「いい落とし所で悪くない味だけど」8番出口 蒼色さんの映画レビュー(感想・評価)
いい落とし所で悪くない味だけど
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実況でよく見てたゲームの実写版
元よりホラーだろうと期待?して観に行ったけど当然、ホラー慣れしてる人からは足りないかもな感じ…だが表現幅は割に豊かなので退屈はしない
脚本も悪くなかった、ループする風景の中異常に気づけるかと言うところを日常に落としこんでてふむふむな出来、元々川村監督は前作の百花でも無限ループ描写をしてるからここの表現はいい感じ
実況でよくある「あー!見逃してるよ!」な感じもありつつ実写化としてかなりいい落とし所に持っていってるなと感じた
と言うか、おじさんの造形エグい、まさにゲームから出てきたのではという再現度…一番褒めるポイントはそこだなと
ただ、わかりやすく脚本を仕上げてる割にしっとりとした出来でちょっと説教臭さを感じるかなと、芸術性の高さを出してるんだけどどうしても絵はループしてるからやろうとしてる事が上手くハマった感じはなかった
そして子供だけ存在がよくわからなかった
あの二人の子供なんだろうけど…何処から出てきて何処に消えたんだろうかって感じ…
あと気になった洪水の描写、災害大国の日本で原作では赤い波が来る異物感だから感じなかったけど警報が伴いあそこまでディテールのある濁流の描写にする必要あったかな…そうなるとニノは何故生きてるにもなるし海の描写もそう言う事…?ってなる…てか海の描写出すのは反則に感じる個人感情
まぁ総じて悪くない作品かなって感じではあるが、ちょっと鼻につく違和感も確かにある作りだなと…乗れたのか乗れなかったのかちょっと分からない
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