「題材を利用しただけ」8番出口 木花咲耶さんの映画レビュー(感想・評価)
題材を利用しただけ
良いところ
ワンシチュエーションの単純なゲームを映画にしている
おじさんの笑顔
?なところ
脚本のためのキャラクター
監督のやりたいコンセプトのためにゲームを利用
演技、演出がクドい
結局のところ8番出口というゲームである理由がほとんどない。なんでもよかった、けど話題のゲームだから企画が通りやすいというだけかな。子供も赤ちゃんも単独で成立してて、ゲームのコンセプトに必要ない。
んなもんで、キャラクターの行動がいちいちわざとらしい。無音に耐えられないから呼吸音入れるためだけに喘息持ちにして、話を長引かせるためだけに子供を喋らせない。明らかに異変なのにいちいち立ち止まって危なくなるまで待ってる。ホラーにおいて、最善を取らないキャラクターに対しては何とも思わないが、毎度最悪な選択肢を選ぶのは作為的かつ安易で白ける。それが随所に現れててストレスかかる作品だった。
喘息持ちが吸入器投げ捨てるとかありえん。死ぬとかじゃなく死ねないままひたすら苦しいだけの時間が続くんで自暴自棄になったと言う表現にはならんのだよな。ほんとそこら辺も含めて登場人物が人の形した何かにしか見えなかった。
アニメ、声優好きとして敢えて言うけど、この作品の演出は全部が全部アニメみたいな演技で、結局のところ実写な演技とやらで表現できない作品。と言うか役者の問題か?やたらと呼吸音とか感情の音入れたり必要のないBGM。無音に耐えられない監督なんかね。
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