「シンプルな人気ゲームから映画を作ろうとした意気やヨシ」8番出口 K2さんの映画レビュー(感想・評価)
シンプルな人気ゲームから映画を作ろうとした意気やヨシ
だが、映画単体として見ると、正直凡庸な印象です
ゲームのコンセプト通り、何だか訳のわからない状況に突然放り込まれた人がどう行動するか、が映画のコンセプトということですね
元のゲームにストーリーがないのは明らか。つまり映画はゲームの舞台装置を使って、何を描きたいか?ということになる。ホラーなのか、スリラーなのか、あるいはヒューマンドラマなのか。観客はそこ(だけ)に興味津々、という必然
"有名な"おじさんにもストーリー"があり、主人公との対比になっている、という設定は良いと思いました
しかし、いかんせん主人公の境遇、キャラ設定が今ひとつ
魅力的なところが特に描かれるわけでもなく、人物像に意外なところも大きな変化もなく、悪い意味で二宮和也さんっぽい、どっちつかず感が強調され、最後まで感情移入できない
二宮和也さんがキチンと演じれば演じるほど、主人公は魅力的に見えない、という残念な構図です
小松菜奈さんの無駄遣い感も否めず、正直なぜこのキャスティング?の印象
この仕事をムチャブリされた監督の苦悩と苦労は想像に難くない。よく受けましたね。お疲れサマです
この映画が高く評価されるとしたら、その大部分は、元のゲームのアイデア・コンセプトの斬新さ、秀逸さが評価されたということでしょうねぇ
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