「鑑賞後のサプライズが秀逸」8番出口 tigerdrverさんの映画レビュー(感想・評価)
鑑賞後のサプライズが秀逸
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ラストシーンのカットまでは「やっぱりこのストーリーで映画にするには無理があったかな」「ちょっと駄作かな」と思っていたが・・・。最後、冒頭と同じ電車で「迷う男」が違う行動に・・・というシーンで終了したインパクトで、「あ、異変に気付いたんだよね・・」となり、そこから振り返って「人生のメタファー」というメッセージ性に気付いた次第。
やはり冒頭の電車のシーンでモヤモヤしたままだったが、やっぱり無関心はよくない。ただただ「歩く男」になってしまう。寄り添う気持ちがないと異変には気付けない。無関心でただ生きているだけの人生になっていないか?というメッセージか。
エンドロール時にそんなこんなを考えていたら劇場が明るくなったので、入場時に入ってきた出口から出ようとすると、劇場の係員が「お帰りは、前方の出口から出るようお願いします」と言って後ろの出口を封鎖。なんでやねん、と思いながらわざわざ前方から出て地下通路を歩いていると、そこには映画と同じ「0番出口」から始まる看板が掛かってるではないか!そして「1番出口」「2番出口」・・・と続き同じポスターまで貼ってある。7番まで行ったけど8番が無い。あれ、これもしかしてループして出れなくなるのかな、これ現実なんかなと錯覚し始めたら、コーナー曲がって暫く歩いたところに「8番出口」が。
「ふぃ~~」。これからは常に周りに関心を持って生きていこう、と思って劇場を出ました。
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