8番出口のレビュー・感想・評価
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してなかった期待をギリ下回る
すごかった!けど…
原作ゲームはプレイ済み。小説等は未履修。
原作をしっかりと知っている人間は一度観てもいいと思う。良し悪しの意見は相当分かれるだろうがある程度は楽しめるだろう。
しかしこれを他人に勧められるかと言われたら胸を張って「勧められる!」とはなかなか言い難い、そう思った。
あの世界に足を踏み入れる際のワクワク感は確かなものだったし、間違い探しを共にやっている感覚も楽しかった。
「そうきたか!」と思う部分もあって飽きずに最後まで観ることができたし、俳優陣の演技も素晴らしかった。音響なども含めて全体的に嫌いではなかった。
けれど煮え切らない部分が多く、想像の余地が残されているといえば良いのだろうが少々残し過ぎでは?と思わずにはいられない。
さらには原作に手を加えられているシーンに対して(映像化する上で致し方ないとはいえ)少しやり過ぎなような、冷めた気持ちを覚えてしまうのも無理はないように思う。
個人的には鑑賞後「面白かった!けど…」「すごかった!けど…」となってしまい、手放しに高く評価できるものではなかった。
心の闇がみせる幻想なのか?
二宮くんだから成立
ゲームは未プレイ、知識なしで映画として拝見。
けっこう好きですわ、この作品。
ホラーという形を取った独特な作品で、かなり面白かった。
ボレロが効果的。
嚇かし音(ジャンプスケア)は安易に多用せずに、ここぞというところにのみ使用し、それが上手い。
地下通路がループする異空間に迷い込み、間違い(異変)探しを8回成功すれば、8番出口から出られるかもしれないという怪奇現象に囚われた、二宮君演じる主人公。
どこか『CUBE』『ザ・ホール』なんかを思い出す、"閉じ込められた密室空間からの脱出シチュエーション"のホラー寄りの「サスペンス」系。
パズルタイプの「脱出ゲーム」系なテイストも含んでいたが、映画化にあたっての本質は"精神世界もの"かなと。
喘息もち体力なし、派遣仕事で貧乏、彼女とは別れる話済みのところに妊娠したと電話が……
と追い詰められ、思考が過去にしか飛ばない逃避癖ある主人公が、どういう道を選ぶかの迷いが、そのまま異空間の異変に現れるという形に見えました。
こうやって文字にするとけっこう陳腐なんですけど、その主人公を存在感と演技力の伴う二宮くんが演じたことが功を奏していて、見事な心理ものという印象を受ける仕上がりに。
外見はいい男なのだけど、情け無い男を演じるとハマるんですよね、二宮くん。
覚悟
世にも奇妙な物語みたいな…
異変を見つけだせ
今日は8番出口を公開初日に観てきました♪
8番出口はゲーム実況はYouTubeで見てて内容を知った状態で映画館へ行きました!
そして映画のあらすじを話すと主人公(迷う男)が無機質な地下鉄通路ずっと歩いていても出口にたどり着けず何度も会う男に違和感を感じ同じ通路を何度も歩いていることに気がつきます。そして主人公は壁に掲示されていた「ご案内」を見つけます。そこには「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」「異変が見つからなかったら、引き返さないこと」なと様々なことがその掲示板にかかれていました。8番出口のルールを知った主人公は出口を求めて白い地下通路から脱出する。
あらすじ見るだけでもう面白いの確定じゃん!って思いました!
そして映画の感想を話すと8番出口がちゃんと再現されてておじさんまでしっかりと再現されて凄いと思いました!(初めおじさんCGかと思ったらちゃんと俳優の人でマジでびっくりしたw)
異変の内容をきちんと再現されてて赤い津波のシーンも再現されてて正直びっくりしました😅
そして僕のお気に入りのシーンは主人公が8番出口異変の恐怖に驚いてるシーンです!中でも一番の僕のお気に入りは急に地下鉄通路が暗くなり謎のネズミ達が主人公の前に現れるシーンですね!あのネズミすごく怖かった😱
ゲームの内容も全く知らなくても楽しめる映画なので気になってる人はぜひ映画館へ足を運んでみてください😊
一か八か…いや、0か8か
親になる恐怖…毎"出口"核心に迫る己との対峙!そして父になる8番出口
※観客が主体的に"異変を見つける"=間違い探しをするタイプの映画ではない!
…だから、原作のゲームファンにとっては好き嫌い分かれそうではあるけど、抑揚のない一本調子・単調なものから膨らませて、映画とはそういうもので感情移入や共感ができる媒体だから。おまけにジャンプスケアとグロ!
分かっちゃいたけど内向きで精神的なものを扱った、己と対峙するタイプの作品だった。毎"出口"試練があって、自分の恐れる・怯えるものの(『インセプション』の夢の階層を下るように?)核心・深層心理へ潜り込んでいく。そのテーマの出し方がうるさいというかクドいというか、解り易いを越えて前面に打ち出されているけど、それでもやっぱり最後はちゃんと胸をすくものがあった。その思いを観客一人ひとりがしっかりと持って帰れるし、持って帰ってほしいなと思った。自分も日頃から思っていることだから。
まさしく八の字ぐるぐる堂々巡り!現代社会のメタファーとしてのこの上なくわかりやすい。けど、出口ありすぎ地下通路に迷い込むのはあるあるで、そこに満員電車にすし詰めになって代わり映えのしない仕事の日々を送るサラリーマンの姿を象徴的に重ねる(というか見たまんま)。そして、生命を司る母なる海と『シャイニング』オマージュ!日夜理解を超えた残酷な事件が報じられたり、環境は目まぐるしく壊れたり、SNS・ネット社会には心無い書き込みや扇情的な文句が踊る温床となったり、そして僕らはそれを流し見ては有限な時間を浪費したり…、そんなこのイカれ狂った世の中で親になるということを、自ら選び取れるのか?
