このゲームは基本的に同じ作業の繰り返しなため、徐々にマンネリ化して単調に感じてくる。
故に長編映画には向かない題材に思えるが、そのためか映画版は中盤から映画オリジナルの要素が加わっていく。
このゲームはルールがシンプルでわかりやすいのが利点の一つだと思うのだが、映画オリジナル要素がこのルールを逸脱していて、ゲームの魅力を破壊しているように感じた。
中盤からは個人的にイライラすることが増えた。
音楽、演技、演出、脚本のどれもが肌に合わなくなっていった。
音楽が主張しすぎてイライラ。
「この場面ではこういう感情になりやがれ」と言わんばかりの音楽の使い方で、途中からウザく感じてきた。
役者の演技が過剰なのもイライラ。
たしかにスタート地点に戻された時に憤る気持ちは、プレイヤーなら誰しも共感するところではあると思うが、「目の前で恋人が殺されたの?」と思うほどの絶望演技はやりすぎ。
二宮和也の演技は『ラーゲリより愛を込めて』を思い出した。
途中で子供が出てくるが、子供が出てくるたびに思わせぶりな演技をしていてイライラ。
この子供が全く喋らないため、去年公開された『胸騒ぎ』(『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』)みたいに何か喋られない理由があるのかと思ったら、途中から特に理由もなく普通にペラペラ喋るようになり、「じゃあ今までなんで黙ってた?」と思ったが、喋るようになってからのこの子供の話し方がびっくりするほどのTHE子役演技で、それはそれでイライラした。
あと、子供の正体は発想が陳腐に感じた。
このゲームに慣れてきたプレイヤーは、異変を見つけたらすぐ引き返すようになるわけだが、この映画の登場人物たちは異変を見つけてもすぐに引き返さず、その場でモタモタしているため、そのせいで恐怖体験をすることになるのもイライラした。
後半は異変が主人公の人生とリンクしていくようになるが、パラレル的というか、超展開な感じになっていくのが個人的に好みではないためイライラした。
ラストの展開で「現実でも、異変を見つけたらすぐに引き返せ(=見て見ぬ振りをするな)」というメッセージを感じた。
「ゲームの内容をうまく使って、気の利いたことを言ってやったぜ」という、作り手のドヤ顔が目に浮かんだ。
最後は感動的だったが、物語の冒頭と全く同じシーンが再現されていたということは、別のループが始まったっということ?
だとしたら、煉獄が続くわけで、全然ハッピーエンドになっていないような気がする。
面白かった
特異な単一の状況設定で深層心理を具現化してみせた傑作
少しホラー要素のある脱出ゲーム的な設定をベースにしているが、
それらは素材としての役割が強く、
真の狙いは、陥った繰り返しの状況からなかなか抜け出せない、
迷える弱い存在としての人間の深層心理の
ドラマの表現に重点を置いて描かれていると感じた。
こうゆう設定におけるドラマは珍しいと思うし、
単一の状況設定で緊張感を持続させるための仕掛けとその現出タイミング、
視点の転換、現実と深層心理を交錯させた劇的な比喩表現はほんとうにすばらしい。
主役の二宮さんの表情には全編引きつけられ集中も途切れないが、
なにより余計な説明をせず、画で一瞬暗示して一歩を魅せるラストがかっこいい。
繰り返しながらも少しずつ変化していくラベルのボレロという音楽が
これほどストーリー、コンセプトに合致している映画はないのではと感じた。
なぜこの作品でIMAX?
楽しくあっという間でした!
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