「日常の影に潜む、出口のない迷宮へようこそ」8番出口 ごまさんの映画レビュー(感想・評価)
日常の影に潜む、出口のない迷宮へようこそ
公開3カ月前から劇場に設置されていた“おじさんポップ”が気になり続け、
ついに足を運んできました。
実は予告編は避けていたのですが、映画以外の場所で見かけたパロディ作品や、
よく聞いているラジオ番組のリスナー投稿が背中を押してくれたのも大きな理由です。
鑑賞してまず感じたのは、「主観視点カメラの多用による没入感」。
ただしこれは裏を返せば、人によっては酔いやすいということでもあります。
私自身、途中で少しクラクラしたほどなので、
酔いやすい方は注意したほうが良いでしょう。
俳優・二宮さんの演技はやはり光っていました。
特別なキャラクターではなく、“普通の人”を演じると抜群に上手い。
その自然さが作品全体のリアリティを支え、観客を物語の世界に引き込んでくれます。
『8番出口』は、あまり見たことのないタイプの映画でありながら、
しっかりと面白さを備えています。
映画好きはもちろん、ちょっと変わった作品を観たいという人にも
強くおすすめできる一本です。
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