「流し見るには程良い出来」8番出口 うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)さんの映画レビュー(感想・評価)
流し見るには程良い出来
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何しろ元のゲームをやった事はない。動画でどんなゲームか知っている程度だ。
ゲーム自体への思い入れは全くないので映画としてどう活かすかに期待して観た。
あの異空間を作品のギミックとしてしっかり成立している。
そもそも人気ゲームから映画化は数多いがゲームをプレイしただけの映画を作っても不特定多数の観客の共感は得られない。
勿論、自分が出来ない事をやれる上手な人のプレイには感心する。で、それを観に来る人そんなに居る?って話になるから、この内容になったのだろう。上手いプレイだけなら、YouTubeででも動画配信するでしょう。
物語はしょっぱなから派遣労働で安定しない生活をしていそうな二宮和也演ずる主人公が登場する。
別れた彼女が妊娠してどうしよう?ってそれすら決められない事にイライラ。
喘息も相まって咳込むことを繰り返し、観ている観客を「こいつダメだ〜」と呆れさせる。
カメラワークで目に見える異変を見付けられないのにはモヤモヤ。
とは言え異変も新たなキャラクターが現れる為、こりゃ異変だろ?と思うのに、違うかったり異変だったりするのでちょい混乱させられたりする。
途中の異変はゲームの域を出ないが、歩いていたおじさんや子どもまで考えたり、喋ったりして継ぎ足しのドラマ部分を支えている。
時間も90分弱、終盤は疲れてきた主人公の無気力さや子ども頼みな展開など観ている方がやや緩んでしまい、主人公の決意が定まるまで引っ張ったのはちょっと厳しかったがその我慢の分、ラストを良くさせたので、★3としたい。
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