最初に浮かび上がる単語こそ主題だ!
The Lost Man(test)
The Walking Man(hell)
The Boy(he)
ゲームっぽさを演出するPOVによる冒頭に、長回し(白タイルパンのタイミングとかいくらでも繋げそうなので擬似もあるだろうけど)、そしてまさかの群像劇方式の採用(そりゃそれくらいしないと尺がもたない?)。何より単調な画が続きかねないワンシチュエーションな舞台設定(柱)でも画がペラペラじゃないから観ていられる、引き締める今村圭佑の撮影!
あと、ゲーム的な演出という意味では、HPに関わる喘息設定。だけど途中から身一つになって、それすら捨てるのは、もう中継(セーブ)ポイントも回復も無しってこと?水を早々に飲み切るのも。そんな"迷う男"が少年を見つけられないまま平然と進むことに違和感を覚えたけど、『名探偵コナン/ベイカー街の亡霊』ヒロキくん的お助けキャラかな(=つまり役目を終えたから退場)?B'z流れるかな?あと、階段上ってくる人たくさんいるのに寄らないで真ん中を下りていく。
【余談】
大ヒットゲーム原作に、ヒット作・話題作をプロデューサーとして手がけてきた川村元気(個人的には苦手)脚本監督作品✕ニノ主演✕小松菜奈という鳴り物入り・スタジオの威信をかけた戦略的コンテンツ&一大プロジェクトで、さぞ戦略的に世界的なプロモーションも為されているのだろう。実際、カンヌ国際映画祭でのミッドナイト・スクリーニング部門出品などの話題に前評判の高さがなければ、恐らく(いや、絶対に)観に行っていないだろう。
最近はそうやって如何に戦略的かつ魅力的に発信し、世界のマーケットを狙うか?…というのが日本映画界でも、かなり見られる考えになっている(日本マーケットは先細りだから?)。ゴジラでも鬼滅でも、それはやはり偏に『パラサイト』アカデミー賞受賞などの影響もあるだろう。例えば、ワンピースやヒロアカ筆頭にジャンプコンテンツはその辺りが上手い気がするが、一方で日本国内ではそれらを超えるくらい一大国民行事と化しているコナン映画は世界的認知が低いだろう。
いかにマスと映画ファンどちらも取り込めるか?どちらにも、あらゆる層に観てもらえる作品にするか・できるか?
超マイルドな「キューブ」
思いの外期待外れ
舐めていた!さすがは川村元気というべきか
原作となったゲームは一応クリアするまでやったことがある。とてもシンプルなゲームでそれなり面白かったが、これを実写映画にするなんてどうかしてると思っていた。実際観るかどうかは迷っていたし。でも、川村元気が監督と脚本と知って俄然興味が出てきた。どんな話にするんだろう?と。
あの通路に迷い込むまでは本当にゲーム画面を見ているかのようでちょっと面白い。先に進むか、引き返すかの選択が正しいかどうかは次の通路に差し掛かった時の掲示の数字で明らかになる。だから、結構進んだ段階で目にする「0」の文字にはなかなかショックを受けたことを思い出せられた。そうだったそうだった。
でも、それだけじゃなくてワンシチュエーションの不条理スリラーとしてうまく作ったなという印象だ。視点を変えてみたり、ちょっとした伏線がはられていたり。ゲームの要素をきちんと盛り込みながら、飽きさせない展開が待ち受ける。さらにそこに付加した物語性が意外といい。この手の不条理スリラーなんて訳がわからなくていい。何かが明らかにならなくてもいい。でも、なんか目が離せないってことが大事だ。なんとなく前向きな終わり方なのもよかった。
これ、結構ヒットするんじゃなかろうか。面白かったもの。川村元気という人のすごさを感じた。だから続編なんて考えないでほしい。ここからの続編はつまらなくなりそうだから。いや、でも川村元気なら驚くような続編を作ってくれるのか?
中学生くらいが観る映画かな
人生迷ってもこの映画を観る選択肢は迷わない
地下通路を抜け、地下鉄の8番出口から地上に出て『8番出口』を観に行きました。公開前から楽しみにしていた、予定どおりの行動です。
ゲームのことは知らなかったのですが、同僚に聞いてプレイしてみて、さらに文庫本も読んでから映画を鑑賞。世界観を存分に堪能できました。
二宮くん、河内さんの名演技も圧巻!
異変に気づけず迷う主人公に対して、思わず心の中で「志村!後ろ!後ろ!」と叫んでいました。
不思議な余韻が残り、出口を出た後もしばらく振り返りたくなる映画でした。帰りの地下鉄の通路では、すれ違う白いワイシャツのオジサン達が気になりすぎました。
原作ゲームを考えると上手く映画にできている作品
話を作るのが難しそうな原作ゲームを上手く映画にしていると感じる作品である。
ストーリー無しで突然通路に放り出された話にした場合は単調でもの凄くつまらない話になるような気がしてしまう。
少しどうかと思う設定もあったが、迷い込んだ不安感を伝える演出なのではないだろうか。
原作ゲームが好きな人にはおすすめしたい映画である。
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