「絶妙に痒いところに手が届かない作品」8番出口 Riku.comさんの映画レビュー(感想・評価)
絶妙に痒いところに手が届かない作品
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ゲームの8番出口、大好きです。
今回映画化と聞いて楽しみに鑑賞しに行きました。
あのストーリー皆無のゲームをよくここまでストーリーつけて映画化したなとは思います。
が、せっかくストーリーつけるなら色々納得できるものにして欲しかったなと。
・登場人物の数名はただのモブ→全員に何らかの関係があって、ここに迷い込んでしまったなどの関連性が欲しかった(せっかく最初の赤ちゃん泣いてるシーンがあるのだから、その列車に乗っていて素知らぬふりをして後悔した人たち、とか、現実世界で子供関係で何らかの憂鬱なことがあって帰りたくない気持ちがある人たち、とか。)
・結局あの子供はなんだったのか。主人公の子供ということまではわかるが、それならば主人公を助けにきた未来から来た?→主人公が8番出口の世界から出られなかった世界線の子供で、未来から主人公を助けに来た?(主人公の彼女の言葉から想像)
・主人公は死んだ?→途中で転んで薬を落としたまま進んでいる。それまで喘息がひどかったのにそれ以降その描写が全くなくなっている。
・おじさんは偽物の出口から出てどうなったのか。8番出口の世界に取り込まれた?だとしたら女子高生も同じこと??
8番出口の世界に「赤ちゃん」というストーリー系を盛り込むならそこを掘り下げても良かったと思うし、全体的にストーリーはちょっとおざなりかな。
8番出口に急に迷いこまされた理由が最初の電車のシーンなら、他の人たちは関係ないし…と考えると色々痒いところに手が届かない映画だったなという感想です。
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