「密室の会話劇」8番出口 JustOneVictoryさんの映画レビュー(感想・評価)
密室の会話劇
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8番出口というゲームを題材にどのような話を作るのかが興味があった。
密室の会話劇ということになるのだが、会話劇にするには登場人物も少なく、作劇に苦労したことがうかがえる。厳しい制約の中で作品として成立させた監督や脚本家に敬意を表したい。
とはいえ制約が厳しすぎたきらいがあり、単調になってしまったように思う。それでも、主人公のささやかな成長をうまく描けたように思うし、主役の二宮氏の熱演が報われたように思う。
ネタバレになるが、生まれてくるはずの息子が登場が異変ではないというあたりから8番出口のルールがわからなくなってしまった。彼女が現れたことは異変であったにも関わらず、息子の登場が異変ではないというのはご都合主義と思う。もう少しうまく消化して欲しかった。
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