「原作通りの部分とオリジナル要素が混ざった時、どう感じるか」8番出口 ああるさんの映画レビュー(感想・評価)
原作通りの部分とオリジナル要素が混ざった時、どう感じるか
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原作は、なんの前触れもなく通路に立っていて、疑心暗鬼になりながら脱出を図るシンプルなゲーム。そこにストーリーはおろか人物の詳細なんて描かれていない。
そういう意味で、これにストーリー加えるとどうなるのか期待と不安はあった。
結果的にすごく面白い!って言うわけでもなく、つまらないわけでもなく。
オムニバス形式のロードムービーのような、それでいて原作以上のホラー味があっていろいろ混ざっている作品な印象。
ループする閉鎖的で無機質な通路は、原作ならただの道に過ぎないのに、映画では自分自身を見つめ直す啓発的な存在に仕上がっている。
ある種"過去"に囚われた男2人が、それぞれ出口に進もうとする時に"今"を見るしか出来ないのか、"未来"を見ようとする描写が対比されているのは良い。
どちらも共通で子供と共にするが、子供に対する対応が異なっているのも対比として描かれていている。
ところで、迷う男の喘息持ちの設定が途中でどっかいった?
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