8番出口のレビュー・感想・評価
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小松菜奈さん、出番少なすぎ!
まさか自分が二宮和也さんの主演映画を心待ちにする日が来るとは。
(長生きすると色々新鮮な驚きに遭遇する。
まあ二宮和也さんを観たかったのではなく、不条理スリラー系の映画がダイスキだから。
『キューブ』とか。
小松菜奈さんのファンだから、彼女の出演が救い。)
睡魔に襲われ気を失いかけた時、異様なクリーチャーが出てきて目が覚めた。
観客が飽きだすタイミングを知ったかのようなショック描写。
そう、コレくらいないと、オモシロクない話に興味は持続しない。
罪悪感の迷宮。
真面目な人間をくすぐる、謎の行方。
自分を救うのは血の流れ、なのかもしれない。
二宮和也さんをガマンして見ていたら、終盤、
なんだか谷原章介さんをコンパクトにした人に見えてきて、
谷原章介さんはスキなので自分の感覚が麻痺してきた。
歩く人(おじさん)
非常に面白い
2回目の方が楽しめた
先行上映で拝見して、終始どうゆうこと?どうなってる?と混乱して、自分も喘息持ちなので息苦しく(飲み物を持ってなかった)ゾワゾワしました。変わった映画だという印象。
1人で考察して、誰かと喋りたくなる。
そして、本日2度目(ちゃんと早めに行って飲み物を買った)。考察した上で、余裕を持って登場人物達の気持ちや背景を感じながら観れました。
そういうことかー!と納得しました。
おもしろかったです!
1度目も2度目も、ラスト、彼に拍手したくなりました
無限ループからの脱出
おじさんが良かった
もっといくらでも面白くできた話
ゲーム作品の映画化だそうだが、このゲームをプレイしたことはない。ノベライズ本とコミック化本も出ているが、未読である。このサイトでの評価が高かったので興味を持ったのだが、5.0 を付けている人の多くがこの1作のみのレビュアーで、組織的なヤラセを感じさせられた。映画の出来としては決して高くない。同じセットを使い回して撮られているので、コストは格安だったのではと思えたが、閉所恐怖症の人にはお勧めできない。
無限ループする地下道で、異変を見つけたら引き返し、異変がなければそのまま進むというルールに従えば地下から出られるという単純なルールで、ルールに従えば1つずつ出口を示す数字が増えるが、間違うと0に戻る。8番出口から出ればゲーム終了であるという。明らかに異変と言えるものもあれば、何が異変だったのか分からない場合もあった。突然見慣れない人物が登場したら異変だろうに、異変でないという場合もあって、イマイチ明確さに欠けている。そもそも、無限ループを抜けて出口が見えたら、それも異変ということになるのではないのか?
満員電車で大泣きする赤ん坊に腹を立てて怒鳴り散らす男がいたら、それを制止できる人がどれだけいるだろう?下手をしたら攻撃先が自分に向かってきてしまう場合があり、相手がナイフなどを隠し持っている場合も考えられる。自分の安全のためには見て見ぬ振りも仕方がないのかも知れない。しかし、これは社会の劣化に他ならない。赤ん坊は泣くのが仕事であり、親は発病などの異常事態がないかどうかを常に気にかける必要がある。まさに異変がないかどうかである。自分で赤ん坊を育てた経験があれば、そういうものだと経験済みなので、まあまあ、となだめることもできるだろうが、この手の激昂した未熟者を相手にするのは気が萎える。
別れを決めた相手から突然予想もしなかった事態を告げられ、すぐに返答できなかった主人公は、やはり未熟な若者の一人であり、人生の目的などを考える余裕もなく、毎日を手探りで送っている大多数の一人である。無限ループのような毎日というのは、多くの人が送っている毎日に他ならない。
恋人からの電話に即答できなかった主人公は、非常に冷酷なことを彼女に伝える場合も選択肢の一つにあったことを物語っている。生命の尊さを赤ん坊や胎児に感じるのが困難な者もいるようだが、ある程度成長した子供が生命の危機に見舞われれば、他人の子供であっても必死で救おうとするのがマトモな人間というものであろう。この無限ループは、主人公の人間としての成長を助けてくれるような存在で、「2001 年宇宙の旅」のモノリスのようにも思えて来る。
