「蛇足とチープの権化」8番出口 怒りさんの映画レビュー(感想・評価)
蛇足とチープの権化
原作をやったことがあり、元来こういった不条理怪奇系は好きだったのでそれが映画化と聞き期待しながら観に行った。
結論としては原作の良さを全て無駄にしていたとしか思えない。
8番出口の良さはあの理由もなく急に知らない場所にスポーンしてわけも分からないままに不思議な空間を攻略する、いわばBackroom的な雰囲気にあるのであってそこにストーリー性は介在していなかった。故に映画本編で加えられた主人公の背景情報は蛇足でしかない。現代社会への風刺や子供への向き合い方を上手く落とし込んだと言う意見もあるがそれは8番出口でやる必要はないし、表現もメタファーもチープで中学生のなぐり書きノートのようだと感じた。ホラー表現も赤子の泣き声、畸形、津波と題材のセンシティブ性に付け込んだ二流三流のものばかり、それすらもジャンプスケアと使い回しで飽きさせるセンスのなさ。言葉を選ばず言うとクソつまんないし意識高い系の自己表現につきあわされただけ、これなら8番出口のゲームエンジンであるUE5についての解説を90分ながしたほうが面白かったよ
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