解せなかったのは、主人公が持っていたバッグを自ら放棄するところである。喘息薬など、自分の生存を補助してくれる品々を大切にしない理由が明白でなく、その後喘息発作が影を潜めたところは非常に違和感があった。ビックリするようなシーンがいくつかあるが、ホラーではない。むしろもっとホラーテイストにした方がのめり込めるのではないかと思った。コインロッカーや証明写真など、もっと活用できそうなものなのに、あまりにアッサリしていて肩透かしを食らった。
小澤征爾指揮のボストン響によるラヴェルのボレロが冒頭から流れて、エンディングにも使われているのは、壮大な繰り返しで全曲を構成しているという共通点が映画とマッチしたからだろう。その印象が強くて、映画オリジナルの音楽がやや霞んでしまったのは残念だった。CG の出来がイマイチだったのも気になった。終わりまで見てもカタルシスが得られないというのも脱力だった。カンヌに出品するほどの映画ではない。
(映像3+脚本3+役者3+音楽3+演出3)×4= 60 点。
期待しすぎたぁ〜
賛否が騒めきそうな問題作🦆
私達は常に人生の選択をしている
8版出口
観察力が試される作品
天才達の天才的な神作
行間を読み、映画を想像力の元楽しみたい方は引き返さないこと
映画の意図は制作側が示すべきで映画を享受したい方は引き返すこと
この映画は、つまるところこういうことです
普段はコメントは残さない主義なので初コメントになってしまうのは申し訳ない。ただ今作はどうしても書かなくてはならない気がしてしまったのた。
まず、とにかく素晴らしいに尽きる。
この作品を一言で表すのなら天才という言葉がピッタリだろう。
8番出口という題材、ストーリのない所への肉付け方、95分という時間、二宮和也のキャスティング。その他どれをとっても完璧だった。
中々お目にかかれない超長回しと、予想外の仕掛け。と思いきや、お馴染みの異変など短めの映画であるのにも関わらずかなり満足感が高い。
また、ホラーであまり好まない人もいるジャンプスケアは多少利用されていたが、何よりそのカードを切るタイミングがドンピシャで、どんなに予想して身構えてもフッと体の力がどうしても抜けてしまうその一瞬に繰り出されるそれはとても効果的だったと言える。
ただ、1点残念だとしたら、あまりにも天才が過ぎるが故に1部の観客を置き去りにしてしまう事だ。
95分という時間的制約と、そもそもが起こりえない超常現象をもとに天才たちが作品を作ってしまうとこうなる。あまり考えて作品を見ることが得意でない方々は脱落してしまうのだ。
元から海外の映画祭を狙っていたこともあり、セリフも少なく、シンプルな設定のゲームなのでそれに伴いとてもコンパクトに纏まった作品となっている。おかげで、想像力のない人及び脳の処理能力が遅めの人にはちょっときつい。
ループもので閉塞感というものが売りなので、とにかく考えて考えて負荷をかけてという点では成功しているのだが、あまりにも精巧に出来すぎてるので観客の思考力じゃ追いつけない。
その代表例が喘息の設定だろう。
精神的にストレスを与え続ける事だけでなく、身体的にも制限を付けてキャラにも観客にも更なるストレスにしたいという二宮さんの提案で、監督が道具を使ってヒットポイントが回復するのはゲームらしい考えだと大絶賛して入れられた所らしいが、完全に作り手の思考回路に観客が追いつけていない。
喘息はあの映画特有の息苦しさを誘発した根源でもある最高の設定であったのにも関わらず伝わらないのは悲しいところだ。
ということで、総括して★5
天才監督×天才脚本家×天才役者のトリオが手を組んだ結果とんでもない作品が生まれ、分かる人にはちゃんと伝わるが、分からない人には一生経っても分からないだろうという神作となった。
一度きりの種あかし
諸星大二郎先生
そこが始まりではない
もうひとひねり欲しい
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